おやすみのぎゅー「おやすみー」
「おやすみ」
僕のベッドの上で、ダイヤくんと僕(そしてみみ)は、一緒に寝転んで、就寝しようとした。
けど、ダイヤくんが、僕の胸に顔を埋めて、強く抱き締めてきた。
暗闇の中での無言の愛情表現に、僕はドキドキしつつも嬉しくなり、
ダイヤくんの頭を撫でて、ぎゅうっと抱きしめ返した。
「俺、ガキみたいで恥ずかしー…」
「恥ずかしがらなくていいよ。そんなダイヤくんも僕は大好きだから」
ダイヤくんの頭が、僕の胸の中で、スリスリといっそう深く埋めてきた。
甘えてくるダイヤくん、可愛いなぁ…。
「僕はどんなダイヤくんでも受け入れるよ」
そう言って、僕は愛おしい彼のことをさらにぎゅーっと抱きしめた。
「…ん、どんな俺でも…?」
ダイヤくんが妖しく笑ったような気がした。
僕はしまった、と思いつつも時すでに遅し。
今までのダイヤくんの言動や行為を振り返って、僕は思わず苦笑いしてしまう。
「……、限度はあるけどね」
僕の言葉に対して、ダイヤくんが小さく笑った。
僕の背に回っているダイヤくんの両腕に、いっそう力が込められた気がした。
ダイヤくんの温もりが、とても伝わってきて、
けれどそれはダイヤくんも同じなんだろうなぁ、と思い、僕は嬉しくなって、フフッ、と笑みをこぼした。