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    オンライン交流会に展示予定の冒頭部分

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    薬は身の毒「ただいま藍湛。俺は弟子達と食ってきたがお前はちゃんと食べたか? 」
    「うん。後は湯に浸かるだけ」
    「そっか。じゃあお前が先に入ってくれ」
    「君の方が先に入った方が良いだろう」
    夜狩で汗もかいただろうからと髪の毛に絡まった木の葉を取ってやりながら勧める。
    「俺が先に入ったら湯を汲み直さなきゃいけなくなるしお前が出てくる前に寝ちゃうよ。待ってる間俺は酒でも飲んでる」
    「分かった」
    そう言うと藍忘機は湯を用意しはじめる。その様子を横目で眺めつつ魏無羨は天子笑を飲む。
    (よしよし。藍湛を先に入らせることに成功したぞ。後はあいつが入ってる時にこれを使うだけだ)
    彼は懐に入れているものを服の上からそっと抑えた。


    湯を汲み終えた藍忘機が服を脱ぎ湯船に浸かる。そこにそっと近付き懐に入れていた袋を逆さにし中身を藍忘機の上から降らせる。
    袋からは可愛らしい白い小花が入っており華やかな匂いを放っている。
    「やはりお前には花が似合う」
    魏無羨は昔自分の頭の中で思い描いた以上に花が浮いた湯船に浸かる藍忘機はかっこいいなと確認し上機嫌になった。
    「これは……茉莉花?……」
    「正解だ! 流石含光君」
    何故いきなり茉莉花を落とされたのか分からず不思議そうな顔をした藍忘機を見ながら魏無羨は伝える。
    「時期が少し過ぎていたけど丁度咲いていたのを見つけたから摘んできたんだ。あと夜狩の前に市場でこれもあったからこいつも湯船に入れれば最高なはずだ」
    そういって更に懐から小さな小瓶を取り出し数滴湯船に垂らすと更に華やかな香りが広がる。
    「茉莉花には精神を落ちつかせる効果があると聞いたんだ。お前最近疲れていただろう? 」
    藍忘機は湯船に浮いた白い花を掬って匂いを嗅ぐ。鼻から息を吸うと芳醇な香りが鼻腔に広がり胸の内には幸せが広がった。
    「私が疲れていると思い、わざわざ探してくれたのか? 」
    「いつもお前に色々してもらってるからな。たまには俺から贈り物をしたいと思ったんだよ。まあ、精油についてはお前の金で支払ったけどな」
    照れているのか顎を指でかきながら彼は告げる。
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