ヒュフェ ノートルダムドパリ パロ「ヒュー…ベルト…」
「はぁ…拷問されている貴殿を見るのは心が痛みました」「何を…」
「いくら手酷くしても同じだぞ。おまえたちに喋ることは何もない。
「くくく…そのようですな」
「フッ、宮内卿直々嬲り殺しにでも来たのか」「いいえ」
「ここから出して差し上げようかと思いまして」
は…?私は敵将なのだぞ。増してやおまえは私を忌み嫌っていたはずだ…!」
「好いております」
「え…」
「好いております。フェルディナント殿」
・・・・・
「フェルディナントが帝国軍に捕らえられた!?」
「本当なんですか、シャミアさん」「ああ。もうその部隊はアイツを連れ引き上げたようだが…。
あれは帝国宮内卿お抱えの魔道工兵団だった。間違いない」
「奴は元帝国貴族の人間だろう。利用されて我々の不利になる情報を喋ることも有り得る…ので、発見した折に口封じで纏めて殺してしまおうかとも思ったんだが」
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