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    torokerukaree

    @torokerukaree きれいなほうのカレーサンです。

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    torokerukaree

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    アンチエイジング回予告でおショタに滾ったのと、オメガバいっかい書いてみたいので、練習で書いてみました。
    オメガバヒヨロナでヒートエチチチチのところだけです。文章のエチチチ苦手で……、書けないんですわ……。

    オメガバ!ヒヨ×(おショタ)ロナ!!前回までのあらすじ!

    αヒヨシ(17歳)、Ωヒデオ(9歳)!
    仲良し兄弟1Kアパート二人暮らし!!
    ところがヒデオのΩの二次性徴初ヒートがメチャメチャ早く来ちゃった!!
    色々あったけどαのヒヨシは弟Ωヒデオを番にして、子ども作るコトになっちゃった!!






    薄いアパートの壁の向こう側からは、子どもたちの笑い声が聞こえてきていた。
    ちょうど小学校が終わり、子どもたちの下校時間なのだろう。
    ――ヒデオと同じ年の頃の子どもだ。本当ならヒデオもそこに交じって、
    一緒に帰り道を友達と走り回って笑っていたのかもしれない。


    ――とはいえ。
    当のヒデオは、カーテンを引いた薄暗い部屋の中で、むせ返るような性のにおいの中、
    薄い布団の上――に、ヒヨシの洋服や下着をしっちゃかめっちゃかに敷き詰めた、ヒデオお手製の『巣』に横たわり、体を震わせているのだけれど。

    たった今、項を噛まれて――ヒヨシの番になったばかりのΩの弟・ヒデオは、
    未だぼんやりと視線を彷徨わせながら、体の内側で暴れまわる性感に翻弄されている様であった。
    ――ヒデオの幼く柔らかな肌が、しっとりと汗ばんでいる。
    ヒヨシとお揃いの青色の瞳はとろりと情欲に溶け、短く未発達な赤い舌が唇から覗いていた。

    は、は、と犬のように浅い呼吸を繰り返しながら、弟がのろのろと緩慢な仕草でヒヨシの胸に縋り付いた。


    「ヒデオ」
    「んっ♡ にいちゃ、……っ♡熱くて、くるしいよぉ。お腹……しくしくするぅ♡」
    「そりゃ大変じゃ。お腹、こうするとイイか?」
    「あっ♡ あんっ♡」


    縋り付く小さなからだを少しだけ離して、薄い腹の子宮を皮膚の上から軽く捏ねるように押してやる。
    それだけで発情しきった弟は甘い嬌声をあげて、腰をくねらせた。
    自分が何をしているか、何をされているか、まだ幼すぎるかれはちっとも分かっていない。

    その無垢で、無知で、まっさらな深雪のような弟を、これからいちばん初めに自分が足跡を残すのだと思うと、
    それだけでヒヨシの下腹部にずん、と熱が溜まる。
    誰も迎え入れたことのない子宮をめちゃくちゃに犯して、快楽を叩き込んで、
    まっさらな最奥にたっぷりと濃い精液を注ぎたい。

    そんな欲がむくむくと頭をもたげて、たまらずヒヨシは弟の顎を掬い、薄い唇に口付けた。
    子ども特有の高い体温か、早すぎるヒートのためか。熱い咥内を舌で犯して、
    溢れた互いの唾液がくちゅくちゅと卑猥な水音を立てるのを楽しむ。


    「んっ♡ ふぁ♡んぅっ♡んっんっ♡」


    弟が口付けの合間に弟が甘やかな声をあげる。

    舌同士を掬いあげて、絡めて舐めとるのが気に入ったようだ。角度を変えて何度も弟の口内を愛で尽くしていると、
    けなげで小さな手が縋るようにヒヨシの肩を掴む。
    弟の小さなからだを強く抱きしめて、快楽を逃がそうと無意識に腰をくねらせるのを押し留めてやると、
    行き場のない熱を燻らせた弟がぎくぎくとからだを強張らせた。
    体を支える手を滑らせて、そのままビデオのズボンの中へと入れて、柔らかで瑞々しい双丘へと辿り着く。
    それを無遠慮に掴み、揉みしだくといっそう弟が身悶え――「くぅ…んっ♡」と子犬のように鳴いた。
    弟のアナルはオメガの――無知ながらも雌の本能から愛液を滲ませており、
    ヒヨシがかれの尻たぶを揉むのに合わせてにちゃにちゃと、ぬかるんだ音を立てている。
    いまか、いまかとαの――自分だけの雄を迎え入れようと、健気な水音を立てているのだ。


    「ヒデ、指入れるからな」
    「ゆび?」
    「そうじゃ。先に指でここを慣らして広げてな、それからにーにのちんちんを入れるんじゃ。頑張れるか?」
    「えっ……♡ う、うん……♡にーにの奥さんになりたいから……だいじょうぶ」
    「ヒデ……おみゃあ……!!」


    ぽっと頬を赤らめて、はにかみながら弟が言った。

    きゅう、と胸が締め付けられるような、なんとも言い難い喜びを覚え、感極まったヒヨシは思わず弟を抱きしめて、頬にキスの雨を降らせた。
    汗の匂いに混じり、甘く芳しい香りがする。弟のフェロモンだ。
    ヒヨシを誘い、招き入れ、子を孕みたいというビデオの本能の香りだ。
    きゅうきゅうとヒヨシの指を締め付けてくるビデオの肉壁を掻き分け、アナルの皺を伸ばすように丹念に穴の入り口を解す。


    そうしていると、やがて弟の腹の内側、下腹のあたりにちいさなしこりを見つける。
    そこをとん、と軽くタップしてやると、弟が目を見開き「んあぁっ!?♡♡♡」と、裏返った嬌声をあげた。
    どうやら気持ちの良いところを見つけてやれたようだ。もっと、もっととでも言うように弟の肉壁がヒヨシの指を締め付ける。
    暖かで柔らかく、ぴったりとヒヨシの指の形に馴染み吸い付くそれは、まるでつき立ての餅の様だった。
    ーーこの肉筒にペニスを挿入したらどんなに気持ちが良いだろう。
    想像しただけで、ずきりと顎の付け根に痛みを覚え、唾が口の中に滲んでくる。
    思わず舌なめずりをすると、ぶわ、と弟のフェロモンが強く香った。 見れば弟が顔をさらに赤くして、頬に手を当てて表情を蕩けさせている。


    「……? どうした、ヒデ」
    「わ、わかんないっ……♡にーにの、いまの……舌べろってしてるの見たら、お腹じくじくしてきてっ……♡♡♡」
    「はは、なんじゃそりゃ。おみゃあはそういうのが好みか」
    「はへ……?」
    「おみゃあはいい子じゃ。どこでも、いくらでもにーにがぺろぺろしてやるからな♡」


    訳もわからず、ヒヨシの仕草に性的な興奮を覚えたようだ。
    知識はなくとも、本能がそれを知っているのだ。
    いっそう強くなった香りに誘われるまま、ヒヨシは弟のズボンを脱がせてやる。
    弟の白くまろい膝に手をかけ、足を開かせてやると、雄の味など知らないはずのアナルが愛液に塗れヒクヒクと物欲しげに痙攣しているのが見えた。
    Ωの体質だ――男であっても、Ωであれば女が秘所から愛液を垂らすように、
    アナルから愛液を滲ませることができる。すべてはαの子を孕むために。

    思わずごくり、とヒヨシは唾を飲み込んだ。
    弟の痴態に煽られ、すっかり熱と硬度をもった自身のペニスをズボンから取り出す。
    それはヒデオのフェロモンを嗅ぎ、その体に触れているだけで――すっかり堅く張り詰めてしまっていた。
    それをうっとりと恍惚の表情を浮かべつつ、勃起しきった大人の男のペニスを初めて見た衝撃に怯えたように目を見開く弟に、
    言い表しようのない満足感を覚えて、ヒヨシはにっと唇を歪めて笑った。

    物欲しげにひくひくとしている肉筒の縁に先端をあてがう。
    ぬゅぷ、とさしたる抵抗もなくーー弟のアナルがヒヨシのいきりたった肉棒を飲み込んでゆく。


    「あっ……♡にいちゃんのちんちんっ……は、入っちゃうぅ……♡♡♡」
    「おう。おみゃあのナカで、にーにのこともうんと気持ちよくしてくれな」
    「う、うんっ……♡」
    「一緒に気持ちよくなって、にーにの赤ちゃん産んでくれよ♡」
    「うん♡うん♡」


    弟が何度も頷き、シーツを握りしめた。
    視線は無意識にであるだろうが、下腹へと向けられており、いままさに犯されている自分のアナルを興奮し切った面持ちで凝視していた。
    赤黒く変色し、血管の浮いた太く硬いペニスが、やわらかな幼な子を犯している。まだランドセルを背負っているような、
    未成熟で、幼い、それも――実の弟を。
    背筋を這い上がる悪寒にも似た高揚感は――背徳感と紙一重だ。
    (それすら、今こうして弟とセックスをするためのスパイスでしかない。)

    ゆっくりと腰を押し進めると、頑なだった初心な肉壁を硬いペニスが耕されてゆく。
    狭く未成熟な肉筒は初めての男の味に戸惑いながら、それでも媚びるようににゅるにゅるとヒヨシのペニスに纏わりつき、締め付ける。

    やがてヒヨシの足の付け根が、ぴったりと弟の尻たぶに当たった。ビデオの処女穴の最奥まで、ヒヨシの肉棒が犯し尽くしたのだ。


    「あっ♡ に、にーにっ♡ にーにっ♡」
    「いいこじゃな、ビデオ。にーちゃんのちんちん、ちゃんと全部飲み込めたな♡えらいぞ♡」
    「んっ♡ んっう♡あっ、にーちゃ、ねぇっ、なんかヘンだよっ♡お腹苦しいのにむずむずする♡にーちゃ、にーちゃ、たすけてっ♡♡♡」


    処女穴が馴染むまでそっとしてやろうと、ビデオのちいさな体を抱きしめたヒヨシに、腕の中のビデオが言った。
    短い手足を懸命に伸ばし、ヒヨシの体にしがみ付く。ヒヨシの肉棒をより奥へ――子宮口へ誘い込むような腰遣い。

    たすけて、と言いながら、自分を犯す男に縋りつく様が哀れで、愛おしくて、
    堪らずヒヨシは弟の細い腰を掴み、乞われるままに腰をゆるゆると動かした。
    ヒデオの戸惑いながら上げられる声に、少しずつ甘さが混じってくるのを確認して、ヒヨシは腰を引いた。
    がちがちに堅く張り詰めた肉棒がずるりと抜けて、それを今度は前よりも強く打ち付ける。

    何度かそれを繰り返し、散々に指で教えてやったしこりにペニスが引っ掛かると、ヒデオが目を見開いて悲鳴の様な嬌声を上げた。


    「あっ♡ あっあっ♡ あんっ♡ に、にっ、にーにっ♡」


    物覚えの良い胎だった。
    柔らかで熱い肉壁が、覚えたての男の味を楽しむように、ねっとりとペニスに絡みつく。
    本人の意志とは無関係にうねり、肉棒をしゃぶる肉壁の熱さと締め付けに、ヒヨシは時折低い声で呻きながら、夢中で弟のアナルを犯した。

    弟はむずがる様に――いやいやをする様に髪を乱し頭を振り、甘やかな声を上げている。
    熱に浮かされた青色の瞳は、過ぎた快楽の為かぽろぽろと涙を零している。
    舌を伸ばしてその涙を舐めとり、眦に口づけると、きゅう、と肉壁が媚びるようにヒヨシの肉棒を抱き締めてくる。

    は、は、と、浅い呼吸を繰り返しながら、弟がぴくぴくと体を震わせている。その震えに合わせて、胎の中も収縮し、ヒヨシを悦ばせるのだ。
    初めてのヒート、初めてのセックスの快楽に戸惑っているのに、本能がヒヨシという雄に――アルファへ媚びる方法を知っている。堪らなかった。



    「なあ、気持ちいいなあ、ヒデ。大好きじゃよ、俺だけのヒデオ」



    ヒヨシは身を屈めて、弟の首筋に顔を埋めた。むせ返るような甘い匂いに、得も言われぬ酩酊感を覚える。
    弟のフェロモンに酔ってしまったのか――、目が眩む。
    頭が茹ってしまった様に、目の前の弟の事しか考えられない。

    今まで感じたことのない圧倒的な快感に、ヒヨシは知らず笑っていた。

    ぐちゅぐちゅと二人の結合部は、弟の愛液とヒヨシの精液とが混じり合い、泡立ち淫らな水音を立てている。
    体が勝手に動いて、腰を止めてやることが出来ない。
    蕩けた媚肉がヒヨシのペニスを愛撫し、今まで感じた事のない快楽が全身を満たしていく。

    か細い声で喘ぐ弟の腕がヒヨシに伸ばされ、抱き締める。
    これ以上ないほど体を密着させ、ふたりは隙間なく抱きしめ合い、ヒヨシは弟の唇にかぶり付いた。



    「んっ♡ ふぅっ……ぅん♡ んっ♡んっ♡」



    不自然な至近距離で聴く弟の甘やかな声に、ヒヨシの性感も煽られていく。

    口づけの合間に弟が「にーに、おれ、おれもうだめ、なんかきちゃう」と涙声で言った。絶頂が近いのだろう。
    ヒヨシは笑って、弟を責め立てるのはやめずに言った。



    「くるんじゃなくて、イくんじゃ。ほれ、言ってみ。イっちゃう、イく、って」
    「えっ? あ、あんっ♡ あっ、あ♡ い、いくっ♡ いっちゃう♡ おれいっちゃうよぉ♡」
    「ふは、はは。――ああ、俺もじゃ。俺も射精(だ)すぞ、ヒデオっ!!」
    「あっ♡ あっ、あぁっ……♡」


    ぎくぎくっ、と弟の小さな体が不自然に跳ねる。
    それを無理矢理に強く抱き込んで、柔らかな尻たぶに一際強く腰を打ち付け、弟の肉壺の最奥に射精した。



    「んくっ……、ふ、うぅっ……♡」


    絶頂とともに弟の肉壁が一際強くヒヨシのペニスを締め上げる。
    ――男としての射精を伴う絶頂を味わうより先に、オーガズムの快感を知ってしまった哀れな幼な子に、
    ヒヨシもまた絶頂の余韻を味わう様に、腰を何度も痙攣する弟の尻たぶに擦り付けた。
    長い射精の間も、ヒデオの肉壁はその精液を一滴も逃すまいとうねり、しがみついてくる。その淫らで強欲な肉壁の最奥に、自分の精液を吐き出すように、ヒヨシは強く弟を――自分だけのオメガを抱き締めた。


    「に、にいちゃ、……なんかあったかいの、お腹の中に出てるよぉ……」
    「……おう。このあったかいのがな、赤ちゃんのもとじゃ。えらいぞヒデ、ちゃんとにいちゃんの赤ちゃんのもと、お腹で飲めたな」
    「そ、そうなの? え、えへ……、そ、そっかぁ……♡」


    まだ熱の引かない互いの肌をぴたりと合わせ、抱き締め合ったままヒデオの頭を撫でてやる。
    汗でしっとりと濡れた銀髪の前髪が、額に張り付いていた。
    それを避けて、額にキスしてやると、くふくふと嬉しそうにヒデオが笑うのが分かった。


    「ねえ、にーに。これで赤ちゃんできたの?」
    「ん? 流石に一回じゃな、まだじゃろうな。なぁに、ヒートは一週間も続くんじゃ。その間ずーっとセックスしてりゃあ、さすがにデキるじゃろ。……楽しみじゃなあ、ヒデオ」



    子どもが出来ることか、それともこの後も続けられる官能のことか。

    一度の射精ではちっとも萎える事のない――未だ硬度を保った肉棒で、軽く胎の中を突いてやると、初めての絶頂の余韻で敏感になったのか、それだけでヒデオが「あんっ♡」と甘い声を上げた。


    「ヒデ。にーちゃんもっといっぱいお前ゃあとセックスして、おみゃあの腹ん中に赤ちゃん作ってやりたいんじゃが、……おみゃあもいいよな?」


    ヒヨシがからかう様に言うと、ヒデオはぽっと顔を赤らめて、嬉しそうに「うん。もっといっぱいせっくすしたいし、にーにとの赤ちゃん欲しいな」と言った。












    「まあそんな訳で……、ここだけの話だ。本当はヒマリは妹じゃなくて娘なんだよ」
    「……待って待って。きみが早熟のオメガだったことは分かった。
    でも待って、最初のヒート……お兄さんと番になったの、きみが何歳のとき?」
    「9歳だぜ」
    「……ヒマリ嬢本人や、周りの人はそれを知ってるの?」
    「おう。ヒマリは知ってるぜ。知り合いだと……マスターとヴァモネさんもか。出産の面倒見てくれた医者以外だと、お前だけだ」
    「そっかぁ……」


    大切な秘密を打ち明けてくれるほどに、自分を信頼してくれたのは嬉しい。
    だが、秘密の内容がヘヴィすぎる。
    ドラルクは200年ちかくの人生で培った紳士パワーでなんとか冷静なフウを保っていたが、
    実のところこれ以上ないほど動揺していた。

    さりとて、この相棒――親友の信頼を裏切ることは絶対にあってはならない。
    ドラルクは「分かったよ。きみの大切な秘密を打ち明けてくれてありがとう」と言って、
    変わらぬ信頼と友情を家賃八千円の雑居ビルの蛍光灯に誓ったのであった。


    (完)
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    maru464936

    PASTTwitterの過去つぶやきまとめ。リーゼお婆ちゃんが亡くなった時のちょっとした騒動。語り手はフィーネ似の孫だと思う
    無題孫たちの述懐で、「母方の祖父は、物静かで穏やかなひとだった。」みたいに言われてたらいいよね。

    「だから私たちは、祖父にまつわるさまざまな不吉な話を、半ば作り話だろうと思っていた。祖母が亡くなった日、どこぞの研究所とやらが検体提供のご協力の「お願い」で、武装した兵士を連れてくるまでは。
    結論から言うと、死者は出なかった。数名、顎を砕かれたり内臓をやられたりで後遺症の残る人もいたみたいだけど、問題になることもなかった。70を超えた老人の家に銃を持って押しかけてきたのだから、正当防衛。それはそうだろう。
    それから、悲しむ間も無く、祖父と私たちは火葬施設を探した。
    私たちの住んでいる国では、土葬が一般的だけど、東の方からやってきた人たち向けの火葬施設がある。リストから、一番近いところを調べて、連絡を入れて、みんなでお婆ちゃんを連れて行って、見送った。腹立たしいことだったけど、祖母の側に座り込んだまま立てそうになかった祖父が背筋を伸ばして歩けるようになったので、そこは良かったのかもしれない。怒りというものも、時としては走り出すための原動力になるのだ。
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