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    0006_imia

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    「ネロ!今日はファウネロの日だそうだ!」

    ファウネロオンリー記念の落書き
    ※キャラ崩壊、謎テンション、ほぼ会話
    軽い気持ちでさらっと読んでください!

    『ファネオンリー開催おめでとう』「ネロ!今日はファウネロの日だそうだ」
    「ファウネロ…の日?」
    「賢者の世界ではそうらしい」
    「賢者さんの世界って変な文化多いよなぁ...
    って、なんだそれ!俺たちの日?」
    「そうだ」
    「なんであんたはそんな順応してんだよ」
    「今日は記念日のようなものだからな、こんなものを用意した」
    「いや無視するなよ」

    ファウストが呪文を唱えるとファウストは紫、ネロは紺のスーツに衣装が変わった。
    「えぇ…スーツって苦手なんだよな」
    早速1番上のボタンを外し、ネクタイを緩めるネロ
    「……おい!ネロだらしないぞ」
    そそくさと直すファウスト
    「今日のファウスト、厳しくね?」
    「………」
    「どうした?ごめんって」
    「…昨日の跡がついていたから」
    「あ、ああ…そっか」
    耳まで赤くなるネロ。
    ファウストはネロの顎を掴むとぐいと自分の方に寄せる。

    「僕が愛した印は僕だけが見えればいいんだ」
    「きょ、今日のファウストは大胆だな」
    「記念日だからな」
    「記念日……そういやなんで賢者さんの世界に俺たちの記念日があるんだ?」
    「…………ところでその服似合っているぞ」
    「おい!雑にすり替えようとすんな」
    「まあ、細かいことはいいじゃないか」
    「………あんたがそういうならいいけどさ。先生が服用意してくれたしな、記念日らしく俺はご馳走でも作るよ。ガレットとミモザサラダとケーキでどうだ?」
    「アヒージョも」
    「…そ、それは今夜の晩酌で出そうかな」
    「何を照れてるんだ」
    「照れてねえよ!」
    「耳が赤いよ、かわいいなネロ」
    「〜〜っ!…賢者さんはどこにいるんだ?賢者さんのとこのお祭り?なんだろ」
    「ふふ…賢者は行くところがあるらしい。会場とかなんとか言っていたな」
    「忙しいんだな…じゃあ今日は」
    「ふたりきりだな」
    「……ああ」

    ・・・・・・・・・・

    小さなパーティー会場はネロの部屋。ネロはガレットもミモザサラダもいつもより少し丁寧に盛り付けテーブルをセットする。
    コンコンと小さなノックが響く。
    「ちょっといい酒もってきた」
    扉を開くなり酒の話をするんだから、ファウストはいつもの晩酌の気分が抜けてない。
    今日は特別な日なのに。

    《Fin》


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    0006_imia

    DONE10月10日ファウネロオンリー展示作品新作①
    『君への目を閉じないと』
    ファウストへの気持ちに気づいたネロが逃げようとする両片想いの話
    『君への目を閉じないと』
     太陽が起きて伸びをする頃、俺の一日が始まる。はっきり言って早起きは得意じゃないけど、長年料理屋をやってきたから今では勝手に目が覚めるようになった。朝食を作り、魔法舎で暮らす魔法使いと人間のそれぞれが起きてきたら出来上がった朝食に仕上げをして器に盛り付ける。大抵早いのが騎士さんとか羊飼い君あたり、それとシノ。この3人は鍛錬をしてるから朝からよく食べる。次にお子ちゃまやら若いもんが起きてくる。朝からほんとに元気だよな。リケなんかは明日の朝はオムレツだぞって言ってやるといつもより早く起きてきて、「ネロ!手伝いますよ!」っていうもんだからなかなか可愛い。
     それから大人。百歳を超えた奴らは基本的に遅めの朝食になることが多い。婿さんやフィガロなんかは仕立て屋くんとかミチルに引っ張られて本来起きない時間帯だろうから、いつも眠そうに朝食を食べている。そして最後に来るのは大体ファウストかな。来ないこともあるけど最近は来てくれる。晩酌を共にした次の日なんかはほとんど昼みたいな時間に来ることもある。
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