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    kaaaaaamk

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    なめるよ

    ##レノファウ

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    recommended works

    ricolicorice

    TRAINING雨の日に熱を出したファウスト
    レノ+ファウのようなお話です

    無自覚に想いあってる二人が好きです
    取り零されない雨粒の温度 季節の変わり目にファウストは体調を崩した。なんてことはない、ただの風邪のようなものだ。
     誰にも知られたくなくて、自分で薬を煎じて飲んだ。幸いにも授業の予定もなかったのでそのまま部屋に引きこもる。一晩寝れば治ると、そう思って床についた。
     
     夜中にはっと目を覚ました。寝台の周りで夢のかけらが淡くちらちらと光っては消えていく。具現化された残滓すら見たくなくてファウストは顔を伏せた。しばらくそうして、大きく息をついてベッドサイドに引き寄せた燭台に火を灯す。発熱のせいかいつもよりいくぶんピントの甘い視界にゆらゆらと炎が映った。
     宴をしていた。アレクと革命軍を立ち上げて、徐々に勢力を伸ばし始めた頃のことだ。まだフィガロに教えを請う前で、人手も魔法の知識も乏しかったから人も魔法使いも分け隔てなくなんだって皆でやっていた。無茶をするアレクに怒って、レノックスが従者として傍らにいて、戦の前は安い酒をみんなで回し飲んで士気を高め、かちどきをあげては歌って踊った。苦しいことも多かった時代だったはずなのに、追憶の中では皆が笑っていた。ファウストもまた。
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    salmon_0724

    MAIKING2023.3.5 日陰者の太陽へ2 展示作品ですがパソコンが水没したので途中までです。本当にすみません……。データサルベージして書き終えたら別途アフタータグなどで投稿します。
    ※盗賊団についての独自設定、オリキャラ有
    ※数百年後にブラネロになるブラッドリーと子ネロの話
    死にかけの子ネロをまだ若いブラッドリーが拾う話 雪に足をとられてつんのめるように転んだネロには、もう立ち上がる気力さえ残っていなかった。
     突き刺すような吹雪でぼろぼろになり、白く覆われた地面に叩きつけられたはずの体は、寒さで麻痺して痛みさえ感じない。
     ぴくりとも動かす気力のおきない自分の指先に、雪が降り積もっていく。
     その様子をぼんやり見つめながら、このまま死ぬんだろうな、と思った。
     他の感想は特にない。
     すっかり疲れ果てていたので、もう全部がどうでもよかった。
     誰が家族なのかもよくわからないまま出て行った生家にも、殴られたり逃げたりしながら掏りや窃盗で食いつないだ日々にも、大した感慨はない。
     最後にはとっ捕まって場末の食堂で働かされていたが、足りない材料を地下室に取りに行かされている間に食堂どころか村ごと燃やし尽くされていた。
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