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    AKtyan5560

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    AKtyan5560

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    嬴政の元に届いた一つの菓子には柘榴が入っていた。贈り主が分かった嬴政はそれから毎日届く柘榴入の菓子を贈るハデスと、食べない嬴政の回避する攻防が始まる。

    神話の冥界の柘榴を食べ四季が出来た逸話からです

    ※ペルセポネの名前が出ますがハデ始です
    ※菓子に異物混入表現があります

    柘榴を喰み最愛に逢いに往く冥界にはこんな逸話がある。ハデスに無理矢理冥界に連れ去られたペルセポネが、空腹に耐えきれずに四粒の柘榴を食べ、一年の内四ヶ月を過ごさなければ成らなくなり、四季が出来たと言う。
    そんな冥界で大きな役割を果たす柘榴は、今日も紅い果実を生らし冥界に実っていたのだ。

    ハデスは自ら柘榴を一つ取ると、儒者に渡し菓子にする様に言った。その時自らの腕を切り流れた血を瓶に入れ渡すと、菓子に混入する様にと告げ執務に戻る。
    程なくして出来上がった菓子を、冥界から自らある者の所へと届けたのだ。深淵溺愛し、愛情を注ぎ執着する者の元へと。
    嬴政は執務が一段落し部下からの報告も終わり、自室で寛いでいると儒者が部屋へと尋ねて来る。何か異様な様子に、嬴政は尋ねた。
    「どうかしたか」
    「はっ、嬴政の友を名乗る者がこれを届けろと渡されまして…廃棄しようかと思ったのですが、届けないと成らない気がしまして……」
    「好!そうか。朕の元に置いて行くが良い!」
    嬴政は菓子を開けると、輝く様なジャムクッキーが入っておりとても美味なのだろうと、食べ様とした時に隣から顔を出したアルヴィトが言った一言に驚いた。
    「それ、冥界の柘榴入りよ。陰の気が溢れ出てるもの。食べたら戻れなくなるわよ」
    クッキーの贈り主が嬴政には理解出来、それを見つめ意味深な笑みを浮かべると決意した顔で叫ぶ様に言った。
    「好!これは防腐加工して宝物庫に入れる!」
    「えーー!!ちょっと!それで良いの!?」
    「朕自ら決めたのだ!覆す事は無い!!」
    そう言った嬴政は即座に部下を呼び出し、クッキーを防腐加工する様に言い付けると、きっと明日も来るだろう菓子に想いを馳せた。
    それから菓子は毎日届き、相変わらず嬴政は何も知らない顔をして冥界のハデスの城に顔を出した。菓子の事には触れずに毎日悪戯を仕掛け怒らせる日々を送る。
    菓子が届き一年が過ぎた頃に、美しく整えられた庭園の散歩に出ると地面に一つの柘榴が落ちていた。嬴政は笑みを浮かべると答えるように柘榴の実を一粒ずつ味わう様に食べ、計五粒口に含んだ。
    途端地面が破れ身体が下へ下へと落下する。
    落下する先には一つの気配があり馴染みのある嬴政が焦がれる者の気配だった。
    地面に落ちるかと思われたが、ふわりと身体が支えられる感覚がすると共にある者の腕の中に嬴政はいた。
    「やっと余の柘榴を食べたか」
    「好、柘榴の味は剰り良く無かったぞ」
    嬴政を両腕で抱き上げるハデスは、地面に降ろし抱きしめると愛の呪いを吐いていく。
    「お前の事が欲しくて堪らなく、余は嬴政が来るまで毎日、毎日が過ぎるのが遅く感じ嬴政が来る度に余は攫って城の奥底に仕舞おうとするのを耐えていたくらい焦がれていた」
    ハデスは嬴政とラグナロクで戦った時から惚れており、嬴政をどう自分のものにしようかと考えた先に、柘榴の菓子を渡し冥界に住む事に行き着いた。これはある意味ハデスの無言の告白であり、嬴政にしか分からない胸の内の伝え方であった。
    焦がれ続け嬴政と会う度に満たされた先から乾いてゆく自分の胸の奥に、早く自分の元に来て欲しい、永久にこの者は自分のものだと、誰にも渡さない見せないと執着は増して行き、遠の昔に嬴政の部屋は用意してあった程恋焦がれていたのだ。
    嬴政の為に仕立てた服、最高級の家具、何度も特別に作らせたサングラスや目隠しの布等、誰かが嬴政に与えた目隠しがが気に入らなく自分の用意した物で着飾りたい。同時に脱がせてその欲に溺れる顔を見たいと思っていた。そのドス黒く暗く湧き出る想いに蓋をするも等に耐えきれなくなる想いに、ハデスは最後の思いに嬴政が毎日散歩する道に柘榴を落とした。
    そして嬴政はその柘榴を五粒食べハデスの手に落ちて来たのだ。
    「嬴政、好きだ。余が愛する人間はこれから先もお前だけなのだからな」
    肩から顔を上げたハデスが笑みを浮かべそう語る。嬴政はそれに答え笑みを浮かべると口付けをした。
    「朕が生涯誓うのは其方だけよ」
    ハデスは嬴政を姫抱きすると、城へと入って行く。暗雲が立ち込める冥界に珍しく一筋の光が入り二人を照らしていた。
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    AKtyan5560

    DONEイノゼロifマシュ
    運命の番のワスとマシュとオタは出会うい愛を育み軈てオタとワスが告白し番になる約束をする。マシュを気に入らないモブが悪意を企てそれに怒りに満ちるオタとワスがモブを制裁し番になり、祝福され軈て子供が出来るまで

    ※マシュとオタとワスの子供出ます
    ※モブがマシュを襲おうとしますが未遂です
    ※イノ0や兄弟にマシュが抱かれる表現あります
    ※マシュが二人と番になれるオメガです
    ウインティーに誓う雲が優雅に泳ぐ青空を眺め街を歩く青年が一人マーケット通りを歩いていた。青年は人気店のゴブリンシュークリームの新作を並んで買うと、その場から離れ空を眺め食べ始める。平和な街の姿に平穏を謳歌する事に、城に居ては体験出来ない日常に満足し歩いていると、前から歩いて来た人に当たってしまう。視線を上げると顔を顰めるサングラスをした青年が、マッシュを訝しげに見ている。
    「おいテメェ何処見てんだ!」
    「すみません空見てました。あ、シュークリームついてる。すみません弁償します」
    青年は目の前のマッシュルームヘアーがそんなに悪い者には見えずに、溜息をひとつ付くとハンカチを出し服を軽く拭い呆れ声で答える。
    「はぁ……別に怪我したわけじゃねぇしもう良いわ」
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    AKtyan5560

    DONEイノ0マッシュがイーストンに潜入で入学す事になる。魔法不全者と隠し平和に暮らすマッシュは、毎週休日遊ぶオーターという相手がいた。身分を偽るマッシュはオーターに恋をし、オーターも恋をする。だがマッシュは生きる事を諦めており、色々あり全てがバレてオーターはマッシュを救う決意をする

    ※オーターの愛が重い
    ※イノ0マシュ
    ※イノ0マシュ愛され
    ※マシュ愛され多め
    胡蝶蘭が花開く「マッシュお前はイーストン校に潜入して来い」
    ある日父親から下された命令は、マッシュの運命を大きく揺るがす事になったのだ。魔法不全者なマッシュが、名門魔法学校イーストン校に入学する経緯は、ドミナがヴァルキスに入学が父親のシリルから下された時に、同時にイーストン校への監視も欲しかったとしてマッシュが抜擢された。幸いマッシュは任務が余り無く、神覚者に顔も知られて居ずに、何より鍛え抜かれ魔法不全者でも兄弟達を上回る力を示したマッシュが、魔法不全者だと知られずに通う事を条件に出されイーストン校へと行く事になった。
    その時にマッシュを愛する四人の兄弟達がマッシュを掴んで、抱きしめて離さず大変だったが自身で何とかし事なきを得地上へと、数年前に歳で降りていたレグロの元へと向かったのだ。
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    AKtyan5560

    DONE某殺人鬼の子孫のパロなんですが本編を知らなくても読めます。
    水木の家系には殺人鬼がいた。史上最悪の一人に数えられるその人物は水木を呪い人を殺せと囁く。村へ行く中で水木の中に湧き上がる殺人衝動が限界になり、ゲゲ郎へと話してしまう。ゲゲ郎はその殺人の真似事の行為を受け止めると言と水木に言った。
    ※水木の先祖に殺人鬼がいる
    ※水木に呪いがある
    ※水木が望んでない殺人衝があり
    ※父の首を水が絞める
    のろいあいむかしむかしある国で、四百人を殺した快楽殺人鬼がいた。その殺人鬼は二本の鎖を使い、長い鎖で吊し上げ動けなくし、もう一本の鎖で喉元をゆるりと絞めながら段々と強くしていき、最後には息が止まり死ぬ程の苦しみ藻掻く様を楽しんでいた。男は後の未来で映画にもなる程の最悪の殺人鬼の一人に数えられ、現代に語り継がれている。
    時は昭和三十一年血液銀行に勤める男がいた。
    男は兵隊上がりで祖国に帰ると国に絶望し、成り上がろうと野心を持ち今迄やって来た。そしてそれは彼の中に眠る"ある衝動"も強めて行った。
    世の中にはある能力を受け継いだ殺人鬼の子孫達が存在する。世間の人達は知らず、醜聞と言う組織に管理されたその子孫達にはある共通点があり、過去に名のある殺人鬼が居た事だ。
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