幽霊▽と▲の▲▽ネタ霊が出るって言われてる地下鉄があって、クダリはそこに現れる幽霊、昔ここであった事故で的な。昼間でも普通に出てこれてみんな気づかないんだけど、ある日声をかけてきた人がいてそれがノボリ。
最初はクダリも見える人がいると思わなかったから無視してたんだけど、あまりにも声かけてくるからちょっと返事したら「何です、喋れるじゃありませんか」って言われてビックリ。
それからしょっちゅう会うようになってお喋りとかするようになって僕達着てる服似てるねとかよくこんなに会いに来れるねとか話をしていくうちにクダリがノボリに恋しちゃう。
でも自分は死んだ幽霊だからって言い聞かせて、それでも恋心はだんだん大きくなって、ある日ノボリに「もうここには来ないで、話しかけないで」って言う。
しばらくノボリは来なくなって、これで良かったんだって言い聞かせるんだけどクダリは悲しくて夜にホームで膝抱えて泣いてたらノボリがやってくる「何で…何でいるの…」「…このまま貴方がいなくなってしまう気がしたので」
なんか喧嘩っぽく話してたけどクダリのほうから「キミの事が好きになっちゃったの!」って言ってもうボロボロに泣いちゃって。それをノボリが抱きしめて私もずっと好きでしたとか言っちゃって。
んでふと線路に落ちてる指輪かなんか見つけて、それがクダリが大切な人からもらった大事なやつだったってとこまで思い出して、そしたらふわっと体透けていって、あぁ成仏するんだなって。
クダリは強がって成仏して生まれ変わったら次は沢山ポケモンバトルして近くの遊園地で遊んでって話すんだけど、抱きしめてるノボリの腕が震えてるのに気づいちゃって、クダリももう会えなくなるのが悲しくてポロポロ涙出てきちゃって。
「僕…ちゃんと生きてる時にノボリに会いたかったな」って言ってノボリの腕の中でふわっと光の玉になって成仏しちゃう。
んで、実はノボリも同じ日の事故で死んでた幽霊で、クダリが見つけた指輪はノボリから贈られたもの。ノボリは死んでからもずっとクダリの事を探してた。地下鉄にでる幽霊はノボリことで、クダリが成仏して良かったですって思って自分も静かに成仏する。
ここはギアステーション。
ある日悲しい事故でサブウェイマスターの二人が亡くなりました。
自分だけが幽霊だと思って色々忘れちゃったクダリと、二人とも幽霊って知ってて全部覚えてたノボリの、霊と霊の物語。見ていた人も知ってる人も誰もいない。
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