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    あげ(タツタアゲ)

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    あげ(タツタアゲ)

    PROGRESS草稿「花と淫売」第二話 下
    蝶よ花よ 僕の帰りが遅いのは毎度のことなので、心配する者はいなかった。ただターニャだけを除いては。寒空の下、彼女はずっと僕を待っていたようだった。
     「……大丈夫?」
     「何が」
     「聞こえたんだよ、お巡りさんって」
    これはまた噂の種になりそうだ。根掘り葉掘り、嬉々として聞いてくる連中で溢れるだろう。
     「ああ、あれね。ちょっと揉め事になりそうだったから……」
     ターニャは僕に抱き着いて、泣きそうになりながら睨みつけてきた。
     「もう、馬鹿。無茶しないで……本当に」
     「ごめん」
     そう口では言いつつも、僕は自分がいつどうやって死のうが構わないと思っていた。仮に僕が死んだとしたら、本当に悲しむ人間はターニャとロレンツォくらいではないだろうか。自分の死を悲しんでくれる人間がいるだけでも、僕は幸せなんじゃないか? ターニャはもっと一緒に過ごしたいようだったが、僕は休息を優先した。色々ありすぎて、もう気を遣う余裕がなくなっていたのだ。相部屋の皆を起こさないよう、着替えもせずに、ひっそりと寝床に潜り込んだ。疲労感はあるのに眠れなくて、寝返りを打っているうちに、紙片がポケットから出てきた。四つに折られたそれを指で広げると「日曜の十一時、モンマルトルのサクレ・クール寺院」の文字が目に入った。何を、迷っているんだ? 僕は? こんなもの、捨ててしまえばいいじゃないか。……いや、そうだ。あのお嬢さんも世界の醜い部分を知るべきだ。全てが自分の思うままになる訳がないと。赤の他人を簡単に信用するものではないと。あんたが僕を信じていようが、僕はあんたを信じていないんだ。
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    DONE初めましての方は初めまして、百瀬碧音です
    小説は初投稿です

    pixivに上げていた二次創作のものをこちらにも…!!
    現在はイベストも追えてますが、当時追えていなかの注意書きはそのまま残しておきます…!

    類司(付き合ってない)の体調不良小説です
    ※司くんめちゃくちゃ泣くしめちゃくちゃ吐くので注意
    ※イベストほぼ読めてない
    ※8割捏造

    よかったら楽しんでいってくださいね!
    【類司】新年早々、君って人は…『類…今から、その……お前の家に泊らせてもらうことって、できるだろうか……?』
    「はい?」

    そんな連絡が来たのは、年が明けてすぐのことだった。



    年末年始。子供たちは冬休みだとはしゃぎ、大人たちも子供と遊んでやれる少ない休みだから、とフェニックスワンダーランドにやってくる家族連れも多い。
    だから、僕らもショーを披露しようと休み前から計画を立てていた。

    「なんていったって客がたくさん来るんだ! 未来のスターたるこのオレが、みんなを笑顔にしないで誰がするー!?」
    「お~! いいぞー、司くーん!! みんながキラキラの笑顔に…わんだほいだね!!」
    「フフ、楽しそうだねぇ。そしたら後ろの方のお客さんにも見えるように、いつもよりも派手に爆発させて…」
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