ちゅうちゅう🚬🪓がマッサージとかする話 part4 ロージャが逃れるように身体をよじったところで逃げ場はない。皮膚の下の筋肉が良秀の指圧を受けとめるたび、意思とは裏腹に癒されていくような心地良さを覚えてしまう。それでも抵抗するように唸り声を上げ続けていると――やがて、その発声が柔らかな輪郭を描き始めた。
「……うーっ……んっ、……んぅ……」
先ほどまでの威勢は既に失われており、それでも悪あがきのように弱々しい声を漏らす。しかしそれが内包するのは怒りだけではない――明確に、紛れもない快感の嘆息を伴っている。
そうして首や肩周辺をほぐしていた良秀だったが、やがて満足したのか手を離す。咥えていた葉巻を指で支える。煙を食みながら少し考えるような間を置き、それから立ち位置を変えた。
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