140字お題(140字とは言ってない)「悪かったって」
ゾロがばつの悪そうな顔で、謝罪の言葉を零す。
ローが楽しみにとっておいた酒を飲んでしまったからだ。
ローは実の所、そこまで怒ってるわけではなかったが、しおらしい態度が見物だな、と意地悪心が芽生え、わざと不機嫌そうな顔のままでいた。(通常運転とは言わない!)
「名前がなかったから・・・」
「は・・・?」
思わぬ弁解に声が漏れる。危ない、油断するとにやけてしまいそう。
聞けば、その酒の周りにあった物には《ペンギンの!》《ベポのだよ!》等持ち主を主張していたらしい。そこに無記名の物があったので、それは誰が飲んでもいいのかと思い、中身はゾロの胃へ・・・それとも肝臓へか、収まった。
「そうか、なら、俺も反省を活かすか」
ローはぐっとゾロとの距離を詰めると、もう素直な気持ちを表情にのせた。
「お前には、どこに俺の名前を書いたらいいんだ?」
ローのその様子に、ゾロは先程までの不機嫌っぷりは半分以上演技だなと察した。
end
『自分のモノには名前を書きましょう。』をお題にして140文字SSを書いてください。
#shindanmaker
なんだかだらだらと続いてしまいそうなので一旦ここで。
《日記的なもの》
今書いてる途中のものが、先日ぴくしぶへ載せたものの続き的なやつと、原作世界観のもので、どっちもR指定っちゃそうなんですが、どっちもなんか初めて・・・とか数回目・・・とかで、もだもだしたやつなんですよね。で、前にも同じような話を投稿してるので、おいおいそんなのばっかじゃん!となりまして。
もうちょっと、ゾロが積極的な話を書いてみたいかな、と思い始めてます。ううん、自分がどこまでできるかわかりませんが・・・