33ユ「ひっ、やだ、これいっ、じょう、イきたくなぃ……っ」
過ぎた快楽が与えられるのは苦しくて、がむしゃらにシーツを掻き回して上ずるように浮いた腰を、ぐいと強制的に引っ張られて戻される。
「逃げるなよ」
「ぅ、やぁっ」
時間をかけて散々になぶられた腹がかき回されてひどくうねり、意図せず彼のものを締め付けた。頭上から、ふ、と思わず洩れてしまったような低い吐息が落ちてくる。
「や、じゃないだろ」
嘲笑を含んだ声。
僕はいま親友と同じ顔をした男に抱かれている。顔だけじゃない、声も背丈も手もなにもかも寸分違わぬ男に。
「なあ、ユージオ……そんなにここがいい?さっきから腰揺れてるよ」
「ふ、あぁっ」
あいつの声で汚い言葉を口にするな。
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