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    ku_row3

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    フォロワーさんのツイから生まれた産物(許可済み):一個の飴をキスしながら二人でコロコロ舐めるやつください。飴無くなるまでキスは続けて!!!

    溶ける「藍湛、見ろよこの飴。彩衣鎮で店の親父からオマケで貰ったんだ。美味そうな飴だろ?丸くてキラキラして、宝石みたいだ」
    魏嬰は包みから一つの真っ赤な飴を取り出して手に取って光に透かすように様々な角度から眺めていた。
    「...魏嬰、食べ物で遊んではいけない。それに、あまり飴を長時間持っていたら溶けてしまう」
    飴を新しい玩具のように眺めて楽しむ魏嬰に藍湛が書き物の手を止めて嗜めると、「分かったよ、藍兄ちゃんは相変わらず真面目だなぁ」と揶揄うように応えてパクリと口の中に入れた。幸い手にはベタベタと砂糖もついておらず、ほんのりと口の中に上品な苺の味が広がる。

    コロコロと口の中で転がしていた魏嬰は、ふと閃いたような表情になり、すぐ悪戯っぽい笑みを浮かべると藍湛の元へ行き彼の膝の上に向き合うような体勢でストンと腰を下ろした。不思議そうに小首を傾げる藍湛の頬に魏嬰が手を添えると、そのまま自然な流れで口付けた。
    「ん...んぅ、ん...」
    魏嬰から口付けを貰うことは彼と道侶になってから珍しくもなかった為、当然のように藍湛は自分からも舌を絡め始めた。すると、その瞬間を待ってましたと言わんばかりに魏嬰は口の中にあった飴玉を相手にも味合わせるかのように移動させていく。その様子に藍湛は瞬時にして魏嬰の遊びに気付いた。
    (二人で溶かす、ということか)
    魏嬰は飴全体を舐めるような舌の動きをし、藍湛はそんな魏嬰の舌ごと絡め取り、飴をあくまでついでのように舌全体で愛撫する。

    「あ...ぁふ...らんひゃ、ん...。んぁ...」
    まだ日も明るく、いつ門弟達が来るか分からない部屋で水音とお互いの息遣いが絶え間なく響くが、魏嬰と藍湛はそんなことが気にならない程夢中に貪り始める。いつしか飴は、二人分の唾液によってどんどん溶けて小さくなっていき、咥内は苺の味で埋め尽くされていく。真っ赤な舌を絡め合わせ、宝石のような真っ赤な苺を溶かしていくその背徳感に、魏嬰はゾクリと身体を震わせた。

    「ぁ、藍湛飴なくなった...っ!ん、ぁ...」
    程なくして飴が影も形もなくなってしまうが、藍湛はそのまま魏嬰に口付けながら、己の抹額を外して魏嬰の目に宛てがいキュッと結び目を作ると、視界を完全に奪った。
    「魏嬰、食べ物で遊んだ罰を与える。今から、このままで最後までする...これが、君への仕置き」
    藍湛は魏嬰を抱き上げると寝台へと寝かせ、まだ苺の味がする魏嬰の唇をペロリと舐め耳元で囁くと、魏嬰は嬉しそうに甘い声で強請った。

    「藍湛...今度は俺を味わって?」
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    はるもん🌸

    MOURNING弟子達をつれて読狩りの指導に出ていた魏無羨。やっと姑蘇へ戻ってきた彼を藍忘機は見つめていた。
    すぐにでも話したかったが、魏無羨は何やら弟子達に何かを指導しているようだった。
    魏無羨を見ていると、喜怒哀楽がふつふつ湧き出てくる。これまで自分が嘘のように溶けていくのを感じた。
    しばらく眺めていると、藍忘機にの視線に気づいたのか急いで彼は来てくれた。
    喜怒哀楽はない方が生きやすい楽しい事があればその分落ち込んだ時の落差が激しい。
    常に心を静かに保つには、無駄な事は考えず、むやみに物事を口にしない事が原則。

    これが、含光君が生きてきた中で学んだ教訓である。

    回廊で藍忘機は足を止めた。
    遠目から、一点を見つめる。夜狩から帰ったばかりなのか、多少汚れた衣服の弟子達と魏無羨がいた。先頭にいた魏無羨は後ろを振り向き、子ども達に先に着替えて身を綺麗にしてから指定した部屋に来るようにと指示をする。

    皆が去ったのを確認した彼はくるりと身を翻し、藍忘機の所へ向かって走り、飛んだ。スタッ、と華麗にちょうど藍忘機の目の前に着地した彼は、ツイと人差し指で含光君のあごをなぞる。

    「そんなに熱い視線を投げられると、いたずらしたくなるな」
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