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    夏五だけ描くところ。
    いつだって感想を求めています。
    (リクエストとかもあればどうぞ!)
    https://odaibako.net/u/GG_725

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    夏五、転生ネタ。サンプルです。
    10/31仙鬼に表紙もつけてもう少し長く展示します。
    更に11/7くす感で最後まで本にして出します。
    小出しですみませんほんと……。
    前回のWEBオンリー展示作品と地続きの世界線ですが特に前回のものは読まなくても話は分かると思います。よろしくお願いします。

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    recommended works

    ya_rayshan

    PROGRESS萌芽のおまけ、その②
    娘たちが寝静まった後の夫婦の会話。
    多分今日中に今まで書いた小話を纏めて支部に上げられるはず………
    夜が深まり、月がとっくに中天を過ぎた頃。
     傑は上層部のゴリ押しで入れられた任務から帰ってきた。
     疲れ切った体で自室に向かえば、そこには天使の顔が三つ。どうやらうまく仲良くなれたらしい。
     寄り添って、穏やかな寝顔を晒す三人は可愛い。例え自分のベッドを占領していても。

     少し軽くなった体でそっと浴室に移動しながら、夕方届いたメールを思い出す。

    【美々子と菜々子にクソジジイが接触した。】
    【怪我はない。けど、怖い思いはさせちまった。】
    【ごめん。】

     簡素な文面から滲む後悔を汲み取れぬ傑ではない。
     あの五条悟が、不器用ながらもきちんと双子の少女の“親”になろうと藻掻いている様を知っていれば尚更に。

     熱いシャワーを被りながら、腹の底からじわじわと湧き出てくる怒りを懸命に呑み下す。

     金と権力で肥え太るばかりの老害が、懸命に生きようとする幼子と、若者の努力を踏み躙ろうとした。
     それも自身の無二の親友、最強の半身が、人であろうと足掻いた結果をだ。

     どうにも人間味の薄かった悟が、自分以外の、それも圧倒的な弱者に対して興味を持ち、あまつさえ庇護しようと行動する成長を、傑はいつ 2537

    たんごのあーる

    TRAININGTwitterに上げたの、プラス数行。五月のさわやかな風が吹き抜けるこの時期は、教室のなかでも過ごしやすい。夜蛾先生が教室に来るまでのいっとき、三人が手の大きさをひとしきり比べあった後、硝子がおもむろに手をとって、
    「夏油の生命線、短くね?」
    と呟いた。
    「硝子、手相を見られるの?」
    傑がそう聞くと、硝子が傑の手をとったまま、コレが感情線、コレが結婚線、コレが生命線、と、手のひらの線をなぞる。まじまじと悟が手のひらを見てから、自分の手を硝子につき出す。
    「俺は?ねぇ、俺のは?」
    「…五条のも短いね。『最強』が聞いて呆れるよ。」
    と言って笑った。悟と傑は顔を見合わせて、手を見比べる。
    「短いと、どーなんの?」
    「長いほうが、当然長生きが出来ると言われてるけど。ま、占いだからね。」
    「じゃ、長い方がいいんだ。ふーん。」
    そういうと、おもむろに黒の油性ペンの太い方のキャップを開けると、傑の手をとって手首まで届く太く長い生命線を引いた。
    「ちょっ!悟、何してるの。」
    「傑に死なれんの困るから、生命線延ばしといた。」
    あっけらかんと言う悟は、自分自身の生命線も、手首の方まで延ばして書く。
    「ほら、これで大丈夫。おそろい。」
    満足そう 787

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    TRAINING2/5ワンライ
    お題【玉手箱/アイロン/忖度】

    夏油が高専を去った後、夏油が持っていた写真を見る五条のお話です。ちょっと暗めです。
    瞳の先 傑がいなくなってすぐ、彼の部屋は高専の上層部によって手が入った。傑が使っていた呪具から、傑が使っていた教科書まで、彼が呪いを残せるもの全てが持ち出され、やがて呪術師の手によって祓われ焼かれた。それは突然のことだったので、俺は少し待ってくれ、俺にもその箱たちの中身を見せてくれとせがんだ。けれど彼らは友人だった、いや五条家の人間だった俺の気持ちを認めず、結局この手には何も残らなかった。傑がいた教室はいつの間にか席は二つになり、彼が三年間を過ごした寮の部屋は封印された。俺は最後に会った時、何も出来なかった自分が不甲斐なく思えた。けれど彼が生きているだろうことには、少しばかり安堵した。あんな大量殺人を犯した友人が生きていることを、だ。高専に潜り込んでいる五条家の間諜に調べさせたところによると、上は彼を殺そうとはせず、様子見をするようだった。もしかしたら、傑が何か企んだのかもしれない。呪詛師となった彼が仲間を得たら、高専といえどおいそれと手出しは出来ないだろうから。
    1916