大学生パロ凛潔0815
大学生凛潔
宅飲み、潔の家
なんか数人で飲んでたけど他のメンバーは帰った。
そろそろお開きにするか〜となって帰る。けど、ポケットをさぐった凛は「あ」となった。
「どしたー?」
「……スマホ忘れた」
「おうおう珍しー、酔ってんなあ」
先輩たちにからかわれながら、凛は潔の家に引き返した。
まだ寝ていないことを祈りつつチャイムを鳴らすとすぐに開けてくれた。
「凛?どうしたんだよ」
「うっせえ」
素直に言うのはなんとなく癪で、潔の横を通り抜けて部屋へ。さっきまで座っていたベッド脇のクッションをどけると、目当てのものがでてきてほっとする。
部屋に入ってきた潔は「ああ、忘れ物か」と納得してゴミ袋片手に部屋の片付けをはじめる。
お菓子の食べさしや酎ハイの空き缶が散らかっている。
少し酔いが覚めてきた凛はそういえば何も片付けず出てきてしまったな、と思って、一応、潔は一応センパイであるため、手伝ってやろうという気になった。
誰のものとも分からない、まだ中身が若干残ったビールの缶を持って流し台へ。
「え!凛、手伝ってくれんの?優しい後輩を持って先輩は嬉しいぞ」
「黙れ、酔っ払い」
ゲームに負けていた潔は凛よりもかなり飲んでいて、見るからにまだまだ酔っぱらっている。
にまにまと楽しげな表情でまとわりついてくる潔を引き剥がしながら、あらかた片付けたところで帰ろうとした凛を、潔がくいと服を引っ張って引き止めた。
「なぁ、凛うち泊まっていく?」
「は?」
「もう遅いし、帰るのだるいだろ」
思ってもみなかった提案に、凛は固まった。潔の目はしょぼしょぼしていて何度もあくびをしているし、態度だっていつも通り。なので他意がないことは明らかだったが、ひそかに狙っている先輩からそんなお誘いをされて乗らない方がおかしい。
凛はくるりと踵を返し、「……じゃあ」と言った。
潔はにかっと嬉しそうに笑った。
「へへ!さすがにあの人数いたら雑魚寝になっちゃうけど、凛だけだったら一緒に寝れるかなって」
「一緒にって」
「あごめん、うち来客布団ないんだよなー。買おうって思って二年経っちゃった」
けどやっぱあったほうがいいのかな?でも俺の友だちみんな一人暮らししてて泊まりに来ねえしなー、なんてふわふわ呟きながら廊下を歩いていく潔の背を呆然と見つめる凛。
まじか。まさか、潔のベッドで一緒に寝るって意味か……?
固まっていた凛が動き出せたのは、潔に「りーん!着替えいる?ジャージの下くらいなら貸すけど」と声をかけられてからだった。
「おいいさ、ぎ……」
ジャージに履き替えてきた凛が戻ってくると潔はベッドですでに寝息を立てていた。
凛は思わず脱力する。おい俺がどんだけ緊張してたと思ってんだクソ野郎。そんな罵倒を飲み込んで、凛はベッドに腰掛けた。
潔は飲み会の途中からすでに眠そうに目をとろんとさせていたし、さっきもしきりにあくびをしていた。おやすみ三秒してもおかしくない。
おかしくはないけれど、ちょっと期待を裏切られた気分だ。まあ、勝手に期待していた凛が悪いのだが。
「……」
あどけない寝顔を眺めているとなんだかムラムラしてくる。夜に好きな人の家で二人きり。しかも一緒のベッドで眠ることを許されているシチュエーション。これで興奮しないほうが男としておかしい。
だから俺はおかしくない、と心の中で言い訳をして、凛はジャージをずりおろして下着越しに自身にふれた。
すでにゆるく兆していたそこは、潔の寝顔を見ながら数回扱くとすぐにがちがちになった。
「っ、ふ……」
潔を起こさないように細心の注意を払いながら、吐息を押し殺し、しゅっしゅっと性器を扱く。
そのうち先端から溢れた先走り汁をまるく塗り広げていって、裏筋を重点的にこする。ばかみたいに気持ちいい。右手で扱きながら、凛は、耐えきれず左手を潔にのばした。半開きになっている唇が気になってしかたなかったのだ。いつか触れてみたいと思っていた薄桃色のくちびるをつつくと、ふに、と頼りない感触がした。下唇を何度も撫でて、少し迷ってから口内へ人差し指を侵入させる。
指先が熱い舌にふれた。興奮をかきたてられ、先端からこぷ、と蜜の塊がこぼれ落ちる。潔は何も知らず、無防備に力を抜いて眠り続けている。ぬるぬると舌を撫でる。力の入らない口元から、つうっと一筋よだれが伝い落ちた。
「…は、ぁ……」
ここにちんこ突っ込んだらきもちいいいんだろうな、という馬鹿みたいな想像がとまらない。潔の唇と舌で奉仕されたら、きっと頭が飛びそうなくらい気持ちいいに違いない。ああクソ、ブチ犯してやりてえ。
そんなことを考えながら指を抜く。唾液で濡れた指で唇を撫でながら、手で扱く速度を上げていく。さっと視線を走らせるとティッシュ箱がすぐ近く見当たったので、数枚引き抜いて先端に押し付ける。
潔の顔を見つめながら、凛は絶頂に上り詰めた。
「ッ…!」
どく、と熱が弾ける。ここ最近で一番の快感だった。びゅくびゅくと大量の精子を吐き出した後、ティッシュの端で先端をくしゅくしゅとぬぐってまるめる。
「……」
出し終わると一気に賢者タイムになる。
凛はため息を吐いて衣服を直して、ティッシュをトイレに流しに行った。ついでに手も洗ってベッドに戻る。
あどけない寝顔を見ているとなんだか罪悪感が湧いてきて、凛は大きくため息を吐いた。
凛が項垂れて目を閉じていると、背後から「んん…」と潔のうなり声が聞こえてきた。振り向くと、目をうすらと開けた潔が寝ぼけ眼のまま凛を見上げている。
「りん、どした…?」
そう言って潔が凛の背中に触れる。凛が咄嗟に何もいえないでいると、潔はふわあ、と大きなあくびをしてもぞもぞと起き上がった。
「もしかして気持ち悪い?吐きそう?」
「ちげえ」
「トイレ連れてってやろうか?」
「だからちげえ」
「そう?じゃあ寝ようぜ……もうおれ、ねむくてねむくて…」
言いながらこてん、と背中に頭を預けられ、凛は「分かったから」と言って慌てて潔を引き剥がした。
並んでベッドに寝転がり、薄手の掛け布団を雑にかけて、電気を消す。
「りん、おやすみ」
「ああ」
「ダメ。おやすみってちゃんと言って」
先輩命令、と舌足らずに言われ、凛は舌打ちしながら素直に「…おやすみ」と小声で言った。凛だって眠かった。
潔は凛が考えるよりも嬉しかったようで、ふへへと笑って凛の肩にじゃれついた。
「えっへへへ、かわい〜な〜、凛は」
「うぜえ…てめえが言わせたんだろが。つか寝ろ」
「うん寝る。もう限界……」
凛が右肩に触れる潔の体温にどきどきしている間に、潔はむにゃむにゃと呟いて眠りに落ちていく。
「明日起きたら、一緒にランニング行こー、な……」
その言葉を最後に、潔はすうすうと寝息を立て始めた。凛は十秒ほど待ってから潔の方へ身体の向きを変えて、一瞬だけキスをする。
柔らかい感触を記憶に焼き付けたあとは、潔をぎゅっと抱きしめる。どうせ朝には離れているだろうし、今だけこうしていてもバレないだろ。
なんだかんだで酔っていて判断力の鈍った凛はそう結論づけて、最高の気分のまま眠りに落ちていった。
そんな凛の腕の中では潔が頬を真っ赤にしていたのだが、暗闇だったし、なによりすでに夢の世界へ旅立った凛は知るよしもなかった。
翌朝
「凛さあ、俺になんか言うことあんじゃねーの?」(キスされたし抱きしめられたし、俺のこと好きなんだよな?早く言えよ凛!)
「……!?何の話だ」(見抜きしたのバレてる?)
こんなかんじのアンジャッシュが繰り広げられることになる。