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    soseki1_1

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    soseki1_1

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    酔っ払った大佐🤕がやや強引に淫魔🔮を愛でまくる
    (傭占/R-15/♡喘ぎ)

    「ぁ…♡っ…♡なわーぶ…♡ダメ、だよ…、やすまないと…っ、ぁ♡」
     イライは言いながら、顔を少しばかり俯かせる。そうすることで、降り注ぐ口付けから逸れ、注がれる眼差しからも心を避けようとした。皮膚を撫でるように注がれ続ける眼差しを感じながら……それに後ろ髪を引かれながら、イライは両手でナワーブの胸部をそっと抑え、ナワーブの膝から腰を浮かせ、立ち上ろうとする。
     けれども、与えられる愛欲に震えるその身は、畢竟、膝元から離れることはなかった。
     緩慢と背を撫でていたナワーブの手が腰へと宛てがわれ、擡げようとしたイライの腰を優しくも力強く押し留めたのだ。それだけではない。もう一方の手は頸へと回り、後頭部ごと包む様にして覆い包む。赤色が滲んだ頸を指先が擽るように甘く撫でる。そうして引き下がれなくさせたまま、唇がキスを与え続ける。無理矢理というには優しい力加減で、それはさながら駄々をこねる様な始末であった。
     イライは眉尻を下げながらも思わずうっとりと目を細める。胸の裏側が甘く締め付けられるようだ。加えて、触れるばかりであった唇が歯を剥き、甘く噛んで、舌を這わせてくる。喫驚と陶然により薄く生じたイライの唇の隙間に舌先が捩じ込まれ、奥側で蹲っていたイライの舌と甘く絡む。まるで逃したくないと言わんばかりに深くなる口づけに、イライの腰がぐっと重みを帯びていく。
    「ん、ぅ♡っ♡ンっ、ん♡…っ♡んん、く…♡…ッ、っ♡」
     舌先を甘く絡める程度だったキスは、交わすごとにその程度を増していく。互いの舌背を撫で合うまでとなったときには、イライはもう立ち上がることを諦めていた。どころか、そんなことは思考から消え去っていた。
     けれども、ぴんと伸びていた背を丸め、身を委ねようとしたとき……股ぐらに感じた熱によって、蕩けかけた意識は些かの明瞭を得ることとなる。
    「ッ!♡…〜〜ッ♡んん、ぅ♡っ♡ん、ん…♡♡」
     股座に感じた熱。それは紛れもなく、イライ自身の欲望であった。与えられる口付けで、愛情で、すっかりと膨れ上がった欲が如実と露出している。イライの丸めかけていた背が強張り、眉尻が悩ましげに下がる。男の体を持って生きる上では、致し方ないことだ。そして難儀なことでもある。
     なけなしの理性を取り戻したイライは、今一度抵抗を始めた。ナワーブの胸部に触れた両手で優しくその身を叩き、静止を呼び掛ける。なんとか膝から離れようと腰を捩り、あわよくば浮かせようとする。それは立ち上がるための行為であったのだが、ともすれば、股座にある欲望を隠そうとする様相でもあった。どうか自分が孕んだ欲望の様が、ナワーブに知られないように。彼が口付けばかりに夢中になっているうちに。イライはいたいけにもそう願っていた。
    「ん、ん…♡…っ♡……ッ!♡♡っ♡んっ…♡」
     願いが果たされないことは存外にも早く露呈した。否、していた。どれほど胸を叩こうとナワーブは口付けをやめず、どれほど腰が立ち上がりたそうにくねろうとも、その手はイライの腰を優しく覆い包んだまま容赦なく押し戻す。そうして、イライの両手が胸に縋るようにして衣服を掴み始めた頃。股座に熱い快感を感じて、イライは息を呑んだ。そして咄嗟に目をやり、その顔が一気に熱を増す。
     イライの股座に触れたのはナワーブの指だ。節くれのある指が、局部へと触れている。布の膨らみをなぞるように。まるで、勃っているぞと指摘するように。
    「〜〜…っ♡♡ッ♡ン♡んんぅ♡ッ……♡ン♡…♡…っ♡ん〜…っ♡♡」
     羞恥から、そしてもはや手遅れと言える淫蕩の予感から、イライは無理矢理にでも腰を擡げようとした。胸部にあった手を肩へとやり、それを力の入らない体の支えにしようとした。
     しかし一介の花屋と軍人とでは、持ち合わせる力があまりにも違う。イライはぴくりとも立ち上がることはできなかった。どころか、その腰はいっそう抱き込まれ、布地を押し上げる局部はナワーブの股座へと押し付けられる形となった。先ほど迄のように尾骶骨の辺りを覆い抑えられるのではない。両手で確と腰を掴み、否応もなく大胆に引き寄せられるのだ。股座同士が擦り合う。酒が入っているせいか……元々精神的な起因により遅漏の気があることも相まって、ナワーブの股ぐらには未だ膨らみができていない。だからこそ余計にイライの高揚を思い知らされるようだ。
     ナワーブは加えて、両手で掴んだ腰を、そしてソファの座面に据えた自身の腰を上下に揺する。二人は互いに衣服を纏ったままだ。擦れ合う局部も未だスラックスと寝具に包まれている。勃起しているのはイライだけで、兆す息子と後孔を刺激するものは何もありはしない。それでも、挿入を思わせるその動きに、頭を、体を襲う熱は膨れ上がっていく。とろりと、イライの青い瞳が快楽に蕩けていく。ちゅ…♡ちゅぅ、ちゅ♡と、ナワーブは目を開いたまま口付け続けて、己の色の強い碧眼でその様をじっと見つめている。
    「ン…♡んぅ♡ぅ…っ♡♡♡ん、ふ……♡ぁ♡♡は、♡ひ…♡ん♡ン♡♡」
     口づけは容赦なく続けられる。……
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    soseki1_1

    PROGRESS大佐🤕と喧嘩して家出した🔮を匿う副官🧲2
    /現パロ大占傭占
    「ああ、いるよ」
     携帯電話から届く声が誰なのかは判別がつかない。ただキャンベルさんの口ぶりと目線で彼だと解った。彼は眇めたような流し目で僕を見た。
    「僕の家に居る」
     裏切られたと思った。立ち尽くした足が後ろにたたらを踏んで、この家から逃げようとする。だけど裏切られたという衝撃が体の動きを固くしていた。そのうちに、彼は言った。
    「なんで? あげないよ。送り届けてなんてやらない」
     踵を返して走り出そうとした足が止まる。息を止めたままキャンベルさんを見ると、彼はもう僕の方を見てはいなかった。ただ、唇を歪めて厭に微笑んでいた。
    「飽きたんだろ?貰ってあげるよ。常々美味しいんだって聞いてたし」
     怒鳴られてる。とは、漏れ出る音で解った。そういう空気の振動があった。それに構うことなく、キャンベルさんは鬱陶しそうに電話を耳から離すと、液晶に指を滑らせて電話を切った。四方形のそれをソファに投げて息を吐く。僕の、何とも言い難い視線に気付いたのだろう。彼はもう一度目線だけで僕を見た。それが問い掛けの代わりの視線だと解ったから、逃げ出すより前に口を開いた。
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    soseki1_1

    PROGRESS求愛してる白鷹とそれに気づかない夜行梟/鷹梟/傭占
     そもそもの始まりは食事からだった。と、夜行梟は呟き始める。狩りのやり方を教えた頃から、やたらと獲物を取ってきたがると思っていたのだ。覚えたての狩りが楽しいのだろうと微笑ましく思えていたのは一、二年ほどで、そのうちどこからか料理を覚えて振舞うようになった。あれはそういうことだったのだ。給餌だ。求愛行動のひとつだったという訳だ。夜行梟はその真意に全く気付かず、私の料理美味しくなかったかな、悪いことしたな、なんてひとり反省していた。
     夜行梟の誕生日に三段の素晴らしいケーキが出された辺りから、つまりは今年のハロウィーンを終えた辺りから、いとし子は本領を発揮し始めた。まず、夜行梟の寝台に潜り込んだ。今思えばこのときに気付いてもよかった。よかったのに、夜行梟は布団の隙間を縫うように身を潜らせたいとし子に「怖い夢をみたのかい?」なんて昔と同じように声を掛けた。もうとっくに子供じゃなくなっていた白鷹は、このときは未だ我慢していた。「そんなものだ」とだけ言って隣に潜り込み、足を絡ませて寝た。今思い返すと完全に求愛だった。鷹族の習性だ。鳥型の鷹は空中で足を絡め合い、互いの愛情を深めるのだ。鷹族の遠い親戚からきちんと聞き及んだ話だった。のに、思い当たらなかった。まだ甘えん坊さんだな、なんて嬉しく思っていた。
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