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    hariiro_pon

    混沌を極めている

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    hariiro_pon

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    絵を説明するのは邪道な感じがしなくもないのですが、ルビサファを初めて遊んだ時の感動を今なら言語化できそうな気がしたので邪道ながらも語らせていただきます♪
    絵の順番は1枚目→4枚目、左から右に…という感じです!

    自分の描いた絵を語っちゃうぞ~!■(1) オープニング
    GBAの電源を入れる→「GAME FREAK」が表示される→水滴が落ちる→草むらが映る→ラティが飛ぶ…の流れがたまりません。初めて見た瞬間、「うっわ、今度のポケモンすごいやん…!」と感じました。
    奥行きのあるドット絵とストーリー性のあるオープニングに世界の広がりを感じたのを覚えてます。
    このゲームを始めて一番最初に見るポケモンはラティアス・ラティオスだと思うのですが、冒険中には一切登場せず、殿堂入り後に遭遇できるという流れ…
    あのポケモンは夢だったのかな、幻なのかな…みたいになったところで伏線が綺麗に回収されるの好きです。むげんポケモン!

    ■(2)ランニングシューズと自転車
    Bダッシュが初登場したのもルビサファからなんですよね!想像以上に速くて「うおお!俺は!今!ランニングシューズ履いてるんだ!」と実感します。
    自転車が2種類あって、行ける場所が変わるのも面白かったですね!どんなチャリも乗りこなせる主人公の身体能力、恐るべし…!
    2つの自転車の公式イラストをよく見ると、それぞれ用途に合わせた感じのデザインになってるのもこだわりを感じるポイントです。

    ■(3)ケムッソの進化
    通信進化やなつき進化の他にヒンバス→ミロカロス、ツチニン→テッカニン・ヌケニンなどの一癖ある進化が印象的でした。
    中でもケムッソはシンプルに通常レベルアップ進化なのに、カラサリスかマユルド、どちらになるかわからないという点が面白いな~と思います。
    私が初めて捕まえたケムッソはアゲハントに進化しました☺️
    序盤虫ポケなので、早い段階で「同じポケモンなのに違うポケモンに進化した!?」というのが体験できるのがよいですよね…

    ■(4)なみのりBGM
    初めて聴いた時の感動が忘れられない曲。
    ポケモンは全作BGM最高だと主張したいのですが、GBA音源特有のアナログとデジタルが入り混じったような管楽器っぽい音がすごく好きです。
    特になみのりは、金銀まではゆったり穏やかな曲調だったので、ルビサファで初めて聴いた時は明るさに驚きました。ホウエン地方の海の輝きが目の前に見えるようなイントロが印象的で、中盤~後半にかけては日差しの暖かさまで感じる気がします。
    なみのり以外にもそこの風景が見えるような曲が多いですよね。自然だけでなく、ミナモ美術館やフレンドリィショップとかも雰囲気に合っててすごい。

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    ■(5)特性の登場
    性格に加えて特性という要素が追加され、バトルがさらに深みを増したかなと思います。
    子供ながらにこれ覚えられるかな?と感じたのですが、実際プレイしてみるとかなり直感的ですぐ馴染んだなぁと思います。バトルの調整大変だっただろうな…
    特性のおかげでポケモンの能力や見た目もさらに生き物らしい個性が生まれた感じがします。
    個人的にはハスボー・ハスブレロ・ルンパッパの「あめうけざら」がポケモンの見た目とマッチしてて好きです。

    ■(6)レコードをまぜる/ひみつきち
    今みたいに日々SNSに触れていると他人の生活や行動が可視化されるのは当たり前のことのように感じますが、当時はそれに少し似たレコードコーナーのシステムがかなり画期的だったなーと。
    友達のひみつきちが覗けるのも個性が出て面白かったですね!アイテムの置き方が面白いと自分ももっとカッコいいの作りたい…!と燃えたり笑
    友達の友達のそのまた友達の…みたいな全然知らない人のひみつきちが現れて「誰やねん!」となるまでが様式美でした。

    ■(7)きのみ
    きのみの種類と効果が整備されたのも3世代でした。ホエルコじょうろでこまめに水やりをするとたくさん実がつくという…しかもきのみによって成長速度も違うというリアルさ。
    手間がかかるのにゲーム上の報酬は「きのみが取れる」以外になくて、植物を育てる・食糧を得ることへの難しさや尊さも伝わってくるなあと。
    今こんな時間のかかる遊びは離脱要素になっちゃいそうなので、2000年代の子どもに向けて作られたゲームだからこその要素だなと感じます。
    他にもレコードを混ぜ、キンセツのナウいおやじから特定の言葉を教わり、さらにそれをきのみめいじんに教える…というものすごい労力をかけてベリブのみをもらったのが記憶に残ってます笑

    ■(8)119番道路
    ルビサファの思い出に残ってる道路といえば?と聞かれたら真っ先に119番道路を挙げます。
    フィールドの天候が野生ポケモンとのバトルでも反映されるのが新鮮でした。
    熱帯雨林のようなフィールドに、トロピウスやマッスグマが出てくるのも冒険してる感があって最高です!
    そして忘れられないのがヒンバス釣り…
    川の数箇所(ムロの流行語やトレーナーIDによるランダム)でしか釣れないので、1マスずつ移動して釣りをしないといけないという仕様。釣れた時は本当に嬉しかったな~!

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    ■(9)水たまりと映り込み
    トウカシティで町の端っこにある池に自分の顔が映るのにまず感動し、120番道路の水たまりに映る雲でさらに感動するのはルビサファを遊んだ人ならみんなわかってくれるのではないでしょうか…
    私は当時田舎に住んでいたので、水や緑なんてその辺にあって当たり前…のように感じていましたが、このドット絵を見た時あらためて自然は美しいんだとハッとしました。

    ■(10)コンテストとミナモ美術館
    バトル以外でポケモンを活躍させられる要素が増えたのもルビサファからだなーと。
    ただのおまけ要素ではなく、技のコンボによる効果が発生したりしてそこそこの難易度でした。
    ポロックの好みやコンディションと関係する「性格」要素も3世代からですが、ポケモンのステータスの育ちやすさを「性格」という言葉に落とし込んでるのが最高だな~と思います。より愛着が湧きますもんね。
    さらにコンテストをマスターランクまで勝ち抜くと、ミナモ美術館にそのポケモンの絵を飾ってもらえました。
    絵を飾ると美術館のお客さんが「へえー!これってきみのポケモンの絵なんだ!それってトレーナーとして最高の幸せだよな!」 と言ってくれるのですが、このセリフが大好きです…!
    (かわいさコンテストはタマザラシで勝ち抜きました💕)

    ■(11)点字とダイビング
    点字表とにらめっこしながら謎を解くのは本当にワクワクしました…!解読しても「なんじゃこりゃ?」みたいな文章しか出てこないのもよいですよね… ルビサファはホラー要素あまりないんですが、それとはまた違った畏怖を感じる場所がとても多いなと思います。
    点字の謎が解けてもホエルオーは釣り上げるのは難しく、進化もLv40まで育てないといけないので手持ちに入れるのが結構大変で…
    そしてこの点字を解くために必要なひでんわざ、ダイビングもすごく魅力的でした。小さいダイビングスポットを見つけては「あっここまだ潜ったことない!」とワクワクしたのを覚えています。

    ■(12)ロケットと流れ星
    宇宙センターのロケット打ち上げ回数が100回になってから白い岩を調べるとジラーチが現れる……なんて都市伝説がありました。
    ルビサファ発売当時はまだそこまでネットが普及されてなかったのですが(友達の家にあったパソコンでファンサイトや攻略サイトをたまに見せてもらってたなぁ)、子どもたちの口コミでこういう噂話が広まるんですよね…!不思議だなぁ。

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    ■(13)ルネシティ
    ルビサファの町、特に後半に出てくる町はツリーハウスや水上生活などかなり自然に寄り添った町が多くて魅力的だなと思います(ネットだと絶対住みたくなとか言われがちですが…笑)
    ルネシティはそんな中でも異国情緒に溢れてて、音楽も大好きです。
    街に入る手段がダイビングorそらをとぶしかないのは不便だと思うんですが、ポケモンの力を借りて生活してるんだなぁと。
    町の外に気軽に出られる環境ではないかもですが、NPCのお姉さんが話してくれる「火山の火口という輪っかに囲まれた丸い夜空 その中ではたくさんの星が生きてるみたいに瞬くの…私が一番好きな景色」というセリフが素敵すぎて、ルネに生きる人たちのことも大好きだなと感じます。

    ■(14)エンディング
    曲、映像ともに贔屓目抜きにルビサファとORASのエンディングが一番好きです。
    初代・金銀のEDがおめでとう!!!って感じの元気な曲だったので、あのピアノのイントロを聴いた瞬間の新鮮さが忘れられません。
    物語の終わりを感じる切なく優しい曲調、オープニングと対になった自転車の映像。
    最後に初めに選んだパートナーが表示された瞬間にここまで頑張ってきた主人公とポケモンたちへのありがとうが溢れちゃいますね。
    限界オタクなのでこれ書いてるだけで涙が出てくるレベルです。

    ■(15)ダイゴさんの手紙
    未だにこの手紙読んだ時の衝撃が忘れられません…
    殿堂入りして数日後に「そういえばダイゴさんち行ったら何か新しい話をしてくれたりするのでは?」とワクワクしながら家に行ったので…
    同時に特に語られていなくてもダイゴさんが主人公に対してかなり巨大感情(これは愛情でもあり羨望でもあるかもしれない、言語化できない)を持ってたということを認識して驚いたのもあります…
    ゲームシステム上は何度でも殿堂入りはできるので会いには行けるんですけど、「そういうことする!?」ってなりましたね。
    ダイゴさんは一体どこに行っちゃったんだろうなぁ。

    ■(16)マボロシじま
    私のROMに現れることなく電池が切れてしまったので本当に幻になってしまいましたが、この要素はすごいロマンだと思います。
    ただのおじいさんの勘違いとかで終わらせず、キナギタウンのNPCが「蜃気楼の関係で見えたり見えなかったりするのでは?」と科学的な見方をしているのも素敵だなと…!
    ポケモンならではの世界観というか、科学・科学では解き明かせないこと・ポケモンの力…みたいなものの織り交ぜ方のバランスが最高ですよね。
    そしてマボロシじまに行けたからといって知らないポケモンが出てくるとかダンジョンがあるとかすごいアイテムがあるとかではなく、ただチイラのみが生えてるだけ。
    人間にとって意味はないけど、自然にとってはこれも必要なものなんだろうな、みたいなものを感じます。
    たぶんそれがルビサファの要の部分なんですよね。

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    ここまで読んでくださりありがとうございました!!
    最後になりましたが、ルビサファ20周年本当におめでとうございます。
    間違いなく人生で一番面白かったゲームです。
    GBAもそろそろ限界なので、そのうちエメラルドともどもSwitchで遊べるようになるといいなぁと思っています…!

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