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    gyuhi_poyo

    @gyuhi_poyo

    ドロ、女体化、にょたゆり大好き

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    gyuhi_poyo

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    嘘ドロのほんのりくらい死ねた、でも本人たちはきっと幸せ

    嘘ドロもうこの世界で生きるのがつらくてやっと死ねると思ったのに敵が自分の心臓になり生き続けて戦い続けて、そんな世界が少し楽しくなってきて、やっと太陽を見る事ができたけど太陽に弱い仮の心臓はそのまま砂となって消えて、ロくんもそのまま倒れて、2人が取り戻した世界に2人は居ないんだよ。

    朝日が登ってきた。
    「見てみろよ、太陽だぞ。ほら、本でしか見たことない、本物の…」
    「ロくん、」
    「なあ、俺も死んじまうしさ、お前実体化してくれよ。影でもいい。死ぬ時、は、好きなやつの、腕の中で、」
    「うん、痛いの、我慢できる?」
    「する、から。なぁ、消えちまう前に」
    「うん、うん…」

    「おいで、ロくん。」
    「っは、はぁっ、あ、ど…ク…」
    「見てごらん。君がとりもどした太陽だよ。ああ、あれが空の色か。綺麗だねぇ、私も初めて見たよ」
    「ド…ら、すき、……」
    「私も好きだよ。君を抱きしめながらこの生涯を終えられるなんてまるで映画みたいだ。あぁ、夜が明ける…ロくん、ほら…」

    「ああ、眩しいなあ、綺麗だなぁ、太陽の元で輝く君を見たかったなぁ。私は君と一緒に入れて、心臓になれて、しあわせだったよ。おやすみ、おやすみロくん。いつかまた、会えたら……、きみ、…と……」
    「……、…」






    「夜が明けた!走れヒナ隊長!あいつは向こうだ!」
    「分かったから落ち着け!あいつはこの世界の恩人だ!美味しいご飯とたくさんの喜びと歓声を早く届けなくては!急ぐぞ」
    「ああ!」

    瓦礫の山を越えると、そこには砂を大事そうに抱えたロが倒れていて、2度と目を覚ますことはありませんでした。


    この世界には太陽が戻り、光がひとつ消えました。


    めでたしめでたし。

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