Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    KANNA

    @Kannanother の雑多置き場。
    雑描きとか作業途中とか未完成とかセルフフリートとか雑なクロスオーバーとか女装とか創作色強い主人公(描いてるやつ代理)とか特殊設定とかところによりちょいグロとかの混沌マシマシ妄想カラメ私向けオオメなたまり場になる予定。
    多分EROらしいEROはない。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 27

    KANNA

    ☆quiet follow

    バニーと尻尾が描きたかった光コヤンちゃん。
    ちょいちょい衣装間違ってたので供養。

    Tap to full screen (size:2928x2906).Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    まっつん

    MOURNINGメーア(★ゲンガー♂)のネタ供養
    文章もポイできるなんてすごいよポイピク、ほんとに感謝
    出会い


     グリンリーパが部下たちに呼ばれて駆けつけてみれば、小さな少年が墓の前で蹲っていた。痛んだ色素の薄い頭髪が、彼を捨て子であるかのように印象付ける。しかし少年は魂が形を成した、所謂モノノケの類であることをグリンリーパは予感した。この世界に迷い込んだ「行き場のない魂」を反転世界へ送り込むかどうか判断する役割を担ったグリンリーパには、こうした人の形を成した魂であっても、それがどういった都合で生まれたものなのか把握することができた。
     この少年は、どうやら別世界にあった複数の「ネコと子ども」の魂が突然変異によって融合し、形を成したもののようである。双方が結びつく要因となったのは他人に対する強い憎悪であり、少年の形となった現在もその憎悪が彼の心に渦巻いている可能性は十分なようだった。部下の一員として迎え入れるか、その感情を消化しなければ、この少年は反転世界に送らざるを得なくなってしまうだろう。
    「少年、顔を上げなさい」
     グリンリーパがそう告げれば、少年が膝に埋めていた顔を僅かに上げる。猫のような鋭い眼差しが、グリンリーパを射るように見つめた。
    「ここがどこか分かりますか? 私はこの 5793