その昼過ぎ疲れが出て、俺は熱を出す。
ちょっと調子は悪かったけど、大したことはないと思っていたも、熱は9度近く。
ハーフの俺の体温ってもともとどのくらい?とも思うも、この熱で倒れて布団に寝ている状態である。
母さんはすごく心配でだったようだけど、感染性のものなら迷惑もかかると思うから隔離。
「ピッコロさん••••」
身体がぐったりとして、熱と薬でぼぅーとしている中で、いちばん頼りたい人物の名前を呟いていた。
目の前がぼやけてきてそのまま眠りに入った。
額に冷たい手があたる、目の前の大きな手は気持ちが良いくらい
「ピッコロさん?」
「チチがな」
「母さん、が。」
手が変えられる時に、ピッコロさんの顔が見える。
「冷たくて、気持ちがいい」
「そうか、きてよかった。」
「きっとピッコロさんなら、全身気持ちいいんだろうなあ」
これは、心の中で呟いた言葉でそうだったら熱の身体を冷やしてくれるだろうと思った。
目を閉じていると、手が離れる。
少し寝たのか夕方薄暗い、
身体が楽になったような、熱が治まった気にもなる。
直にその冷たさも心地よさも伝わる、
「悟飯、起きたか?」
「少し、楽に•••!ぴ、ピッコロさん!!」
「な、なんだ。熱が上がってきたぞ!」
ピタッとくっついているのは俺なのかピッコロさんなのか、
「は、はだはだかで。」
離れようとするもぐっと抱き寄せられて、
「お、お前が。気持ち良いならばと思ってだな••••」
「その、俺まで、あの、は、はだか、って。」
「テレパシーで孫に相談したんだが、その方が冷えるのが早いんじゃないのかと、提案されてだな。」
父さん•••••
「それと、汗をかいたほうが良いとも聞いた、カーテンもひいて鍵も閉めてある。」
「そ、それって。」
後日、
「父さん、ピッコロさんに何を教えたんですか••••」
「ははは、嬉しかったんじゃねぇのか?」
「そ、それは••••嬉しかったですけど。」
「ブルマが、それがいいって言って•••••」
「父さん。ブルマさんにも、何を言ったんですか?」
「まあ、ピッコロも喜んでいたんだから良いんじゃねぇのか?ははは。」
ピッコロさんも喜んでいたくらい
「相思相愛ってやつだ。よかったな、悟飯。」
父さん、その••••
「ありがとうございました。」
何があったかは言えないけど、俺は父さんもピッコロさんにも感謝しかなかった。
「もしかしたら、仙豆で治っちまったかなあ〜ピッコロ。」
「•••••。」
「まあ、気にすることねぇ。」
ピッコロの身にその後起きたことは。
余談
俺たちの子供が生またきっかけは、父さんだったんだって思う。
幼い頃から一緒にいたピッコロさんと相思相愛になり、家族にもなって子供までできたのだから。
もっと仕事を頑張らなくっちゃ、
ーーーーーー
去年描いた絵を見ていたら
未飯Pのような〜