・新作長官(吸血鬼・攻)
真祖の吸血鬼。教会の吸血鬼狩りにあい応戦していたところ部下を庇って重症を負う。
なんとか部下を逃して自分も逃げ延びたが力尽きて倒れてしまう。大量の血液を失ったせいで力を失い小さな子供のような姿になっていたところを教会の神父に拾われる。
最初はすぐに教会の異端狩りに引き渡されるかと思っていたが、面倒を見てくれる彼に興味を引かれるようになる。
ある日、聖書のページで切れた彼の指から溢れてきた血を見て堪らずしゃぶりついたところ、相性が良かったらしく少量にも関わらず力を取り戻すことができたため、旧作こそ自分が求めていた伴侶だと確信し番にするために無理矢理組み敷いた。
・旧作長官(神父・受)
教会でも有名な不良神父。正直神様とか信じてないけど、流石に不味いのでフリだけしている。
山奥の村の小さな教会への赴任を押し付けられたが教会本部からの監視も届きにくいということもあってわりと好き勝手にやってる。
男女の色恋も同性同士も当人らが問題ないなら好きにしろ、と放置している。
ある晩、教会の裏で見つけた小さな吸血鬼を気まぐれで匿い(教会の異端狩りがあまり好きではないというのもある)面倒を見始める。
ある日、たまたま手に取った聖書の端で指を切ったところそれを見ていたちび吸血鬼が突然指にしゃぶりついてあらよあらよと大人の姿になったことに驚いていたところ、「お前を私の伴侶にする」と、いきなり首筋に噛みつかれてそのまま朝まで滅茶苦茶にされる。
最初こそ好き勝手されたことに憤っていたが、去り際の「今夜また来る」に少し期待してしまったりしている。
新旧親子ネタ(原作もいるよ!)
新作 旧作の息子。父親に似てとても優秀。父親がクーデターを指揮したとして処刑されたとき助けに行って眼の前で銃殺される現場を目撃してしまう。その後は抜け殻のようになっていたところを当時の大統領(旧パピ)が危険を承知で深層心理に暗示をかけて自分は天涯孤独であること、名前はドラコルルであるという偽の記憶を上書きされて新たな人生を歩み始める。
国の養護施設に入るはずだったが引き取りたいという男性(原作)が現れ、彼のもとに引き取られる。
現在は時々頭の片隅に知らない男が現れるが、何故かとても悲しくなる自分に戸惑っている。
旧作 新作の父親。不真面目そうに見えて妻だった女性とは大恋愛の末に結婚、息子を一人もうけていた。伴侶が亡くなった残された忘れ形見の息子をとても可愛がって部下たちに自慢していた。
クーデターを企てるも失敗に終わり責任をとらされる形で処刑される。軍学校時代の先輩(原作)に自分が死んだ後息子のことを頼んでいた。息子の眼の前で銃殺される。
原作 新作の育ての親で旧作の軍学校時代の先輩。当時の大統領から催眠術のことは聞いており旧作との記憶に繋がるものを徹底的に新作の周りから排除してきた。現在は義理の息子である新作にピシア長官の地位を譲り渡して楽隠居を満喫している。ついでに旧作を新作の眼の前で銃殺した愚か者を始末したりしている。