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    みゃーたの落書き帳

    @miyaatayuri

    ただひたすら推しとうちのこをかく
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    POIPOI 772

    これは奈落の底で光を見つける物語。

    #アビスラメント
    abyssrament

    abyss:Lament 第1幕 ハジマリノウタ0:【キャラクター紹介】
    メイカー:主人公、男女不問。ご自由にどうぞ
    メイカー:ゲームでいうプレイヤー
    メイカー:(某ゲームでいうマスター、ドクター
    メイカー:トレーナー、プロデューサー、
    メイカー:審神者、指揮官的な解釈)
    サンズ:ヒロイン、20代後半の女性、赤髪ロング
    サンズ:凛とした感じの落ち着いたクール系ボイス
    サンズ:劇中のラ~♪の所は哀しい感じで
    サンズ:自由な解釈で歌ってください
    カロン:10代後半~20代の少年、男女不問
    カロン:幸薄そうな可愛い人懐っこい系少年ボイス
    カロン:今回、出番が少ないので兼役でも可です


    0:
    0:【開幕】
    0:

    サンズ:アビスラメント
    サンズ:第1幕 ハジマリノウタ


    0:
    サンズ:「ララ~ララララ~♪」

    メイカー:歌が聞こえた。女の子の歌声。

    サンズ:「ラララ~~ラララララ~♪」

    メイカー:どこか、哀しそうな声色だ
    メイカー:いつの間にか導かれる様に
    メイカー:歌のする方へと歩みを進めていた
    メイカー:どれくらい歩いただろう、自分は
    メイカー:彼女の歌声だけを頼りに歩き続けていた。

    サンズ:「ラ~ララ~ララララ~~♪」


    メイカー:どうやらこの歌声は自分以外には
    メイカー:聞こえていないらしい。
    メイカー:一体何故?一体誰が歌って居るのだろう

    0:

    メイカー:この世界は退廃していた
    メイカー:度重なる戦争やパンデミックの末
    メイカー:以前あった活気は無くなり
    メイカー:人々は、世界は、疲弊していった
    メイカー:倒壊した家屋、砂漠化した街 、紛争地域
    メイカー:そんな環境でもまだ・・・
    メイカー:未だ人々は争い続けていた
    メイカー:長く、永く、続く戦乱。いつ集束するのか
    メイカー:依然・・・終わりは見えないまま


    0:

    メイカー:「着いた・・・?ここだと思うんだけど」
    メイカー:歌が聞こえる元へと辿り着いたそこには
    メイカー:倒壊した寺・・・か?辺りを探索すると
    メイカー:倒れて砂に埋もれた巨大な仏像・・・に
    メイカー:あとは、墓石、地蔵菩薩を見つけた
    メイカー:人が住んでいる気配は感じられなかった


    サンズ:「ラ~ラ~~♪♪」

    メイカー:「っ!!」
    メイカー:歌声がして、はっと辺りを見渡すと
    メイカー:仏像の頂上に、彼女はいた。
    メイカー:真っ赤な長い髪をなびかせて
    メイカー:凛と歌っていた
    メイカー:「やっと、見つけた・・・」

    サンズ:「ラ~~・・・あっ」

    メイカー:彼女は自分と目が合うとにっこり笑い
    メイカー:軽い身のこなしで頂上から降ってきた

    サンズ:「・・・待ってた。来てくれてありがとう」

    メイカー:「えっ?それってどういう・・・?
    メイカー:ち、ちょっと??な、何・・・?」
    メイカー:彼女はそれだけ告げると、強引に自分の
    メイカー:手を引っ張り、自分は廃墟・・・いや
    メイカー:遺跡・・・か?の中へ連れ込まれていく

    サンズ:「あたしはサンズ。あなたは、メイカー」

    メイカー:「サンズちゃんね、よ、よろしく?
    メイカー:・・・って、はあ?メイカーって何!? ?
    メイカー:自分には、ちゃんと名前があ・・・」

    サンズ:(自分には から被せて)「黙って」

    メイカー:訳が分からないままに奥へと
    メイカー:ずんずん引っ張られて行く
    メイカー:自分の質問には答えてくれそうにない
    メイカー:しばらく歩くと地下へ続く入口に到着した

    サンズ:「少し暗いけど、足元。気をつけて」

    メイカー:「 え?・・・階段??」

    サンズ:「そう」

    メイカー:サンズと共に真っ暗な階段を降りていく
    メイカー:すると、次第にちゃぷちゃぷと
    メイカー:水が流れるような音が聞こえてくる
    メイカー:暫く降りていくと、川の様な水路に着いた。

    サンズ:「・・・カロン、居る?」

    カロン:「はいはーい!此処に。
    カロン:サンズちゃんお帰りなさーい!
    カロン:外の様子は如何でしたか?変わりありました?
    カロン:歌声久しぶりに聞きー・・・
    カロン:いや、聞こえましたけどー
    カロン:やっぱりサンズちゃんの歌は素敵ですねー」

    サンズ:「変わりはないわ。ありがとう。
    サンズ:はい、これ・・・いつもの
    サンズ:通貨チョコレート、二人分ね」

    カロン:「わあい!まいどーですっ」

    メイカー:カロンと呼ばれたその人は
    メイカー:小舟の船頭らしい、櫂(かい)を漕いで
    メイカー:近寄り、舟を乗り場に付けると
    メイカー:人懐っこい笑みを浮かべながら
    メイカー:お金の型をしたチョコレート?を
    メイカー:2枚サンズから受け取った

    カロン:「・・・で、その人が噂になってる
    カロン:例の新入り・・ですか?」

    サンズ:「そう。・・・みたいね
    サンズ:カロン、閻魔御殿までお願いできる?」

    カロン:「ふっふー、お易い御用ですよっ!
    カロン:ささ、御二方気をつけてお乗り下さい!」

    メイカー:「・・・え、自分も?」

    サンズ:「勿論。早く」

    メイカー:「わかった・・・よいしょっ、と」

    サンズ:「じゃあ、お願いするわね」

    メイカー:自分とサンズが舟に乗ると
    メイカー:再びカロンが櫂(かい)を漕ぎ
    メイカー:緩やかに船が動き出した

    カロン:「はーい、おまかせあれ!
    カロン:では、カロン号しゅっぱつしまーす!」

    0:
    0:

    メイカー:「あ、あの・・・サンズちゃん?
    メイカー:閻魔御殿とか言ってたけど・・・えっと
    メイカー:ここって一体・・・何かな?
    メイカー:あとメイカーとか・・・よく分からんし
    メイカー:説明を・・・してくれないかな?」

    サンズ:「私の事は、サンズでいい。
    サンズ:そうね。ここは奈落、またはアビス
    サンズ:と呼ばれる地下シェルターよ
    サンズ:降りてきたあの階段
    サンズ:あれは黄泉比良坂(よもつひらさか)
    サンズ:今進んでいる水路が三途の川
    サンズ:漕いでいる船頭はカロン
    サンズ:・・・通称、地獄の渡し守」


    メイカー:・・・・・・へ?自分、もしかして
    メイカー:・・・・・・・・死んでる??

    サンズ:「あなたは選ばれし人。
    サンズ:メイカーはあなたのコードネーム
    サンズ:私のこのサンズも、カロンもそう
    サンズ:コードネームよ。この奈落も
    サンズ:黄泉比良坂も三途の川も通称なの」

    メイカー:「なるほど・・・」

    サンズ:「あと死んでなんていないから安心して」

    メイカー:「そっ、かぁ~ !あーびっくりしたー
    メイカー:・・・ってエスパーー!?」

    サンズ:「フッ・・・顔に出てたわよ?
    サンズ:今から行くのがエンマがいる閻魔御殿」

    メイカー:「え?マジか・・・ってえ、閻魔ああ?!」

    サンズ:「詳しい話はエンマから聞かされると思う」

    メイカー:「え。・・・えっ?・・・わかった。」
    メイカー:どう想像しても閻魔大王を連想してしまう
    メイカー:緊張する・・・恐い人じゃないといいけど

    サンズ:「そう緊張しなくて大丈夫よ 」

    メイカー:「えっ」

    サンズ:「・・・あ」

    メイカー:「ん?」

    カロン:「着きましたー!閻魔御殿です」

    メイカー:「ここが・・・」

    サンズ:「じゃあ、メイカー降りて」

    メイカー:「え。うん?」
    メイカー:御殿と言うだけあって、いかにもすぎる
    メイカー:閻魔大王の顔の門があるし何?恐いな!
    メイカー:しかし迫力がありすぎだろコレー!!?
    メイカー:えっ何ここ・・・すげぇ・・・

    サンズ:「行ってらっしゃい」

    メイカー:「え??サンズは?行かないの?」

    サンズ:「私は、これからイザナミ姫に会いにいくから」

    メイカー:「そ、そうなんだぁ・・・」
    メイカー:い、イザナミ姫・・・???伊邪那美?
    メイカー:イザナミノミコト・・・?

    サンズ:「じゃあまた後で会いましょう」

    カロン:「次は伊邪那美御殿ですねしゅっぱーつ!」


    メイカー:「えっ?ちょっ!・・・あー・・・・・・」
    メイカー:い、行ってしまった・・・ええ・・・??
    メイカー:行くしかないのか・・・自分一人で・・・
    メイカー:自分は恐る恐る門をくぐり
    メイカー:先へと進んでいくのであった・・・



    サンズ:【 ……To be continued 】





    0:
    0:
    メイカー:「次回予告!
    メイカー:歌声に導かれるようにして
    メイカー:辿り着いたそこでサンズとカロンに
    メイカー:出会った自分は訳が分からないまま
    メイカー:次にエンマと面会する事になった。
    メイカー:果たしてエンマとは一体どんな人物なのか
    メイカー:そして自分は一体どうなるのか・・・
    メイカー:次回!アビ」
    カロン:(次回に被せ)「ま、なるようになるんじゃないですか?」
    メイカー:「えっ!?」
    サンズ:「そうね、なるようになるわよ。きっとね」
    メイカー:「へっ!??」
    カロン:「果たして次回、僕の出番はあるのか否か・・・」
    メイカー:「ちょっと・・・ねぇー」
    サンズ:「今回少なかったわね」
    メイカー:「あのーぅ・・・」
    カロン:「そうなんですよぉ!ちょっと作者あ!?」
    メイカー:「お、おーい!!」
    カロン:「ん?どうかなされました?」
    メイカー:「あの、さ?自分のセリフを・・・」
    サンズ:(被せて)「2人ともメタ発言はよろしくないわよ」
    メイカー:「あー・・・ごめん」
    カロン:「あはは、ごめんなさい?」

    0:(間)

    サンズ:「・・・次回、エンマトイザナミ」
    メイカー:「あっ」
    サンズ:「次回も、よろしくね」
    メイカー:「えっ」
    カロン:「よっろしくぅー!ばいばーい?」
    メイカー:「あっ、次回もよろしくお願
    0:(被せるように終劇)


    0:つづく


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