過ぎゆくときを一緒に「ちょっ、晃牙、落ちつくんじゃ」
『うるせぇ〜、好きか嫌いかって俺様は聞いてんだよ』
なんだろうか、この図は。
愛しい晃牙に床に押し倒され、馬乗りになられ迫られる図。
いや、晃牙の事が好きな我輩にとっては願ってもない事なのだけれど……
「酒の力なんて嫌じゃよ〜!」
『あ?酔ってね〜!朔間しぇんぱいっ、俺様の話を聞きやがれっ』
「あ、噛んだ…かわゆいのう♪………って、そうじゃなくて薫くーん!アドニスくーん!」
UNDEADのライブ終わり、なんの縁かその日は晃牙の二十歳の誕生日で、皆でお祝いをしようと打ち上げを兼ねて我輩のマンションでお酒を開けた。
晃牙は初めてのお酒ということもあり弱い物から様子を見つつ呑ませていたつもりなのに、何故こんなにもできあがってしまっているのだろうか。
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