幸せな百合と薔薇を見守る会を結成しよう旅の途中で合流した二組のパーティ。
ポップがエイミに話がある、と二人きりに…
ポ「エイミさん聞いてくれ…なんでか分からないが、マァムとメルルが付き合うことになっちまった…」
エ「えっ? あなたはマァムと付き合ってたんじゃないの? 初めて会った時のやりとりが、どう見てもカップルそのものだったから、てっきり付き合ってるんだと思ってたわ。ほら、鼻の下伸ばしてビンタされたり…」
ポ「…付き合っていません…」
エ「そう…でも、おめでとう!」
ポ「おめ…?」
エ「だって、好きな人が幸せだと、嬉しくない?」
ポ「……」
エ「私は毎日、幸せそうにしているヒュンケルとラーハルトと一緒にいられて、幸せよ」
ポ「…エイミさんは、つえーなぁ…」
エ「そう? ああ、私はヒュンケルを好きになったときから、彼がラーハルトに執着しているのを知っていたからねー」
二人のことを心の底から祝福している失恋の先輩が眩しく見えた。おれもいつかあの境地に辿り着けるだろうか。