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    ニモノマンのポイピクちゃんです

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    DONE曲馬団の鯉月。
    でも鯉月は喋りません。サーカスを見にきたお年頃の少女視点です。
    初めて私の街にも曲馬団がやってきた。

    ぐるり見回せば観客席は満員御礼、立見の客もいると言う。それもそのはずだ、この曲馬団は結成されたばかりであるにも関わらず雑誌に紹介文が載るなど非常に勢いがある今一番人気の曲馬団なのだ。

    周りの人々の熱気と眼下に広がる小道具の数々に、そわついた心を宥めながら私は席に腰を下ろす。
    すると袖から洋装に身を包んだ男が現れた。この曲馬団の座長だ。観客の期待を煽るように声を上げて、人好きのしそうな笑みで恭しく腰を折る。見慣れぬシルクハットの下から出てきたのは坊主頭と不思議な形に整えられた髭で、洋装との不釣り合いさにドッと笑いが起こった。


    それからはもうめくるめく熱狂と興奮の連続で、息も付けないほど。馬を巧みに操り手綱から両手を離したまま銃で的を仕留める男、背丈の倍はある大きな熊をまるで飼い犬かのように扱い自転車にまで乗せてみる猛獣使いの少女、可憐な衣装を纏い艶やかに舞う少女(?)団、不死身を名乗る男の剣をお手玉のように扱う場面には私を含めた観客達が息を飲むのが空気の振動で伝わってきた。そうして次の演目は。
    1998

    suzumi_cuke

    MEMO20220422 大団円後のモブ視点鯉月if話のプロットです(プロットではないです)。時代考証とか何も考えてません。追記:さすがに佐官は盛りすぎました。
    金塊争奪戦後の鯉月ifサッポロビール工場や五稜郭の戦いはロシア人ゲリラたちの鎮圧のため、列車内の惨劇はヒグマと土方歳三率いる脱獄囚によるものということになった。部下を多数失ったことや権利書を横領しようとした件は行方をくらませた中尉に全ての罪をひっかぶせて、残った部下を守るために少尉は奔走する。親が軍高官であることや、中尉に騙されていたむしろ被害者であること、顔に大怪我を負ってまで戦い抜いたことが評価され、少尉の罪は不問になる。
    だが中尉の腹心の部下で下士官だった軍曹は罪を免れることは出来ず、また本人もそれは望まなかったため、免官となり再び陸軍監獄へ入ることになった。

    何年かが経ち、そんな争奪戦のことも知らない若い兵士が新たに師団へやってきて、進級して大尉になっていた鯉登元少尉の下につく。休暇ともなると、鯉登閣下は誰にも何も言わずに外出しているので、ある時どこへ言っているのか尋ねると「想い人に会いに行っている」のだという。それからも時々休み明けに気力充実している鯉登閣下の顔を見ては、「あ、想い人に会ってきたのだな…」と部下は微笑ましく思っていた。いつも閣下が会いに行くばかりで、一緒に外出やご旅行などもされた様子が無いし、もしやその想い人とはどこぞで囲われている芸者か遊女であるまいか、と心配にもなったが、何より鯉登本人が嬉しそうなのである。「囚われの姫のようですね」と言うと、鯉登閣下はキョトンとした顔になってから大笑いして、姫か、それはいい、あいつはどんな顔をするだろうなと目を細めた。
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