相談事ー放課後の教室
「今日の夕食は何かしら。ねぇ伏黒?」
「なんで俺に聞くんだよ。ここ最近、お前たちの食事の世話をしてんぞ。」
「だってめんどくさいじゃない、1人分って。なら3人分の方が効率良いでしょ?」
「だからって…おい、虎杖も何か言えよ。」
「……あ、わりぃ。なんだっけ?」
伏黒と釘崎が雑談していた時、自分は他のことで頭がいっぱいだった。
伏黒の問いかけで我に返る。
「どうしたんだ、最近。」
「授業中もぼけぇ〜っとアホ面よね。身が入ってないわ。」
「そんなことねぇーって。」
と笑ってみせるが、伏黒には勘づかれていた。
「なんかあったんだろ。」
「いや…まぁ…あったわ。」
伏黒にはすぐ気づかれてしまう。
こんなこと相談すんのもなと思いつつ、頭ん中でぐるぐる考えるのも解決しないまま。
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