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    あんとろ

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    あんとろ

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    魏嬰が毒きのこに犯されちゃう話

    pixiv「きのこは食べちゃだめ」番外編
    魔道祖師オンライン交流会6
    白兎お32022/7/2展示

    #忘羨
    WangXian
    #交流会6
    exchangeSession6

    キノコの気持ち 俺様はキノコ!毒キノコ!人間の孔が大好物だ!
     ふふっ。俺様はなんて幸運なんだろう!
     この日、俺はこの世のものとは思えない素晴らしい孔、宿主に出逢った。よく使い込まれているのか、そいつの尻は大変柔らかく居心地が良い。あまりに居心地がいいので、感謝を込めて内壁を撫でまわしてやると、媚肉が蠢いて歓迎してくれた。これはいい反応だ。なんて感度のいい孔なんだ!俺は感動して胞子を飛ばした。
    「ああっ!なんか入ってきた!おくにしみてっ、ひあっ……あ、だめっ。なんか、あぁ、ゾクゾクしちゃ……っ!」
     俺の胞子は催淫効果のある液体で、体内に撒かれると射精中枢が大いに反応し精巣を刺激する。染み渡れば忽ち俺の虜になっちまう。俺はすっかりぐずぐずにふやけた媚肉を刺激して、沢山擦ってやった。どうやら俺を手助けしてくれる奴がいるようで、俺が動かなくともそつは勝手に粋った。
    「あっ…あっ…、イイ!っ…!?ッ…ダメ…!アッ…ちがっ!…ダメっ!」
     ああ、そうだ、いい声だ。早速俺の贈り物を気に入ってくれたようで、一層収縮が激しくなってきた。俺は嬉しくなって、もっと刺激できるようにと体を伸ばした。
    「なんか、出て…く…うあっ、だめっ、またおっきくなったぁ!?」
     俺は先端から手を伸ばして、奥を擽り、手前を押してと、様々な刺激を与えた。すると面白いほどに蠢き俺を締め付けてくる。おまけに愛液まで出してくれて体の滑りがイイ。俺は動きのいい媚肉に興奮した。そして嬉しいことに、なんとこの体、既に開発済みのようで、中から前立腺を刺激すると、出るわ出るわ、鈴口から沢山の白濁を漏らした。そうと分かれば話は早い。俺は、細い触手を孔の外に伸ばして竿に絡まり刺激した。道中垂れた白濁を舐め取りながら進み、この先に期待する。ああ、美味そうだ。俺は竿の先からごぷごぷと絶え間なく溢れ出る白濁にゴクリと無い喉を鳴らした。
    「やめっ!?」
     そいつは俺が何をしようとするのか分かった様子で、藻掻いて逃げようとするが、無意味な事だ。本体は既に奥まで入って抜けはしない。軽く奥を小突いて前立腺のしこりをツンツンしてやれば何の事はない。媚肉をぎうゅっと締め付けてビクリビクリと身体を跳ねさせれば、くったりと崩れる。いい子だ。俺は大人しくなったそいつの竿を優しく撫でてやった。
    「んあっ」
     では改めまして。いった、だっき、まーす!
    「あーっ!!う゛ぁっ!?っ…っ…んっ…アっ!!」
     美味い美味い!コイツはなんて美味いんだ!
     奴の悲鳴を聴きながら俺はごくごくと白濁とした蜜を飲み干していった。
     出なくなれば奥を突いてやればいい。それでも出なければ胞子を撒き散らして射精を促した。俺は知っている。コイツはこの程度ではくたばらない。もっと刺激すればもっと濃厚で芳醇な蜜を出せる筈。尚も抵抗をみせる姿が堪らなく刺激的だ。そうだもっと抗え。すればするほど、より毒がまわり俺が動きやすくなる。ほらほらもっと腰を振れ。俺を締め付けろ。毒が浸透して、美味い蜜が出来る。
     俺は酔いしれた。こんな一等品にありつけたことに有頂天になっていた。
     なっ!なんだ!?身体が痺れる!一体何が!?急に思うように手指が動かせなくなって俺は焦った。宿主の様子を窺えば、苦しそうにしている。呼吸が上手く出来ずに酸欠になっているようだった。
     何をしているんだ!呼吸器は犯してないぞ!そう思って探れば、なんと口から別の奴を受け入れてるではないか!いやいやいやいや。嘘だろ!?おいっお前は雄じゃなかったのか。まさかそんな別の奴のをっ。くそっさっきの奴か!?なんて余計な事を!くっ。マズイっ。奴の精液がまわってきて、うぐっ!
     この俺が、毒キノコの俺様が、人間に犯されるなどっ!あって、たまる、かーっ!!
     俺はありったけの力でもって暴れた。中を掻き乱し、奥の奥まで入ってその中で暴れた。すると、すぽっと口から抜けて、してやったりと思ったのも束の間。
    「うぐっ!」
     奴に口を固定されてしまったようで、陽物を外させようとして刺激しても、どうしても外れなかった。この手コキヤローが!散々俺をコイツに突っ込ん愉しんでいたくせにっ!!俺は怒りが治まらなかった。こんな、ちょっと人より強い奴に!って強過ぎだろう奴の精子!糞!クソクソクソッ!こんなところで!折角、折角、人間の孔に寄生出来たのにっ!
    「魏嬰受け止めて」
     ばかっ!やめッ!アアーーッ!!!!
     勢いよく流れ込んで来るのはこれまでにない濃いそして澄んだ精の陽気だった。そうか、コイツはいつもコレに犯されてたのか。どうりで甘い…。
    「魏嬰、キノコは死んだ」
    「ホント?あぁ…よかっ…た」

     俺は毒キノコ。きっと、こんなに高純度の陰陽混じり合った精気を食べたキノコは、後にも先にも俺だけに違いない。俺はその味を知ったとき、天にも昇る思いで幸福を味うことができた。そうか、これが人間の言う幸せ。最後に宿主と奴を見て、俺は昇天していった。

    魏無羨に寄生した毒キノコ
    享年 一才一時辰半

    — 完 ー  
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