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    pagupagu14

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    pagupagu14

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    モルフォは飛ばない/愛忠
    題名は好きなボカロ曲より。イメソンかもしれない。愛之介様が悪夢を見る、そんなお話です。きっとどちらも欠けては生きてはいけない、そんな二人だと解釈してます。
    恋愛感情よりは執着より。恋愛描写はほとんどなし

    #愛忠
    aizhong

    モルフォは飛ばない 愛忠
     起きると、忠の姿がどこにもなかった。おかしなことに。
    いつも、僕の傍にいるのは忠で、それ以外ありえないのに僕を送迎するのは忠ではない見知らぬ男だという。近くにいる使用人に忠のことを聞くと皆、忠のことは知らないと言うように首を傾げている。何なんだ、これは――
    「忠だぞ?菊池忠。使用人、庭師の息子で昔から僕の傍にいて――」
    「はて、愛之介様。そのような者ここ、神道の屋敷にはおりませぬ」
    は―――? 冗談にしては笑えない
    「…チッ」
    後ろから僕を呼ぶ声が聞こえる。それを無視して僕は自室へと向かった。部屋の奥には僕が大事にとってきた忠との思い出の数々があるはずだ。
    毎年、誕生日に忠がくれた物の数々。
    忠との写真。
    僕が外へ抜け出すときに使っていた忠が用意してくれたフード付きパーカー。
    忠が、最初僕に渡してきて少し焼けた後のあるボード。
    ある…はずだったのだ。
    それなのにどこにもない。忠の思い出の数々が全て消えてなくなっていた。どうして、なんで、焦りで忠が忽然と姿を消してしまった事実に吐き気を催してしまう。
    「っ……ただし……」
    どこへ行ったんだ。
    僕を置いてどこに――僕はお前がいないと息の仕方すら忘れてしまうというのに。僕の世界はお前で出来ていて、お前がいないと生きてはいけないと言うのに――
    ***
    「――さま、―――さま、――愛之介様‼」
    「ッ‼」
    忠の声に現実に引き戻される。僕の視界に映る忠は焦ったように、眉を下げ僕が起きたことを見て安心したように頬を緩めた。
    「忠…僕は――」
    「仮眠を取られると言って、けれど魘されていたのですよ。悪夢でも見られましたか?」
    部屋の中にはハーブティーの香りがした。僕を心配して忠が淹れたのだろう。有能すぎる秘書だ。
    「ああ…そう、だな――忠、こっちへ」
    「はい」
    一歩近づいた忠に僕の隣に座るように促す。恐る恐ると座った忠の膝の上に僕は頭を置いた。
    「愛之介様っ⁉」
    「ああ、そうだ…嫌な夢を見た。とびきり…嫌な夢を」
    「…愛之介様」
    「頭を撫でろ」
    「はい」
    優しく、柔く、忠は僕の頭を撫でた。それがとても心地よい
    「…忠」
    「はい」
    「お前は僕の犬なんだから――もう、どこにも行くなよ。行けやしないと思うが」
    「行きませんよ」
    きっぱりと忠が即答するから思わず忠の顔を見上げる。優しく、真っ直ぐとした目が僕の心を射抜いていく。
    「私の居場所は、この世界上でも愛之介様の傍以外ありませんから。愛之介様に捨てられてしまったら途方にくれてしまいます」
    「フーーだろうな」
    「はい」
    そんな風に忠は言うが、きっと僕の方こそ忠がいないと彷徨って居場所を見失ってしまう。立場はあったとしても、僕の心の居場所は忠がいるところなのだから。それを、癪ではあるがあの夢が教えてくれた。忌々しい、あの、悪夢が――。
    -Fin-
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    幼少期の愛忠→最終回後くっついてる愛忠のVDの話。
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    chocolate Kiss  愛忠
     「忠、それ何食べているの?」
    水の入っていないプールの傍で甘ったるそうな匂いをさせているものを食べている忠に声を掛けると嬉しそうな顔で僕の名を呼ぶ忠。僕はその顔が一等好きだった。
    「チョコレート菓子ですよ」
    「チョコレート…」
    「ええ。今日はバレンタインデーなので本命のついでだとは思うのですが、皆さんよくくれるんですよ」
    忠はそう言っているが僕は知っていた。明らかにそのチョコレート菓子の山の中に明らかな本命が混じっていることを。この量のチョコレート菓子は普通ではまずもらうことのない量だと言うことを。救いなのは当の本人である忠がその気持ちに気づいていないということだった。
    「あ、愛之介様も食べますか?」
    「え、僕…?」
    「はい。手作りとかはさすがに食べさせられないんですがこういう市販のものとかなら…」
    「…いい、いらない」
    「そうですか?わかりました」
    不思議そうな顔をしてお菓子を食べるのを再開させる忠の袖を摘まむ。
    「愛之介様?」
    「なんか…それ、やだな…僕」
    「ええっと…嫌、とは?」
    「忠が…誰かにもらったお菓子食べてるの嫌だ…」
    特に今日もら 2807

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    暦をダシにイチャつく愛忠。ヤキモチを妬く愛之介様のお話です。強かな受けが好き
    蛇の誘惑 愛忠

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    「当たり前だ」
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