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    kabeutirst

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    ほしいも

    DONE狛恋と猗窩煉と思って書いています。燃えている、息をするのも難儀な程に。
     草木の一つも生えてはおらず、生物の気配はない。空は墨を溶かしたような黒い雲が覆っていて、陽光を少しも通さない様にこの世のものではないのだと実感が湧いてくる。まるで世界に天井が誂えられたような圧迫感だった。この空のような暗澹たる心地が膨らんで、視線の先にそびえ立つ大きな門を見据えて、この向こうに広がる地獄はこの場所以上に過酷を極めるのだろうと想像に容易い。

     煉獄杏寿郎は、地獄の門前を歩いていた。
     枯れ果てた大地にその両足を着き、生前となんら変わらずにしっかりと両足を踏みしめて一歩、一歩と宛てもなく歩く。幽霊に足がないというのは虚偽であったな、と弟に読み聞かせた本の内容を思い返しながら自身が死人であることを忘れてしまいそうな程、はっきりと思考を巡らせて歩いていた。
     炭火を蓄えたように燻ぶっている地面から、熱気が立ち込めている。火の海地獄、これも本で見たことがある。もしかしてこの門の向こうには、弟が夢にまで出てくる程に怯えてしまったあの地獄が広がっているのかもしれない。深く息を吸い込むと、肺まで焼けてしまいそうだ。門前でこうなのだから、あの門の 3540

    ほしいも

    DONE先生と生徒の猗窩煉
    ■現代パロディ
    理不尽な校則、退屈な授業、目まぐるしく変わる流行。草臥れて色褪せた大人の中で、唯一煌めいて見えた先生がいる。 

     理科室が好きだ。他教室と違って黒い天板の机も格好いい、背凭れのない真四角の椅子も自然と姿勢が正されていい感じだ。それから、教室内に流し台があるのもいい、気になったら手が洗えるし、お手洗いよりも水圧が高い気がして洗い上がりもサッパリ。
     うそだ。本当は、理科準備室の隣だから。隣の部屋に行くと、何時も先生がいる。真っ新な白衣が眩しい人だ。

     理科室を訪ねて補習を受けるようになってから、何度目かの放課後。受験を控えた二月の在りし日。
    「先生の事が好きです。」
     廊下まで練習場所を広げている吹奏楽部の演奏が漏れ聞こえてる中、衝動などではなく、しっかりと自分の意志でそう告げた。
     鮮やかな赤色のインクが入った0.7のゲルインクペンを右手に握ったまま、時が止まったように硬直する先生の顔を見ながら、この人を好きになった切っ掛けを思い返していた。小さな風圧くらいなら感じられるんじゃないかと思う、長い睫毛が色素の薄い瞳を囲んでいる。一回、二回、素早く瞬きが繰り返されている。

     初めて見 1025

    ❄️🔥

    DOODLE猗窩煉 - 入夜 (R18)

      R18,請慎入
      三哥列車篇拐走杏寿郎的if
      有些粗暴的sex,微虐身

      是姬友畫的入夜篇的延伸故事,和拂曉一樣是作品聯動//







    情人節快樂。
    燭火虛虛搖晃着,照不亮整個房間。

      杏寿郎試圖掙扎時,緊束住他雙腕的粗繩被扯動少許就繃直得不容再動,施過血鬼術的邪繩由不得人類脫身,輕輕抖着的形狀被微弱的火光在牆上映出細長影子,好像一條扭曲蠕動的黑蛇。

      他胸腹之間的傷口經過一段日子,如今已凝成一處較其他肌膚深色的疤痕,如顏料被撥翻結塊。那天猗窩座的拳頭沒有貫穿他的要害,未觸及內臟就抽回,轉而把炎柱勒在懷裏一瞬消失於夜色。

      但體內骨肉還是因為拳頭帶起的氣流被震傷,破開的口子也大量出血,養了好一段日子,才只剩下如今這塊疤。

      在此期間,猗窩座未曾有一天停歇向杏寿郎發出成為鬼的邀約,同樣地,杏寿郎無一次並非義正辭嚴地拒絕。




      猗窩座今天似乎特別欠缺耐性。

      他出現在這個漆黑的房間裏,眸裏閃爍。靠近杏寿郎後,五指就直接覆上他的胸膛,往下掃到那塊凹凸不平的疤,描摹它的輪廓,之後竟然伸了進去。

      杏寿郎暗暗吃驚,這情景他想起來以前見過。

      鬼吃人,通常都是直接撕扯着血肉吞噬,但其實還有一種吃法,對低端鬼來說比較複雜,所以不常見。

      融合。

      用自己的皮膚去吃人,直接吸收。這樣可能比起直接塞進嘴 5438