abyss:Lament 第1幕 ハジマリノウタ0:【キャラクター紹介】
メイカー:主人公、男女不問。ご自由にどうぞ
メイカー:ゲームでいうプレイヤー
メイカー:(某ゲームでいうマスター、ドクター
メイカー:トレーナー、プロデューサー、
メイカー:審神者、指揮官的な解釈)
サンズ:ヒロイン、20代後半の女性、赤髪ロング
サンズ:凛とした感じの落ち着いたクール系ボイス
サンズ:劇中のラ~♪の所は哀しい感じで
サンズ:自由な解釈で歌ってください
カロン:10代後半~20代の少年、男女不問
カロン:幸薄そうな可愛い人懐っこい系少年ボイス
カロン:今回、出番が少ないので兼役でも可です
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0:【開幕】
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サンズ:アビスラメント
サンズ:第1幕 ハジマリノウタ
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サンズ:「ララ~ララララ~♪」
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メイカー:歌が聞こえた。女の子の歌声。
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サンズ:「ラララ~~ラララララ~♪」
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メイカー:どこか、哀しそうな声色だ
メイカー:いつの間にか導かれる様に
メイカー:歌のする方へと歩みを進めていた
メイカー:どれくらい歩いただろう、自分は
メイカー:彼女の歌声だけを頼りに歩き続けていた。
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サンズ:「ラ~ララ~ララララ~~♪」
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メイカー:どうやらこの歌声は自分以外には
メイカー:聞こえていないらしい。
メイカー:一体何故?一体誰が歌って居るのだろう
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メイカー:この世界は退廃していた
メイカー:度重なる戦争やパンデミックの末
メイカー:以前あった活気は無くなり
メイカー:人々は、世界は、疲弊していった
メイカー:倒壊した家屋、砂漠化した街 、紛争地域
メイカー:そんな環境でもまだ・・・
メイカー:未だ人々は争い続けていた
メイカー:長く、永く、続く戦乱。いつ集束するのか
メイカー:依然・・・終わりは見えないまま
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メイカー:「着いた・・・?ここだと思うんだけど」
メイカー:歌が聞こえる元へと辿り着いたそこには
メイカー:倒壊した寺・・・か?辺りを探索すると
メイカー:倒れて砂に埋もれた巨大な仏像・・・に
メイカー:あとは、墓石、地蔵菩薩を見つけた
メイカー:人が住んでいる気配は感じられなかった
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サンズ:「ラ~ラ~~♪♪」
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メイカー:「っ!!」
メイカー:歌声がして、はっと辺りを見渡すと
メイカー:仏像の頂上に、彼女はいた。
メイカー:真っ赤な長い髪をなびかせて
メイカー:凛と歌っていた
メイカー:「やっと、見つけた・・・」
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サンズ:「ラ~~・・・あっ」
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メイカー:彼女は自分と目が合うとにっこり笑い
メイカー:軽い身のこなしで頂上から降ってきた
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サンズ:「・・・待ってた。来てくれてありがとう」
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メイカー:「えっ?それってどういう・・・?
メイカー:ち、ちょっと??な、何・・・?」
メイカー:彼女はそれだけ告げると、強引に自分の
メイカー:手を引っ張り、自分は廃墟・・・いや
メイカー:遺跡・・・か?の中へ連れ込まれていく
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サンズ:「あたしはサンズ。あなたは、メイカー」
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メイカー:「サンズちゃんね、よ、よろしく?
メイカー:・・・って、はあ?メイカーって何!? ?
メイカー:自分には、ちゃんと名前があ・・・」
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サンズ:(自分には から被せて)「黙って」
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メイカー:訳が分からないままに奥へと
メイカー:ずんずん引っ張られて行く
メイカー:自分の質問には答えてくれそうにない
メイカー:しばらく歩くと地下へ続く入口に到着した
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サンズ:「少し暗いけど、足元。気をつけて」
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メイカー:「 え?・・・階段??」
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サンズ:「そう」
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メイカー:サンズと共に真っ暗な階段を降りていく
メイカー:すると、次第にちゃぷちゃぷと
メイカー:水が流れるような音が聞こえてくる
メイカー:暫く降りていくと、川の様な水路に着いた。
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サンズ:「・・・カロン、居る?」
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カロン:「はいはーい!此処に。
カロン:サンズちゃんお帰りなさーい!
カロン:外の様子は如何でしたか?変わりありました?
カロン:歌声久しぶりに聞きー・・・
カロン:いや、聞こえましたけどー
カロン:やっぱりサンズちゃんの歌は素敵ですねー」
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サンズ:「変わりはないわ。ありがとう。
サンズ:はい、これ・・・いつもの
サンズ:通貨チョコレート、二人分ね」
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カロン:「わあい!まいどーですっ」
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メイカー:カロンと呼ばれたその人は
メイカー:小舟の船頭らしい、櫂(かい)を漕いで
メイカー:近寄り、舟を乗り場に付けると
メイカー:人懐っこい笑みを浮かべながら
メイカー:お金の型をしたチョコレート?を
メイカー:2枚サンズから受け取った
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カロン:「・・・で、その人が噂になってる
カロン:例の新入り・・ですか?」
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サンズ:「そう。・・・みたいね
サンズ:カロン、閻魔御殿までお願いできる?」
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カロン:「ふっふー、お易い御用ですよっ!
カロン:ささ、御二方気をつけてお乗り下さい!」
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メイカー:「・・・え、自分も?」
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サンズ:「勿論。早く」
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メイカー:「わかった・・・よいしょっ、と」
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サンズ:「じゃあ、お願いするわね」
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メイカー:自分とサンズが舟に乗ると
メイカー:再びカロンが櫂(かい)を漕ぎ
メイカー:緩やかに船が動き出した
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カロン:「はーい、おまかせあれ!
カロン:では、カロン号しゅっぱつしまーす!」
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メイカー:「あ、あの・・・サンズちゃん?
メイカー:閻魔御殿とか言ってたけど・・・えっと
メイカー:ここって一体・・・何かな?
メイカー:あとメイカーとか・・・よく分からんし
メイカー:説明を・・・してくれないかな?」
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サンズ:「私の事は、サンズでいい。
サンズ:そうね。ここは奈落、またはアビス
サンズ:と呼ばれる地下シェルターよ
サンズ:降りてきたあの階段
サンズ:あれは黄泉比良坂(よもつひらさか)
サンズ:今進んでいる水路が三途の川
サンズ:漕いでいる船頭はカロン
サンズ:・・・通称、地獄の渡し守」
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メイカー:・・・・・・へ?自分、もしかして
メイカー:・・・・・・・・死んでる??
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サンズ:「あなたは選ばれし人。
サンズ:メイカーはあなたのコードネーム
サンズ:私のこのサンズも、カロンもそう
サンズ:コードネームよ。この奈落も
サンズ:黄泉比良坂も三途の川も通称なの」
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メイカー:「なるほど・・・」
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サンズ:「あと死んでなんていないから安心して」
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メイカー:「そっ、かぁ~ !あーびっくりしたー
メイカー:・・・ってエスパーー!?」
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サンズ:「フッ・・・顔に出てたわよ?
サンズ:今から行くのがエンマがいる閻魔御殿」
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メイカー:「え?マジか・・・ってえ、閻魔ああ?!」
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サンズ:「詳しい話はエンマから聞かされると思う」
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メイカー:「え。・・・えっ?・・・わかった。」
メイカー:どう想像しても閻魔大王を連想してしまう
メイカー:緊張する・・・恐い人じゃないといいけど
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サンズ:「そう緊張しなくて大丈夫よ 」
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メイカー:「えっ」
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サンズ:「・・・あ」
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メイカー:「ん?」
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カロン:「着きましたー!閻魔御殿です」
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メイカー:「ここが・・・」
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サンズ:「じゃあ、メイカー降りて」
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メイカー:「え。うん?」
メイカー:御殿と言うだけあって、いかにもすぎる
メイカー:閻魔大王の顔の門があるし何?恐いな!
メイカー:しかし迫力がありすぎだろコレー!!?
メイカー:えっ何ここ・・・すげぇ・・・
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サンズ:「行ってらっしゃい」
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メイカー:「え??サンズは?行かないの?」
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サンズ:「私は、これからイザナミ姫に会いにいくから」
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メイカー:「そ、そうなんだぁ・・・」
メイカー:い、イザナミ姫・・・???伊邪那美?
メイカー:イザナミノミコト・・・?
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サンズ:「じゃあまた後で会いましょう」
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カロン:「次は伊邪那美御殿ですねしゅっぱーつ!」
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メイカー:「えっ?ちょっ!・・・あー・・・・・・」
メイカー:い、行ってしまった・・・ええ・・・??
メイカー:行くしかないのか・・・自分一人で・・・
メイカー:自分は恐る恐る門をくぐり
メイカー:先へと進んでいくのであった・・・
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サンズ:【 ……To be continued 】
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メイカー:「次回予告!
メイカー:歌声に導かれるようにして
メイカー:辿り着いたそこでサンズとカロンに
メイカー:出会った自分は訳が分からないまま
メイカー:次にエンマと面会する事になった。
メイカー:果たしてエンマとは一体どんな人物なのか
メイカー:そして自分は一体どうなるのか・・・
メイカー:次回!アビ」
カロン:(次回に被せ)「ま、なるようになるんじゃないですか?」
メイカー:「えっ!?」
サンズ:「そうね、なるようになるわよ。きっとね」
メイカー:「へっ!??」
カロン:「果たして次回、僕の出番はあるのか否か・・・」
メイカー:「ちょっと・・・ねぇー」
サンズ:「今回少なかったわね」
メイカー:「あのーぅ・・・」
カロン:「そうなんですよぉ!ちょっと作者あ!?」
メイカー:「お、おーい!!」
カロン:「ん?どうかなされました?」
メイカー:「あの、さ?自分のセリフを・・・」
サンズ:(被せて)「2人ともメタ発言はよろしくないわよ」
メイカー:「あー・・・ごめん」
カロン:「あはは、ごめんなさい?」
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サンズ:「・・・次回、エンマトイザナミ」
メイカー:「あっ」
サンズ:「次回も、よろしくね」
メイカー:「えっ」
カロン:「よっろしくぅー!ばいばーい?」
メイカー:「あっ、次回もよろしくお願
0:(被せるように終劇)
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0:つづく