「明日から何日かそっちで仕事あんねん〜」
『泊まらせへんぞ』
「えっ」
『てかな俺今出張で東都やし、帰ったらクタクタでおまえ構っとる余裕ないわ』
「は!?東都!?はよ言えや!泊まるとこもう決めたん!?」
『いや日帰りやし』
「明日日曜やん!ウチ泊まっていき!」
『オオサカのオバチャンかおまえは…行きたないわ…』
「なんでや!?」
『左馬刻くんに気ぃ使うし』
「おまえ遊びに来い来い言うとんのに全然こーへんの左馬刻気にしとったんかい、大丈夫やってあいつ怖いん顔面と喋りだけやし」
『充分怖い要素やんけ。いや怖いっちゅーわけちゃうねんけどな…』
「それならええやん!盧笙やって顔の怖さは似たようなもんや……おーおかえり」
『そこ関係あらへんやろ』
「なぁなぁ来てや〜〜引越しの時も都合で顔合わせられへんかったからなぁ、左馬刻もおまえと話つけな言うとってん、なぁ?」
『話つけるってどういう事やねん、そんでおまえの本音は?』
「俺がおもろいと思った男が揃うなんて最高すぎてこの世の革命や!!!」
『ヨコハマの一角でしょーもない革命起こさんでええ!はーーーもうしゃあないな、ほんまに迷惑ちゃうんならお言葉に甘えよか』
「やったー!!ビール買い足してくるわ4ケースくらいでええ?」
『96本とかおかしいやろ加減せえ!シンヨコハマやんな、20時くらいになると思うわ』
「ほんじゃ車で迎え行くわ!気ぃつけてなー!……ちゅー事になった」
「すげぇな、なんでそんな早口ですぐツッコめんだよ」
「へへへ盧笙凄いやろ」
「スーパー行ってから駅でいいよな」
「おん、えっおまえが車出してくれんの?」
「問題あるかよ」
「いや…つまりおまえと盧笙の出会いが早くなるってことで…おもろ…」
「出会うだけでなんでおもしれぇんだよ」
「あの布団どこやった?」
「俺んとこのクローゼットだわ、この前ウサポリに使わせた」
「せやったせやった。あっあれやで左馬刻、盧笙も大概言葉遣い強めやから喧嘩せんとってな?」
「しねーわ、それにテメェで慣れてる」
「俺はマイルドな関西弁の方なんやけどな…?」
「ははっそうだったか?」
「やばい楽しみや、絶対盧笙最初背筋伸ばしとるから標準語で来るで」
「? つってもあの野郎と話が合う気はあんましねーな…センコーだろ」
「いやいやそれがな…あかんこれはまだ黙っとこ!よっしゃ準備出来た、行くでー!」
「おー」