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    mayomayo_2100

    @mayomayo_2100

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    mayomayo_2100

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    よあけと零ちゃんの

    よあれい


    「……」
    列車が揺れる音。
    周りには自分と同じくらいの子供がいる。
    列車に灯りはない、暗闇の中でただ揺られ、どこに行くのかも定かではない。
    オレはこわくなかった。
    これが自分の使命だと、分かっていたからだろう。きっと。

    「…ねぇ」
    ただ車窓を眺めるオレに、話しかけたもの好きがいた。
    「…何?」
    その子はオレよりも小さくて、これから戦士になるには弱そうな女の子がいた。
    オレの声にビビってるみたいだ。肩をびくっと震わせた。
    「…あなたはなんでここにきたの」
    ただの子供だと思っていたけれど、もう自分というモノをわかっているんだと感じた。
    「…強くなりたいから」
    ぶっきらぼうに、そう言った。
    「わたしみたいに、捨てられてないんだね」

    沈黙。
    そーだな、と軽く突き返す。
    その途端、そいつは急に泣き出した。
    耳障りな声は出さず、そっと、涙がつたーっと流れていた。
    「あ、えっと、その」
    そんなつもりじゃなかった、と言いたかった。
    「…あ、ごめん…なさい」

    オレは、横にいることしか できなかった。





    「…そろそろのはずなんだけど…」
    椅子に座って、大人しく通信を待っていた。
    大丈夫だよね、とぼやきながら、時計にチラチラ止めをやる。そしてまたそわそわするの繰り返しでー

    「ー聞こえてるか」
    ザーザーとノイズが走る。
    けれど、声は鮮明に、たしかに聞こえた。
    「うん、今日の報告は?」
    トランシーバーの向こうの彼女が紙を取る音が聞こえた。話していいってこった。
    「今日も無事生還。右足と左腕と顔に擦り傷。」
    その辺の布でぐるぐる巻いた自身の体を見遣って、擦り傷とは言えないと思ったが、訂正するのがめんどくさい。無視。
    「じゃあ今、いつもの部屋にいるんだね。明日も頑張ー」
    「いや、お前の部屋の扉の前。」
    がちゃり。

    「………いつから」
    ゆっくりとこっちを見る。
    「まー最初からかなぁ」
    けらけら笑っていたら、彼女がオレの頬を掴んだ。  や、正確には、触れた?
    「帰るなら言ってくれないとご飯作れないんだけど」
    そういいながら、こっちを睨んでくる。
    怒ってるんだろうけど、手には強い力が入っておらず、いたいーやめてー、とも言えない。
    「わりぃわりぃ、あまりにもー」
    そこまで言いかけて、言葉が詰まる。
    彼女は未だ睨んだままだ。
    「…ッ……その…」
    「…こ、滑稽だったから入るに入れなくってよお!」
    ……また、やってしまった。
    そういうつもりではなかったんだよね!と察してくれるわけでもなく。
    「…そ…、…だよ…ね…うん……ごめん…」
    消え入るような声でそう呟いて、こちらに背を向けられる。
    「あーーー!?い、いやあの、違くて…ち、ちょっと、か、……か、かわいいなって、思ったり…しただけでさ…」
    しどろもどろに声を掛ける。
    「…分かってる………それはうそだよね…間に受けたりなんてしないよ……」



    「あ"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
    察して欲しいのはそこじゃねぇ!!!




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