セピア色の世界　事の発端は些細なけんかだった。
　不意に袖があたり魏嬰が大切にしていた辛味の調味料をひっくり返してしまった。床に広がったその赤い粉は元々入っていた器のほとんどであったようで、一面が砂が撒かれたようになってしまった。
「わぁ、……お前にしては派手にやったな」
「すまぬ」
「別に腐るもんじゃないし、拾って食べれば大丈夫だ」
「いや魏嬰、新しいものを買おう」
　魏嬰に腹を壊されると困ると落ちたものを全て処分してしまった……そして怒られた。

　＊＊＊
　
「含光君がこんなにものを大切にしないやつだったとは知らなかった」
　怒った彼は縁側に座りながら、こちらを見ようともしてくれない。
「別に部屋の中だったしお前がいつも綺麗に掃除してくれているんだから汚くなんてないだろ。残念ながら俺もこの体の莫玄羽だって碌な生き方してないからお前より胃腸が弱いとかは、ない」

（哉虎）call on me（哉虎）Call on me
*原来fall里预定的一个paro创作，灵感是各种人鱼paro的杂糅
*包含大量虚构，没有任何真实的现实部分，年代也是完全架空，部分猎奇，食人，血腥，尸体桥段预警和少量g级警告，注意，有攻和路人关系描述，本质是个庸俗的爱情故事
*富家少爷直哉x天真人鱼虎

Summary：一条普通的人鱼爱上人类

——“我的樱花就在这里。”

“……不是说要一条最健康的人鱼吗？”
那个声音在台阶上响起。
水声微响，虎杖悠仁努力从地下室昏暗的水池里抬起头，睁开眼。
“很抱歉，禅院，”回答的人用着蹩脚的声音称呼对方，很像是小孩子学话，“这已经是那群婊子养的金贵东西里最健康的了。我知道你喜欢欣赏女性，但请见谅吧！”