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    gonbe103

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    gonbe103

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    途中で飽きた未完供養②
    人狼サネ×ロリぎゆ♀
    ロリぎゆ♀がモブに性的に食われてサネが激おこなだけ。
    途中ぶつ切り。

     森の奥に棲むと言われている伝説の生き物。人々はその存在を人狼と呼んだ。狼と人間の両方の姿になれると言われているその生き物は遥か昔からその存在を言い伝えられていた。
     満月の夜に人間の姿から狼に変化し銀の弾丸が弱点と言われている狼男やギリシャ神話に出てくるゼウスの怒りを買い狼の姿に変えられたリュカーオーン王も人狼伝説のうちだろう。
     吸血鬼やフランケンシュタインと並び称される三大怪物の一つ。伝説ばかりが一人歩きして誰もその姿を見た事が無いその生物がこの森に、今まで誰も足を踏み入れた事が無いと言われている深奥に棲みついていると聞いて俺はその伝説の生き物を生け捕った男、まさに生きる伝説となる為に単身この森に入り込んだ。
     見たところ何の変哲もない普通の森だ。見た事がない野鳥や貴重種と言われている野草が其処彼処に生い茂っている事以外はごく普通の森でしかない。
     本当にこんなところに人狼がいるのか?こんな森なら俺以外にも立ち入った事がある奴がいるんじゃないのか?そんな疑念を抱きながら俺は丸1週間も森を彷徨い続けた。
     行けども行けども人狼と出会う気配がないどころか狼一匹出てこない。やっぱりガセネタだったか。チクショウ、何の為に1週間もこんな森の中を彷徨い続けたんだ。
     伝説になるどころか一銭にもならない結果に俺は腸が煮え繰り返る思いだった。仲間には必ず人狼を捕まえて来てやると大見得を切っちまった。このままタダで帰るなんて俺のプライドが許さねえ。せめて何か代わりになる物でも持ち帰らないと気が済まない。
     俺は野鳥でも捕まえて帰るか、と辺りを見回したその時、森の奥でガサッと草を掻き分ける音を聞いた。
     音の大きさからして野うさぎやリスではない事は明白だった。鹿かそれとも熊かはたまた狼か。それほど大きな動物が動いた音だった。臆病な鹿が単独でこんな所をウロついているなんてあり得ない。熊もよほど腹をすかせていない限り人の気配を避ける。残る選択肢は狼だけだ。
     俺は猟銃に弾が入っているのを確認するとゆっくりと音を立てないように草を掻き分けながら音のした方に身を進める。
     やっと獲物とご対面出来るかもしれない期待に胸が高鳴って口角が自然と上がる。ゆっくり、一歩ずつ歩みを進めるとまたガサリと音が聞こえた。
     近い、すぐそばにいる。そう確信すると俺は身を屈めて身を隠しながら匍匐全身でゆっくりとだが確実に獲物との距離を詰めて行った。
     一進みするごとに獲物の気配が強くなる。そのまま更に体を進めると草の根の隙間から何者かの影が見えた。

     居たーー見つけたーー

     俺はゴクリと唾を飲むと猟銃を握っていない方の手で草の根を掻き分けて獲物を拝む事にした。
     一体どんな姿なんだ。伝説の人狼様は。虎やライオン位の巨軀なのか、それとも普通の狼と変わらぬ姿なのか。
     その獲物が他の動物やただの狼である可能性はすっかり俺の頭の中から抜け落ちていた。この1週間彷徨い続けた疲労といつまで経っても見つからない苛立ちですっかり思考回路が鈍ってしまった俺は目の前の獲物が探し求めた人狼であると姿を見る前から決めつけていた。
     だからその姿を見た時に浮かんだのは絶望ではなくて怒りだった。
     想像していた巨軀も野生の匂いを感じせる毛皮も伝説に相応しい姿も何も無かった。
     俺の目の前に姿を現したのは伝説の人狼ではなく、まだ子供としか言えない少女だった。
     いくら俺だって目の前の子供が人狼ではない事くらいすぐに分かった。その子供は呑気に野イチゴを摘んで手に持った籠にせっせとそれを放り込んでいた。
     肉食動物である狼が野イチゴなんて食う訳がない。こいつはただの人間の子供だ。何でこんな所に子供がいて1人で野イチゴなんて摘んでいるのかなんて考える余裕は無かった。
     人の期待を裏切りやがって。俺の苦労を水の泡にしやがって。
     この子供には何の罪もない。だが期待が外れてやるせなさを昇華出来ない俺は全ての苛立ちを目の前の子供にぶつける事しか出来なかった。
     お前のせいで俺はこんなに苦労したのに何も得る事が出来なかった。このまま手ぶらで帰れるか。責任を取れ。
     子供とはいえ女である事には変わらない。お高くとまっている貴族の中には小さな子供にしか食指が伸びない変わり者もいると言われている。そいつらにこの娘を売り払えばしばらくは遊んで暮らせる金が手に入る。こんな森で1人でウロウロしてるのだから行方が分からなくなっても野生動物に食われたと世間も思うだろう。
     ああ、だけどその前にちょっと味見をしておくか。最近は娼婦を買う金すら無くて溜まっているからな。
     俺はニヤリと笑うと不思議そうに首を傾げて俺を見上げている子供に腕を伸ばした。

     ほんの少しでも冷静な思考が残っていたらあんな愚かな選択をしなかっただろう。大人しく手ぶらで帰っていればこんな終わりを迎える事は無かっただろう。
     だが、どれだけ悔やんでも過ぎた時は戻す事が出来なかった。

    「たっ、助けてくれっ!」
     動かない足を必死に引き摺りながら俺は少しでも目の前の化物から距離を取ろうとする。
    「助けてくれだとォ?助けてくれって言ってるあいつに手を上げたのは誰だァ? 泣き叫ぶあいつを好き勝手に犯したのは誰だァアッ!?」
    「あっぎゃあぁぁあああっ!」
     関節を砕かれて血を流している右膝を思い切り踏みつけられて俺は喉が裂けんばかりに叫んだ。
     ギリッと踏み躙られた右膝が焼けるように痛い。膝だけでなくて付け根から骨を砕かれた両腕とダラりと地面に伸びている右足と同じく膝の関節を砕かれた左足も炎を押しつけられているかの痛くて熱い。

     何でこんな事になったのか。何で俺がこんな目に遭わなければならないのか。
     あの子供を思うがままに犯して気分が良かった。泣き喚く子供を殴りつけて黙らせて存分にその体を貪ってやっていた。人狼は見つけられなかったが子供のくせに中々良い体をしている小娘を望むままに陵辱して貴族に売り払っちまえば俺の苦労も報われる。そう思いながら子供の中に出してやろうとした瞬間、俺は突然横から飛びかかって来た何かに吹っ飛ばされていた。
     絶頂を迎える寸前だった俺は湧き上がって来るモノを止める事が出来ず、吹っ飛ばされて仰向けに転がったままビクビクと精を放った。ポトリポトリと地面に落ちるそれは本当なら小娘の中に出してやるはずだったのに。
     一体何が。ぶつかって来たモノの正体を確認しようと俺は身を起こし、凍りついた。
    「……っ!」
     顎が外れたかのように大きく口を開けたまま閉じる事が出来ない。瞬きを忘れる位に大きく目を開いて"そいつ"を凝視する。
     目の前にいたのは一匹の狼だった。だが、あきらかに通常の狼とは違うその姿に腰を抜かし慄いた。
     真っ白な毛皮に包まれた巨軀。人間の体なんて簡単に斬り裂けそうな獰猛な爪。グルルッと威嚇しながら剥き出しになっている凶悪な牙。俺を敵とみなし殺意が溢れ出ている藤色の瞳。
     通常の狼の二倍は優に超える大きさのそいつはザクッザクッと音を立てながら一歩ずつ俺に近付いてくる。
     食われる、殺される。直感でそう悟った俺はすぐさまその場から逃げ出そうとした。
    「ーーっ!」
     だが、俺が逃げるより先にその狼が俺に飛びかかり右膝にその凶悪な牙を突き立てた。
    「ぎゃっぁあぁあああっ!」
     肉が裂かれる音と関節が砕ける音が聞こえた瞬間、堪えようのない激痛が俺を襲った。痛いなんてそんなもんじゃない。喉が勝手に叫ぶ。一秒たりともジッとしていられなくてジタバタとその場をのたうち回る。
    「あぁああぁあっ!うっ、がぁあああぁあっ!」
     いっそ気を失いたいのに傷に対して出血は少なく失神する事すら出来ない。最小限の傷で最大の痛みを与えたのだ、目の前の化物は。
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