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    Umi

    @umiumi963

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    POIPOI 5

    Umi

    MEMO五夢、悪魔パlロ2。😎に連れてかれる最終日シーンの一部。書きたいとこだけ。
    あらすじ:お酒を盛られ、五に契約書を書き直されて、実は主が変わってしまった次の日。五が出発の日。🌸まだ気付いてない←今ココ




    「今日から五l条さんと一緒に行きなさい」
    「いやぁ、お世話になったね。ありがとうございました。ほら行くよ」
    「?なんで?」
    「○○ちゃん、元気でね」
    「??」

     この黒い男、ごlじょーに手を握られて、夫婦に見送られて家出る。頭の中はハテナでいっぱいだ。持たされたリュックの中のお菓子が揺れた。
     守護神だから性質上、わたしは主人とあまり離れられないようになっている。離れると磁石のように引き戻されるのだ。なのに契約主である夫婦と離れていってもその抑制力が働かない。何で?

     たくさん考えて後ろに戻ろうと歩みを止めようとしても、逆に強い力で手を引かれるだけ。ごlじょーさんは全く足を止めないから、長い足につられて自然に不自然なリズムの小走りになる。歩きながら後ろを振り返って、遠くなっていく夫妻を見る。待って。わたしの、あるじ。守護霊の本能的な力が働かずとも、わたしはごlじょーさんの手を振り払い、咄嗟に2人の元へ走っていた。けれど数メートルで何かが目の前に現れ、拒まれる。見えないそれは、力を込めて指で触ると見えないクッションのように柔らかく、空間が揺らぐ。なんで。
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