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    わはなかご

    @wahanagoi

    主にさねぎゆのお話をアップしたりしたいと思っています。(色々お試し期間中です‥)

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    わはなかご

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    さねぎゆのシリーズものとして書いている「洋燈の見た夢」のだいたいのお話と登場人物紹介です😊
    初めましての方、こちらをお読みいただくと、だいたいわかって、「かりそめの円舞曲」をお楽しみいただけると思います。

    ※ パスワード外しました

    「洋燈の見た夢」だいたいのお話と登場人物紹介むかしむかしのものがたり

     むかしむかし、人を鬼と成す者がいて、多くの人々を喰らい苦しめて悲しませていた。その鬼を成す者と数多くの鬼たちを滅するため、『全集中の呼吸』という方法で己が肉体を極限まで強く高め、闇夜を駆け抜け、日の力を宿した刀を振った剣士たちがいた。その名を鬼殺隊という。
     鬼殺隊と鬼たちの長く長く続いた戦いは、大正と呼ばれる時代に遂に密やかに終止符が打たれ、鬼たちはこの世を去った。
     
     鬼と戦い、生き残った剣士の中に、二人の青年がいた。一人は『風の呼吸』の使い手。もう一人は『水の呼吸』の使い手。
     戦いために寿命を使い、早逝する定めの二人は、互いを伴侶とし、今世、来世も共に生きようと誓い合う。
     短かくもささやかな暮らしの中、鬼殺隊のときには叶わなかった市井の人として、夜には柔らかくも明るく灯す洋燈を傍に二人寄り添った。
     やがて『水の呼吸』の使い手だった青年は黄泉へと旅立ち、『風の呼吸』の使い手だった青年は、愛する伴侶を失ったさみしさに耐え、来世で再び出逢うことを願い、己の寿命をまっとうした。

     ただ一つ遺された洋燈は、その後、縁に呼ばれたか、生まれ変わった『水の呼吸』の使い手だった少年の手に渡った。
    その少年の名前は、冨岡義勇。
    骨董好きで、幼い頃から出入りしていた骨董屋にて、ある日この洋燈と巡り合った。
     けれど、義勇はなにも覚えていなかった。『風の呼吸』の使い手のことも、鬼を倒したことも‥‥

     『風の呼吸』の使い手であった青年は、義勇よりも早くに生まれ変わった。今は、私立キメツ学園高等部で数学教師として働いている。
    彼の名前は、不死川実弥。
     ある日すべてを思い出し、伴侶である義勇を探すことに尽力するが、手を尽くしても見つけられなかった。
     探し求めた義勇と再開したのは、実弥が務める私学の入学式の朝だった。
     己は教師、義勇は生徒。
    思いを告げることもままならない。その現実は、実弥にとって苦しいことであったが、彼は義勇を見守り、いつか記憶を思い出すことを願い待つのだと‥そう決めた。

     賑やかにも穏やかな一年目が終わり、義勇は二学年へと進学する。実弥と共に過ごすうち、自分の胸の内を満たし始めた感情が、どのようなものであるかを知りはじめた彼は、とあるハロウィンパーティに参加するが‥‥


    【登場人物 紹介】
    不死川実弥
    キメツ学園高等部 数学担当教師。
    義勇が所属する茶道同好会顧問。
    弟 玄弥が高等部在籍中。本作で二年生。

    家族は、父、母、弟四人、妹二人。
    父は前世とは異なり、子煩悩。そのため、安心して実家を出ることができ、実弥は一人暮らし中。

    前世では、鬼殺隊 最高位の剣士の一人 風柱。
    同じく鬼殺隊 水柱冨岡義勇と恋仲になるが、最終決戦後、自分の気持ちを整理するために一度旅に出てしまう。
    帰京後は義勇と共に暮らし、彼を生涯の伴侶とした。
    早逝した義勇のため、月命日には彼が遺した洋燈を灯し、陰膳に彼の好物であった鮭大根を拵え続けた。
    最終戦で右手の指を二本失うが、器用に家事を行う。右腕を失った義勇の世話も、ほぼ実弥が行っていた。

    今世では、小学校低学年の時に事故に遭い、そこから徐々に前世の記憶を取り戻していく。
    中学生の頃から、宇髄天元、悲鳴嶼行冥、伊黒小芭内‥とかつての柱たちと再会。彼らはみな記憶を持っており、義勇にも早く再会できることを期待して探すが、大学を卒業しても叶わず。
    数学教師となってから、入学生の中に義勇がいることを知り、入学式の朝にやっと再会した。

    自分とは違い、義勇が前世の記憶を思い出していないこと、教師と生徒という立場から、義勇が卒業するまでは思いを告げずに彼を見守り続けることを決意。

    時折義勇が見せる、彼の中に眠る『かつての義勇』の片鱗に心を痛めることも多いが、義勇を傷つけることはしないと決めている。


    冨岡義勇
    キメツ学園高等部 二年
    茶道同好会、ビオトープ同好会に所属

    家族は、父、母、姉。
    家族と共に穏やかに暮らしている。姉 蔦子とは歳が離れていることもあり、蔦子は義勇をとても可愛がっている。
    憂いなく伸びやかに育った義勇は、少し控えめな明るく優しい性格の持ち主。ただし、頑固な一面も。
    幼少期から骨董に興味を持っており、家の近くにある骨董屋によく顔を出している。

    前世では、鬼殺隊 水柱。
    鬼殺隊の頃から実弥と互いに思いを寄せ合っていたが、それを口にすることがなかなかできずにいた。
    最終戦で右腕を失う。蝶屋敷での療養後、旅に出てしまった実弥を、自身の屋敷で一人きりで待ち続けていた。その間は、かつての仲間や元隠たちが足繁く義勇の元に通い、あれこれと世話を焼いていた。
    彼が生涯大事にした洋燈は、この期間に入手したもの。
    「洋燈を灯すのを、不死川に手伝ってほしい」と旅先の実弥に葉書を送ったことがある。
    旅から実弥が帰った後は、彼と同居。亡くなるまで共に暮らし「自分が先立っても、命数が尽きるまで生きること」を実弥に約束させた。

    今世では、とある約束から実弥と同年代で生まれずに、竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、不死川玄弥と同学年として生まれた。
    実弥やほかの柱とは異なり、義勇、炭治郎、善逸、玄弥は前世の記憶を思い出していない。

    実弥に再会してから、彼に心惹かれおり、その感情がどのようなものかを知りはじめているところ。
    時々、実弥をはじめとした教師たちが、自分を通して、別の『冨岡義勇』を見ていると感じることがある。


    宇髄天元
    キメツ学園高等部 美術担当教師。
    前世では、鬼殺隊 音柱。

    上弦と呼ばれた鬼との戦いで、左目と左手首を失い、柱を引退。
    最終戦後、義勇、実弥の二人暮らしを見守り、彼らを見送った。
    義勇の遺した洋燈を実弥から譲り受け、保管していた人物。

    前世の二人が互いに思い合う姿を見守っていたので、今世での義勇探しに熱心であった。
    今も、教師と生徒という立場の二人を見守っている。


    伊黒小芭内
    キメツ学園高等部 化学担当教師。
    ビオトープ同好会顧問
    前世では、鬼殺隊 蛇柱。
    最終戦において死去。

    今世では、実弥の中学校時代からの友人。実弥と再会し、前世の記憶を思い出した。
    元恋柱、美術大学生 甘露寺蜜璃とお付き合い中。彼女も記憶を思い出している。

    顧問担当のビオトープ同好会では、義勇、炭治郎、善逸、伊之助、玄弥を指導しつつ、実弥と義勇を宇髄たちと共に見守る。


    煉獄杏寿郎
    キメツ学園高等部 歴史担当教師。
    中等部に弟千寿郎がいる。
    前世では、鬼殺隊 炎柱。
    上弦と呼ばれた鬼との戦いで死去。

    今世では、宇髄たちと共に、実弥と義勇を見守っている。


    甘露寺蜜璃
    キメツ学園高等部の卒業生。現在、美術大学生。
    前世では、鬼殺隊 恋柱。
    最終戦にて死去。

    伊黒と将来を約束しており、お付き合い中。
    義勇の先輩にあたり、おしゃべりをする仲。
    今回、義勇からハロウィンパーティーに誘われる。



    悲鳴嶼行冥 ※今回のお話には未登場
    キメツ学園高等部 公民担当教師。
    前世では、鬼殺隊 岩柱。
    最終戦において死去。

    今世では、義勇たちが一年生のときのクラス担任。
    実弥と義勇を宇髄たちと共に見守っている。


    胡蝶カナエ ※今回のお話には未登場
    キメツ学園高等部 生物担当教師。
    前世では、鬼殺隊 花柱。
    上弦と呼ばれた鬼との戦いで死去。

    今世では、実弥と義勇を宇髄たちと共に見守っている。

    作品未登場だが、妹しのぶが高等部に在籍していた。前世では、姉カナエ亡き後、蟲柱を務め、姉の仇を討って死去。 


    竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、不死川玄弥
    義勇の同級生で友だちたち。五人揃って、先生に叱られることもしばしば。

    炭治郎、善逸、伊之助、義勇はビオトープ同好会所属。玄弥は、射撃部所属だが、ビオトープ同好会に巻き込まれがち。

    全員、前世では鬼殺隊の剣士であったが、伊之助以外は思い出していない。

    今回も義勇と共に、ハロウィンパーティに参加する。


    骨董屋の主人
    義勇が幼い頃から親しんでいる骨董屋の主人。店の看板には、鴉の絵が描かれている。
    この店で、義勇は『冨岡義勇の形見の洋燈』を見つけた。義勇が、お小遣いを貯めて洋燈を手に入れるまで、待っていてくれた。


    釦屋の女主人
    神社で開催された骨董市で、義勇が出会ったアンティーク釦などを商う釦屋の女主人。
    義勇に予言めいた忠告をしたりする。
    今回、彼女主催でのハロウィンパーティーが開かれることになり、義勇も招待され‥‥











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