ミュズ設定【娯楽機】
Amusement
ミューズ・メアント・トリプルセブン
muse・meAnt-777-
【同型機】《行方不明》
Attractions
クトラ・ショアンズ・トリプルワン
cttra・tioAns-111-
鳥の羽腕に犬獣人の頭に巻き角に太い尾と尾羽を持つ桃色体毛の獣人。賑やかで装飾華美のフレアスカート。
とても大きな分厚い三角耳に長い髪、緑の目、羊の巻き角、全体的に薄桃色の体毛を持つ犬にも似た種族に見える。
両手は翼とキューティクルに覆われた鳥足に似た三本指の手を持ち、鳥の様相を持つ。
先端に尾羽に似た形状を持つ長く太い尻尾、鳥の関節を持つ足等、実在の生物が混ぜ合わされたモチーフを持つ。
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巨大魔資源隕石エル・エス(L.S:Last Supper)の接近により
発展した魔導機関システム世界のアミューズメントロボ第777号。
来たる隕石衝突の絶滅に直面した人類の三派、
[対策派]と[殺戮派]と[娯楽派]に分かれた世界においての娯楽派筆頭。
絶滅し誰も助からないが為に製造された、貪欲に娯楽を享受するための傀儡。
人類近似アンドロイド設計を施されており
飲み食いが可能でありヒトに似せた様々なオプションが備わる。
終末において同業機であるクトラ・ショアンズ・トリプルワンと共に
最大の娯楽を提供したエンターテイナーである。
娯楽を提供する者がいなければ、終末は至高のものとはならない。
既製品を貪り喰らう人類は、終わりの姿に相応しくないのだと、娯楽派は語るのだ。
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[-Story-]
ある惑星において、接近する隕石がその惑星を破壊する規模であると観測される。
惑星滅亡規模の隕石が五年後に墜落するという予想が全世界に発表された。
隕石は墜落予測より早く、多くの小隕石を伴い落とし惑星自体の生活基盤を破壊した。
だが、隕石には強大かつ今までの科学理論を破壊する資源価値があり、人類は破壊した生活基盤を再構築する。
高度な機械産業の発達により生活基盤を更に上位のものに昇華させ、人口の半数以上が機械に置き換わる程であった。
誰もが高次元の機械を行使することが可能となった世界において、人類は三派に分かれていた。
隕石対策派、終末殺戮派、娯楽享受派。
隕石対策派はこの新たな技術が隕石の墜落を食い止めるものを作り出せるのであると。
終末殺戮派は全て終わる事が確定した世界において倫理観の壊れた自由を振り上げる。
娯楽享受派はこの技術を自らが死ぬまでに至高の娯楽を浴びる為に使うべきであると。
結果のみで言えば、娯楽享受派の一人勝ちと言えるものであった。
対策派は隕石を食い止めることは出来なかった。
虐殺派は対策派との抗争を引き起こし互いに死に絶えた。
娯楽にただ浸り狂った者達だけが、最も幸せな終焉を迎えたのだ。
――――尤も、真の最後の一週間がどのようであったか。
それを知る者はもうこの世界にない。
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[-真相-]
【殺人機】
MurdererLand
ラダール・メアンド・トリプルシックス
rderrLu・Meand-666-
この世界の真の終わりは、
その娯楽派を楽しませていた第777号と、
共に娯楽を提供していた第111号しか知り得ない。
真の姿は柔らかな毛皮にて覆い可愛く着飾らせた、
殺戮派による廃棄殺人アンドロイドの複合型[キメラタイプ]シリアル666号、
殺人機ラダール・メアンド・トリプルシックス。
娯楽機クトラ・ショアンズ・トリプルワンのアミューズメントデータでマスキングし、
最期の一週間までミューズ・メアント・トリプルセブンとして何も知らず振る舞っていた。
クトラだけが殺戮派以外で真相を知る存在であったが、口封じに破壊・破棄される。
そしてクトラのデータが殺人機として再起動させる為の秘匿コードとして
殺戮派の主犯達によって分割管理されていた。
それらを段階的にミューズにインストールする為、
様々なコンタクトの手法が取られていた。
最期の娯楽として集めた人々を一週間を掛けて一人残らず虐殺し、
手足を切り落とし玩び、
命乞いをする娯楽派たちを最後に相応しい最大の苦痛と絶望に浸らせながら、
世界の滅亡を受け入れた。