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    screamwanderer

    @screamwanderer

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    screamwanderer

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    融合=sky二次創作「空が晴れるまで」「ケープ振り合うも多生の縁」の主人公
    トロ=🍠さんがレヴ(うちの子)のためにつくってくれた創作っ子
    ステラ=sky二次創作世界のステラちゃん(アバターと同一ではありません、別の子です)

    #sky星を紡ぐ子どもたち
    childrenSpinningSkyStars
    #sky創作
    skyCreation

    「ケープ振り合うも多生の縁」トロ君の戦闘訓練にステラ大先生がくわわる話融合「毎回俺ばっかりだとパターン化しちまうら、本日は特別講師をお呼びしました。麗しき乙女な戦女神ステラさんだよ☆」
    腕利きの工匠エモで融合と湯豆腐が左右にステラをはさみ紹介する。
    ステラ「よ、よろしくね、トロ君。」
    はじらうステラ。
    トロ「(なんかふわふわちいさい女の子なんだけど)」
    小柄でやわらかい雰囲気をまとうかわいい女の子を本当にこの子戦えるの?という目で見るトロ
    そんなトロにたいして少しムっとする融合。
    融合「(ああ、まだまだ駄目だなこいつ。)ステラちゃん、今日はこいつをよろしくね。」
    ステラ「頑張るね!」
    張り切って答えるステラ、その可愛く和む姿に意地の悪い顔で融合が返す。
    融合「うん、治せるギリギリでいいから」
    ステラ「ず、ずいぶん厳しいんだね?」
    融合「あー…うん、今回は特別かな。」
    こいつわかってないんだよと肩をすくめる。

    融合「それじゃあ、はじめ!」
    合図とともにお互い探りながらの剣筋が交わる。
    打ち込む度にステラの太刀筋が鋭くなっていく。
    その激しく鮮やかな剣に、舐めてかかっていたトロの顔色が悪くなっていく。
    ステラ「っあ!」
    気が抜けてきたステラがいなすことを忘れ、剣を振るってしまう。
    トロ「!!!?」
    トロの槍を細枝のように切り落としてしまったステラが慌てふためく
    ステラ「ごめんなさい!!ああ、やってしまった…」
    トロが愕然としながら手元に残る棒になったそれを見つめる。
    融合「…ステラさん、そもそも俺以外と稽古する時に真剣使うのはどうかと思う」
    稽古用の刃をつぶした剣、用意してあったんだけどなぁと荷物を見る。
    湯豆腐「いや、君達二人の稽古でも真剣使ってるのおかしいと思うよ。ステラさん、今度はこっちをつかって」
    刃をつぶした剣が渡される
    融合「トロ変えは…ねーよな、俺の一本やるから使え」

    融合「…今日はここまで!」
    粉砕された槍とトロの破片がそこら中に広がっている。
    ステラ「おつかれさまでした…トロ君ごめんね、頑張ったね」
    途中戸惑いながら何度も確認するステラに、最初の注文は変わらないと言い続けた融合。
    融合「必要な事だから。ステラちゃんも知ってるでしょう、慣れてきたころが一番駄目なんだ」
    ステラ「…そうだね。」
    融合「湯豆腐、片づけ任せるよ。おいで」
    離れて活動するための光を湯豆腐に分け与える。
    湯豆腐「連れて行ってあげるの?」
    融合「ああ、これじゃあ歩くこともできないからな」
    ぼろぼろのトロに視線をやる
    ステラ「あ、あの!私も原罪手伝うわ!」
    融合「気を使わなくて大丈夫ですよ。予定内ですし、ゆっくり休んでくださいな。」
    ステラ「私もまだ行ってないのでご一緒させてください」
    融合「そういことなら。でも報酬は追加させてくださいね」
    トロを肩に担ぎあげ、ウィンクしながら手を差し出す。
    ステラ「そんな、そんな」
    その手を取り歩いていく二人と、担がれたトロ。
    湯豆腐はそれを見送りながら片づけをはじめる。

    転生後、色んな疲労からぐったりと寝てしまっているトロをレヴのもとに届ける
    その足で捨て地に出向き、槍を回収する融合。
    融合「稽古用にも何本かいるなぁ…かわりの槍も調整してやるか」
    おんぶされたはんなりのランタンがだんだん下がってきて鈍い音を立てて額にあたる。
    融合「はんなりさんもうちょっとランタン上に持ってもらっていいですかね?」
    は「ぬー!これ、湯豆腐の仕事!!」
    モーニングスターのごとく振り回し始める。

    レ「目が覚めたかい?」
    目覚めたトロの視界いっぱいに自分だけものにしたい海の星が映る。
    ト「レ…ヴ」
    コップがさしだされる、中には甘くて酸味のつよい果実の液体が冷えていた。
    レ「あいつが後は自分で調整しろってよ」
    壁に立てかけられた槍を指差す。
    トロが視線を向けたのを確認して調合室へいってしまうレヴ。
    それを目に追いしょぼくれる。
    渡された物をゆっくりゆっくり大事に飲みながら、槍を確かめる。
    それはしっかりと研がれ、青い結晶で補強された槍だった。
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