果てぬ命の一日千秋 ピーニャくん。今日の調子はどうですかあ?
懐かしいでしょう、ここ。最近ピーニャくん、寝ている時間が多かったから、なかなか来れなかったですもんねえ。
見えますかあ? ぼくの縄張り。ピーニャくん、いつもここのこと綺麗だって言ってくれましたもんねえ。
あぁ、懐かしいなあ…ほら、千年と少し前…ピーニャくん、あっちから歩いてきて、たまたまぼくと会ったんでしたねえ。
…ん? あぁ…そうですねえ。千年前と、地形はかなり、変えてしまいました。……何で、って? あはは、ピーニャくん、なんとなく分かってるでしょう?
今でも鮮明に思い出せてしまいます。きみが撃たれて死んだ日のこと。その時のぼくは何も、本当に何も知らなくて、きみを助けることができなかった。
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