一緒にお風呂に入りたいラギ監シリーズ07『ふふっ。そんなことがあったんですね。』
昼休み。いつもの木陰へやってくると、ユウくんが話している声が聞こえた。
楽しそうに話してるけど…一体誰と話しているのか。
『わぁ~!空からだと、そんなところまで見えるんですね!』
「……げっ!!」
ユウくんと話している…鳥をみて、オレは反射的に隠れてしまった。
というのも、オレはなぜか鳥類とは相性が悪い。
今、ユウくんと楽しく話しているのは、小さな鳥だけど。
多分、オレとは相性が悪い…と思う。
『私も空を飛んでみたいなぁ~。』
『君は魔法が使えるんじゃないのかい?』
『えっと…残念ながら…。』
ってかよく見りゃあいつ、雄じゃん。
なんか急に腹が立ってきた。今すぐユウくんの肩から飛び去って欲しい。
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