はじまりの雪の日の話　昨晩はやけに冷えるとは思った。天気予報はあまり見ないが、それでも「大雪警報発令」の文字が端末に表示されてしまえば、気にするなと言う方がおかしい。
　案の定、朝目覚めてみればそこは一面の銀世界。マンションのこどもたちが住人専用の公園で遊んでいる声がする。
　生憎と、白い景色にはしゃげる年齢はとうにすぎた。いや、年齢は関係ない、はしゃげない理由の方が多くなってしまったのだ。
「……こりゃ、今日は休みだな」
　は、と呟いた分だけ、まるで綿あめのような息が視界を覆った。

「っつう訳で、一応店までは来れたから、俺このまま予約のお客様へ連絡するわ」
『了解した。すまないな、任せてしまって』
「いいって。お前ん家の方が遠いんだし」

【零凛】无声暗恋【1.初夜】



朔间凛月曾在杂志上看见过这样一个专栏，据说大概八成以上的高中生会在高中毕业之前拥有初体验，其中将自己的第一次交给初恋对象的只占当中的一成不到，而凛月不巧就是那些幸运儿中的一员。

但杂志上又说，当他们采访那些拥有初体验的高中生时，大约一半的学生表示自己对初体验十分满意，可同样也有一成不到的学生表示自己是在非自愿状态下交付出的第一次，并且在那过程中觉得自己的心理以及精神受到了一定程度的冲击，同样不太巧的是，凛月又是这一成中的一员。



朔间凛月是在他读高一的那年正式从童贞毕业的，对象是和他血脉相连的兄长，名为朔间零，他是梦之咲学生们心目中堪比神明的存在，是海外娱乐业界里冉冉升起的一颗明日之星，也是朔间一族板上钉钉的下任家主。