どうして、こんなことになってしまったのか。
何度も考えたそれをまた考えながら、東雲彰人は体の奥から込み上げてくる熱にぶるりと腰を震わせた。彰人の手の中には勃ち上がった自身のペニスと、同じく勃ち上がった、けれど彰人のモノよりも色白な相棒のそれ。あぁ、まさか自分のモノでないモノを握ることになろうとは。去年の自分が知ればきっと卒倒するだろう。
ぐちゅぐちゅと2人分の我慢汁がいやらしい音を立てて、ぬるぬると擦れ合って生まれる摩擦を気持ちのいい刺激へと変換していく。手を動かしながらちらりと向かい合わせに座っている相棒を盗み見ると、彼は快感に白い頬を赤く染めて目を瞑り、小さな唇から同じ男とは思えない声を出していた。
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