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    Perori1591

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    ポッキーの日3
    今の2人はこんな感じ。来年はゲームができたらな〜

    ##京谷くんと日野くん
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    kumo72783924

    PROGRESS魁のパート。ビール飲んでる。
    流心〜ドイツ編〜魁1
     十一月のドイツは想像以上に寒く、訝しがりながら持ってきたダウンが大活躍だった。見るもの全てが痛いほど新鮮に映る中、隣で穏やかに微笑む恋人が旅の緊張を解してくれる。距離も時差も超えて、こうして二人並んで歩くだけでも、思い切ってここまで来て良かったと思うには十分だった。
     ターミナル駅からほど近いその店は、入口の様子からは想像出来ないほどに中は広く、何人もの客が酒とおしゃべりに興じていた。柱や梁は艶のあるダークブラウンで、木製のテーブルや椅子が落ち着いた雰囲気を醸し出している。ぐるりと店内を見渡したときに目を引くのは、なんと言っても大きなビール樽だろう。その樽から直接ビールが注がれたグラスをびっしりと乗せて、店員がお盆を手に店内を動き回っている。その様子に目を奪われていると、店員の一人から“ハロー”と声をかけられた。こちらもひとまず“ハロー”と返すと、何か質問を投げかけられたようだったが、生憎俺は返す言葉を持ち合わせていない。助けを求める間もなく楓吾が最初の注文を済ませ、席に着くなりビールが二つ運ばれてくると、ドイツに来て初めての食事が始まろうとしていた。ふと向かいに目をやれば、赤銅色に染まるグラスの向こうで楓吾が再び店員と何やら話している。ガヤガヤと騒がしい店内で異国の言葉を話す恋人は、まるで別人のようだ。ひょっとして、話す言語によって人格も多少は変わるのだろうか。俺の知らない楓吾の一面があるのだろうか……そんなことを考えながら二人のやり取りをぼんやり眺めていると、楓吾がこちらに向き直って言った。
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    亜桜黄身

    DONE包容力のある大人びた歳下受けと庇護される歳上攻め。甥×叔父
    攻め…不憫/わんこ/歳上 甥。二十歳。
    受け…男前/健気/歳下 叔父。18歳
    父が事故死し引き取られた親戚宅で歳下の叔父からペット宣言を受けてしまう攻めの話「え、甥がいる?」

    聞き返す俺に声もなく頷いた父の表情は疲労が滲み、目の下にくっきりと浮かんだ隈が一層老け込んだ印象を与えている。
    家出同然で家を飛び出していた兄の訃報は、平穏そのものだった我が家の空気を一変させた。
    不幸な事故だったと聞いている。見通しの悪い交差点で昼間から泥酔した歩行者が道路に飛び出し大型自動車に撥ねられて即死。誰にとっての不幸だったのか、口にするのは憚られた。遠い昔に家を出た彼がどんな暮らしぶりだったのか知らないが、兄はいわゆるヒモと呼ばれる生活を送っていたらしい。
    そんな人でも籍は抜いていないし、家族であることに変わりはない。だから通夜も葬儀も父が喪主となり執り行われた。子供の葬儀を行うなんていう憂き目に遭った両親と違い、俺は他人事と割り切っていいのか、何の思い出もない他人のような身内の死を悲しめばいいのか決められないまま、ただぼんやりと通夜が開かれ、葬儀が行われ、全てが終わるのを眺めるしかなかった。
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