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    ていぎ

    @teigibmb そこそこ元気

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    ていぎ

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    M2オンリー!!
    諸事情で何もないです!すみません!
    当日もし何か出せるようならこの記事にイベントと同じパスワードで公開予定です。

    ##ルーク
    ##M2

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    recommended works

    ぱんつ二次元

    DONEED後時空で秋の夜長にパンケーキをやくアーロンのはなし(後)。アロルクだけどチェズレイの圧がつよい。全年齢です。モクチェズ匂わせをふくみます。文字数がたりなかったので、前後にわけました。前は一個前です。ため息交じりにリビングに戻って、べりべりとガムテープを剥がす。かっちりと分厚い段ボールの中、ぎっしりと野菜と果物が詰まっていた。潰れないように緩衝材で包まれた丸っこい赤いのは多分例のぬいぐるみだろう、脇に寄せられた分厚い封筒は何かの資料か――『ボスへ』と書かれているからには、あのクソ詐欺師からルークへ宛てたものだろう。『他の奴が開けたら殺す』みたいな禍々しいオーラがうっすら見えるような気がしたので、それはスルーすることにして、問題は。
    「…………………」
     野菜果物のド真ん中、一番に見つけてくれと主張するみたいにドンと配置された、小麦粉砂糖豆乳卵のセット。手書き添付の『ぜったいに失敗しないパンケーキのつくりかた(分かりやすい解説イラスト付き)』。パッケージには小馬鹿にしたような『支援物資』の四文字が踊る。
    「…………マジでどっから見てやがるあのクソ詐欺師……!!!」
     やっぱり明日交番に通報しておこう。捕まるとは到底思えないけれど――いやそもそもあいつが警察じゃねぇか何お気軽にストーキングされてんだあいつは。
    「あーーーーーーークソが!!!」
     今の一連の諸々で一気に眠気が覚めてしまっ 5393

    hbnho210

    SPUR MEルクアロ版ワンドロワンライ様よりお題をお借りしました。ヒロルク。そしてルークとアーロンが再会するもっとずっとまえ、まだ少年のルークと少年のアーロンの話。です。捏造アリ。
    お題:「意気地なし」「雪景色」11/27 雪をみるの、はじめてなの?
     埃のようにふわふわとしたものが空から降ってくる様子をいつまでも眺めていたら、不思議そうにそう訊かれた。ほんものを見るのははじめてだけれど、これが雪だということは知っていた。空から降ってくる真っ白なもの。さわると冷たい。何故、知っているのか。何かの本で見たことがあるのだろうか、それとも誰かが教えてくれたのか。誰が? 記憶を探ってみても、そこには地面にぽっかりと空いたように闇い穴しかなくて、何も見えない。その中に手をのばしてみても、手は虚空を彷徨うばかりで、何も掴むことは出来なかった。

     ルークは大人たちの目を盗んでドアを開け、外へ出た。振返って誰も気がついていないことを確かめると、そのまま、施設の門を出た。うっすらと雪のつもった地面を踏むと、蹠にしんしんとしみわたる冷たさに、魂までも凍ってしまう思いがした。空へむかって手をのばしてみたけれど、手のひらで受けとめた雪はすぐに溶けてしまう。ルークは空を見上げた。雪は、空のずっとむこう、銀鼠色の彼方から降ってくる。ルークの額に、頬に、睫毛に、雪はどんどん降ってくる。冷たい。冷たくて、そしてとても美しいと、ルークは思った。そして、この、真っ白で美しいものを、自分は知っている。雪のようで、雪ではない、でも、それが何であるのかは解らない。ルークは雪を、好きだと思った。この眼前にひろがる雪景色の見事さに胸がいっぱいになって、
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