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    ふぃず

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    引きこもりあーくす える

    DOODLE書きたいところだけ。大学生バイトのタルタリヤと、バーテンのディルックと、客として来た鍾離せんせ、という不思議な現パロ?気が向いたら続くかもしれない。昼でも夜でも人が行き来する繁華街であろうと人通りの少ない道というものは必ず存在していて、そう言った道には大抵表立って堂々と商売できないような、例えば風俗店とか、例えば顔にバッテンのついた人達絡みだとか、例えば人に言えない趣向を共有する場だとか、そういった建物が並ぶのが常である。
    しかしこの店に関して言えば、先程例に挙げたもののどれにも該当しないばかりか、いたって健全な普通の飲食店であり、もう少し細かく説明するのであれば、食事も取れるバーという言い方になるのだろうか。
    現代の吟遊詩人と呼ばれる天才的ハープ奏者が店主を務めるこの店では、一見さんお断りでもないのに常に見知った顔ばかりが集まる。
    店主の趣味で密かにやっている店であるが故に知名度はあまり高くないのも理由の一つではあるだろうが、どちらかと言えばこの店のある通りに問題がある気がする。
    そんな店でバイトとして雇われの身であるタルタリヤは、ようやく頭の中にインプットされてきたカクテルの種類を声に出さず呟きながら控室で着替えを済ませ、鏡で身なりを整えながら思う。
    この店は何故こんなにも客層の悪いところに立っているのだろうか、と。
    店の雰囲 2504

    uirou6286

    MAIKING❄️が子供の頃の思い出に浸ってほんのり苦しむ話。題目 『 子ども心を忘れないで 』





    穏やかな風吹く『自由の都』モンド城は今日も晴天である。
    城下では買い物日和であると散財する者もいれば、否、冒険日和であると城門を駆け抜け行く者の姿もあった。平和なモンドの門兵は「暇だ」と大口を開けて欠伸をし、通り抜けていく冒険者へ呑気に手を振って見送っていった。



    そんな昼下がり、勿論中には長閑な日常からはみ出しものにされて仕事に勤しむ者たちもいる。
    西風騎士団の執務室ではガイアが一人、高く積み上げられた書類の塔と向き合って黙々と作業を進めていた。

    「ガイア隊長、失礼します。」

    執務室の扉を軽くノックして入ってきたのは彼の部下の一人だ。
    その手には、また幾枚もの書類の束が握られている。

    「見回りご苦労、報告書はそこに置いておいてくれ。
     ああ、ついでにそこの書類を後でジンの所まで持って行ってくれないか。」

    ガイアは不平不満ひとつ洩らさず、目線は次の書類に向けたまま数時間前に完成した書類の束を指差した。
    彼の肩書きは『騎兵隊長』という事務仕事とはかけ離れた職種であったが、それ以前に『庶務長』を務めていただけあって、書類処理能力の手 5052