禁書司書の憂鬱な日常舞台:
現代ファンタジー。主人公は古い洋館に一人で住む女子高生。
洋館は亡くなった祖父のもの。父はいるが研究者でほぼ留守。母は既に他界。近くに父の妹(叔母)が住んでいて、そちらが日常の生活を助けてくれている。
洋館には祖父が残した多くの書籍が広い書室に置いてある。
設定:
主人公の女子高生は文字を目で追うとそれが理解可能な言語となって脳内に流れるという特殊な能力がある。イメージ的に、脳内に直接副音声が流れる感じ。
それもあり本が好き。今は祖父が残した膨大な書籍を読みあさっている。
だがその中には禁書と呼ばれるモノも含まれていた。
ある日彼女が新たな本を手にし、タイトルを読んだだけで勝手に本が開き、文字を見てもいないのに声が頭に流れ込み、本から異形の手が伸びて彼女の左目に触れた。痛みに呻く彼女の前に現れたのは、刀を構えた同い年くらいの少年だった。
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