きみとなら神無月郁「あ、雨降ってる」
水無月涙「わあ……けっこう降り強いね」
郁「これじゃ出かけるのはちょっとなあ……ごめんな、涙。せっかく、次のオフの日には一緒に遊びに行こうって約束してたのに……」
(申し訳なさそうに萎れた顔をする郁)
涙「ううん。ぼくはいっくんと一緒ならどこでも楽しいから、出かけられなくても全然大丈夫だよ。だから、そんな顔しないで?」
(心配そうに郁の顔を覗き込む涙)
郁「涙……ありがとう。俺も、涙と一緒ならどこでも楽しいよ!」
涙「えへへ……ありがとう、いっくん」
(照れた表情を浮かべる涙)
郁「じゃあ、これからどうしようか? 俺、久しぶりに涙のピアノが聴きたいな~」
涙「えっと、それならぼくは……いっくんの歌が聴きたい、な」
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