直近のネタ的な何か3?×💜
「これで最後にするから…お願い。」
そう言って雫を溜めながら諦めた目でくたりと笑う彼を拒むことなど出来なくて───
忘れるから、とは言えなかった。君が死ぬまでここ(心)にいるって分かっていたから。忘れられないって分かっていたから。言えるはずがなかった。言えなかった。でもこの想いは君の邪魔に、負担になるでしょ?だから無くすことにするよ。記憶も、僕も。
空が白み出した。朝日が登る。夜と共に僕は幕を閉じた。
💙💜
『病めるときも健やかなるときも──』
白いカーテンがふわりと舞う
「──なら、死ぬときもその先も一緒だよね…?」
カチッ
彼が愛用していた人形が光を発しながら水溜りへと落ちてゆく。刹那、広がる彼と僕以外の同期達の色
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