ボーナスステージまさか自慰であれほど絶頂してしまうとは思いもしなかった。何度も絶頂して失神もしてしまい一気にHPが減ってしまった。このダンジョンが10階でよかったと義勇は心底思った。あと4階。4階くらいならば230のHPが底尽きることは無いだろう。
(しかし、HPが倍減る催淫効果が1階からついているのは厄介すぎる。…宇髄が状態異常耐性を持っているように、催淫・媚薬とかに耐性をつけることはできないだろうか)
義勇は胸と股間をさらけ出しつつ、次の階へと踏み入れた。
7階はボーナスステージであった。
部屋の中心には宝箱。モンスターが隠れているのかと身構えながら開けるちとモンスターはおらず、紐のような物が入っていた。紐のような物を手に取ると、それには「状態異常回復」の力が込められていて超マイクロスリングショットであることがわかった。
「……状態異常が回復するならば」
義勇は着ていた服を脱いで全裸になる。よく見ると面積がある場所が三箇所あり、それを目安に身につけていく。乳頭と陰核を僅かに覆える程しか布面積は無く、背面に至っては紐しかなく尻の割れ目に沿って紐が食いこんでしまっている。
「催淫効果が解けた。これなら、あと3階、何度も失神さえしなければ大丈夫だろう」
次への扉も開き、義勇は歩みを進めた。
義勇は状態異常が回復して嬉しくなっていたから気がついていない。もしダンジョンをクリアすることになったら身につけている防具は持ち帰る判定となり、超マイクロスリングショットの格好で俗世に出る羽目になろうとは。
冒険者:冨岡義勇
7階:宝箱には状態異常回復の装備が入っていた。義勇は着替えると次への扉が開いて進んでいった。
HP:230