アーロン将軍の覚書蹂躙するは我が手にて
HO2 B国の将軍
名前:アーロン
性別:男性
年齢:30〜50
身長:高いだろ強いんだから 189
メモ………
将軍(General)とは、陸軍(及び空軍や海兵隊)将官の総称又は敬称という意味と、陸軍大将を指す軍の階級としての意味がある。[1] 陸軍大将は陸軍組織において元帥に次ぐ最上位の階級である
将官の役割は、現場レベルの指揮官である佐官らをまとめ、師団や艦隊クラスの大きな部隊の指揮を執ることである。
そのほか:左利き、視力つよつよ
「いいかい、おまえたち。
帝国人たるもの、いかに国のために命を散らすかが大切だ。わかるね」
「彼の演説を聞いたろう。彼はおまえたちのことを何時でも想っていらっしゃる。
何も心配することなどないさ」
「生まれた国を守るのは、義務だ。当たり前だろう?」
「なにが愛国心だ」
B国は鉱物産業の盛んな国であったゆえに、他国よりも工業の発展が進んでいた。そんな中で鉱物産業に携わる貴族たちは競うように繁栄を続け、次第に政府との強い繋がりを求めるようにになっていった。
貴族たちはこぞって政府に迎合し、協力を持ちかけるようになる。「愛国心」「帝国人」という言葉が上級階層で流行し始めたのはこの頃である。
そんな貴族たちにとって、戦争の空気感は良い商売材料であった。密かに流れ始めた戦争の気配に、政府よりも先に食いついたのは貴族たちだった。
限られた鉱物の価格を集団で高騰させると、代わりというように領民を軍へと志願させた。
戦争は始まってすらいないというのに、貴族の思惑により何も知らない市民たちは「帝国人」ともてはやされ、軍へと送り出された。
自国の軍の発展によって、近隣の国へ緊張が走ると、国債が変動する。
貴族たちにとって平和な世の中よりも、戦争の真似事をして睨み合いを続けている方がよっぽど金になったのだ。
貴族は金と地位に夢中だった。
国民は、戦争を欲していた。
戦争も起きていないのに、軍隊が栄えていくB国で
特定の敵も居ないのに、どう正義を振りかざそうか。
愛国歌を歌いながら、一人が歩めば、当たり前に人々は後ろに続く。
愛国心という正義のもとに、宗派の違う者、異国の民、黒い羊を見つけては国内でテロが頻発した。
国内で静かに始まった戦争は、暴力によって正義感を満たし、国民の愛国心をさらに高めることとなった。
その愛国心の火付け役を担った貴族たちは、次第に手に負えなくなる国民に後退りを始めたが、扇動を受け、立派に愛国心を育んだ民衆はもう誰にも止められなかった。
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この頻発するテロの被害者がアーロン
父は財務官 お家はエリートちゃんだったみたい
父は戦争ムードが起こるまでは財務官として真面目に誠実に働いていたし、アーロンもそんな父に憧れていたが
世の中の流れを変えることまではできず、貴族に健全とは言えない金融をするようになってしまった 父は倫理観を捨てられない人だったので割とこれを苦しんでいたっぽい
そんなある日 アーロンくんのうちがテロでぶっ壊されちゃった…‼️💦
クソ…なんで同じ国の仲間がヤリあうんだよ…いみわからないだろ よそでやってこいよ…
アーロンは民衆心理で戦争を欲する国民をクソキメェと思っていた。
そしてその民衆を止められない政府もダルすぎる。
家にいると帝国人の気持ち悪い思想に毒されそうになるので、よく家を飛び出して下級階層の地域で友達を作って遊んでいた(愛国熱狂は主に上級階層から始まっており、下級階層にはまだ完全には浸透していなかった)
そこで会った友達のカリスマに驚く 付き合ううちにこんな人が指導者としていれば、民衆心理は変わるんじゃないか?とふんわり思うようになる。この友達、マインドコントロールの才があった。
アーロンは友人にこの国の異常性を解いた。深く感銘を受けた友人は歳を重ねるごとに、政治に関心を持つようになる。
この国を変えなければいけないという思いから 路上での演説をはじめとした活動で着々と支持を集め、満を辞して政界に最年少で足を踏み入れれば、ついには指導者としての立場を手に入れた。
一方アーロンは上級階層ということもあり、軍へと送り出すことこそが家系の名誉とされ、軍役に出ることになる。(父はあまりよく思っていなかったらしいが家柄的に…)
軍役に伏す間も友人と連絡を取り合い、友人の功績を聞いた。この国をただそうとする友人がいるのだ。ならば自分はこの国の軍力を決して我が国を滅ぼすためではなく、正しく運用していこう。
アーロンは持ち前の精神力や並々ならぬ努力はもちろん 実家の階級から噂話まで あらゆるものを利用して数段飛ばしに階級を上げ、軍の司令官となった。
アーロンは私利私欲や責任の押し付けに必死な上級階層の人間に平気で噛み付く自我が強い捻くれ者ではあったが、おそらくその思考は帝国の外へ出れば「正しい」とされるもの。アーロンには帝国に染まらない自我を確立する精神力があった。
ふたりの子供の持つカリスマも強靭な肉体や精神も 民衆や国の前には無力だった
貴族が政府にゴマスリを始めて早10年 アーロンと友人がその座につくころには、B国は立派な軍隊を育て上げていた。
豊富な鉱物資源は銃火器に使われ、国民は嬉々として軍事に協力する流れができた。
しかし相変わらず国内の治安は良くならない。目標もなく走り続けてきた国民には、何か目標を与えてやらないといけない。そうだろ?
そうだよ、正義感で気持ちよくなりたいんだったらよそでやってくれよ なぁたとえば、C国とかどうかな。
アーロンはそんな愛国心あふれる国民のことすげー気持ち悪いと思っている
終戦後、国の指導者であった友人は銃で自殺した
この友人も、アーロンもわりと本気で良い国を作りたかったけど 世界を相手にしたら無力すぎた
でも自分たちで手を出したことなんだから、終わるまでは責任持てや 死ぬとか許されないだろ
処刑に関して
やったことを考えれば当然だけど不服
俺は死ぬならクソ気持ち悪い国民の前で殺されたいね
国民に対して
人によるけど 愛国心の強い軍人はあまり好きではない マヌケだ
でも言ってみればこの人たちは貴族の思想による被害者だから可哀想だなーともほんの少しは思ってる
強さ=正しさみたいなところがほんのりあったので国民からは慕われがち
下級階層の人間との方がわりと気が合う
友人に対して
めちゃくちゃ慕ってるし尊敬してるけど死んだのは許せん
所持していたもの
軍服
サバイバルナイフ
ハンカチ