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    myama_mym

    煩悩しかない

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    myama_mym

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    思いついた怪談話です。
    変なのとニアミスして欲しいだけなので、大して怖くないです。
    アイドルの人選は思いつきなので全員はいません。

    怪談
    現場から自宅まで結構な距離があったので、その日はタクシーで家まで帰った。料金を支払い降りたんだが、運転手はドアを閉めようともせずその場に留まっている。
    何か要件があるのかと声をかけると、運転手は「あれ、お連れの方は…」と空の座席を振り返った。僕は今日一人で乗ったので連れなどいるはずもないんだがな。顔色を悪くしながら彼は「失礼しました。勘違いだったようですね。」とドアを閉めて車を発進させた。
    その後部座席に、髪の長い女の頭が見えた気がしたが、いや見間違いだろう。


    この間ものすごく天気の悪い日がありましたよね。その雨音に弟と妹が怖がって、その日は一緒に寝ることになったんです。
    それで、さぁ寝るぞって時に二人がものすごい怯え方をし始めました。どうしたんだろうと思ったら、「ベランダに誰かいる」って言い出して。思わずそっちを見たら、カーテンの隙間に裸足の子供の足が見えたんです。
    あっと思った瞬間に凄まじい稲光があって、そっちに気を取られた一瞬の内にその足は消えてました。
    もう夜で暗かったので、見間違いだろうと思うんですけど、3人揃って同じ見間違いなんて…あるんですかね。


    いつものスタジオが空いていなかったから、初めて行くスタジオで新曲の収録をすることになったんだ。でも何度録っても僕たち以外の人の声が入るから、結局その日は収録は取り止めになってしまってね。
    あの部屋は入った瞬間から麗さんとスタッフの方たち以外の息遣いが聞こえていたから、きっとその人の声だったのだろうね。


    レッスンルームに入ろうとした時の話だ。都築さんが「おや、先客がいるようだね。とてもにぎやかだ。」と言ったんだ。
    今日は私たちだけと聞いていたので、不思議に思いながらドアを開けると、中には誰もいなかった。
    都築さんは「ああ、どうやら僕の勘違いだったようだね。」とおっとりと微笑んでいたが…私にはあの人がそんな間違いをするとは思えないんだ…。

    恭二
    ショッピングセンターの中で家電量販店に向かってた時の話だ。
    日曜だったからエレベーターが混んでて、1回目に降りてきたやつには乗れなかった。仕方ないから次来たエレベーターに乗り込んだんだが、内装に違和感があった。いつも乗ってるやつとは違ってやけに古めかしいんだ。
    なんか妙な胸騒ぎを覚えてたら目的の階に着いたんだが、おかしなことにフロアがもぬけの殻だった。テナントも何も無い。でもショッピングセンター特有の人のざわめきは聞こえて…本格的に怖くなって急いで閉ボタンと元の階のボタンを押した。
    その後はちゃんと元のフロアに戻れたし、妙なことも無かったけど、もしもあの空のフロアに降りてたら…なんて考える度に恐ろしくなるよ。

    みのり
    最近、電車の中で体験した話なんだけどね。
    俺の隣に座ってきた人のイヤホンの音漏れがすごくてさ。思わず耳をそばだててしまったんだけどゾッとしたよ。ずっと甲高い女性の悲鳴が聞こえてくるんだから。

    英雄
    この間、FRAMEのみんなで旅館に泊まった日あっただろ。その時に起きた話なんだけどさ。
    二人より先に大浴場に向かって、カゴ見たら荷物が見当たらなかったから貸切だと思って入ったんだ。
    でも湯船の奥に人影が見えてさ。荷物がないのは勘違いだったかぁと思いながらそのままお湯に浸かってたんだけど、なんかその人影、見る度にこっちに近づいてる気がしたんだよな。
    なんか嫌な感じがしたから早々に出たんだけど、今思えばその人影、近づいて来ててもずっと容姿も見えない影のままで不気味だったぜ…。

    隼人
    朝遅刻しそうだったからショートカットに普段通らないような細い路地を使ったんだ。帰りに改めてその道を見たら、明らかに最近置かれたものじゃなさそうな錆びた『立ち入り禁止』看板とフェンスがあってさ、不思議だったんだよね。
    後で聞いた話だけど、昔その道で変な事件があって以降ずっと立ち入り禁止になってるんだって。
    今でもその道の前を通ると、たまに看板もフェンスも無い時があってさぁ…でもどれだけ遅刻しそうな時でも二度とその道だけは使わないようにしてる…。

    春名
    現場への途中でサービスエリアで休憩があってさ。それでオレはトイレに行ったんだよ。
    個室に入ってしばらくしたらコンコンってノックされて、他にも空いてるとこあるのに?って思いながら入ってまぁすって返事したんだ。でもそいつノック全然やめねぇの。コンコンがトントン、ドンドン、バンッバンッバンッみたいにエスカレートしていってもう怖くって!
    しばらくしたらようやく静かになって、ふっと上の方見たらさぁ。ドアの隙間から目がふたつ俺のこと見下ろしてんの!うわ!変態だ!!って思って焦ったんだけど…ん?何シキ、え?ツッコミどころはそこじゃない?
    え、天井とドアの間隔?えーっと指3本分も無かったと思うけど…あ。

    次郎
    最近爪切りとかピンセットとか、そういう細々したものをよく失くしちゃってさぁ。でも普通に無いと困るから買い足したわけ。
    で、その後テレビボードの裏掃除してたら、失くしたと思ったものが全部出てきたんだよねぇ……。そんなとこにどうして集まってたんだろうね。
    それはそうと買い足したもの全部無駄になっちゃってなんか悔しくなってるよ…。

    道流
    不思議な体験かぁ、ああひとつだけあるな。
    前に一人のお客さんが入ってきてな、席に座られたのを確認したから注文を伺おうとそっちを見たら誰も座ってなかったんだ。店内を見渡してもそんな人は見当たらないし…まぁそれだけの話なんだがな。
    そういえばその席はいつも漣が座ってるところだったなぁ。ん?あれ。漣、今日はいつもと違うところに座ってるな。タケルの左隣じゃなくていいのか?

    一希
    先日、図書館に行った時の話になる。
    裏側に並べられている本も見えるような可動式の棚だったんだが、おれが取った本の向こうも丁度本が抜けていて、そこから誰かが顔を覗かせていた。びっくりしてその場を離れたんだが、思えば、棚の裏に人が入れるスペースなんてなかったんだ。何せおれが本を取った棚の裏は、別の棚とピッタリくっついていたからな。

    想楽
    この間の食レポ番組の休み時間に、周辺の探索をしてたんだー。
    そしたら古本屋さんを見つけてねー。何だか不思議とどうしても入らなきゃいけない気持ちになったんだけど、番組を再開する時間が迫ってたから、後でまた来ようと思ってその場を後にしたんだー。
    でも、収録が終わってからもう一度その場所に行っても本屋なんて無くて、ただの空き家だったんだよねー。
    僕はいったい何を見たんだろうねー。


    帰り道の電車でスマホいじってたんだけど、なんか変な感じがして顔を上げたら、車内の全員が俺の方向いてたんだよね。
    めちゃくちゃ怖かったよ。みんながみんなじっと黙って俺のこと見つめてるんだから。思わずえって声が漏れた瞬間に、何事も無かったかの様にそれぞれ本読んだりスマホ触ったり、会話を再開し始めてさ。
    ほんと、意味がわかんなくて物凄く気持ち悪かったから、その次の駅で降りて別の電車に乗って帰ったよ。
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